保育料無償化と財政の関係
【保育料第一子半額と財政の関係】
令和8年度教育福祉予算委員会が3月17日に行われました。
この日は第一子保育料半額の条例改正案について可否があり、私は財政面の厳しさを一番の理由として否決しました。総論は賛成ですが、財源の裏付けが不明確で納得できませんでした。
5月19日の上毛新聞朝刊でご覧になった方も多くいると思いますが、令和11年度に財政調整基金が0になるという試算が前橋市から発表されました。
保育料が安くなるのは子育て世帯にとってはありがたいことですが、所得が少ない世帯などは既に無償化されており、今回の拡充の対象になるのは、経済的には一定の余裕がある層に限られます。このような財政状況の中では、もっと優先すべき政策があるのではないかと感じました。
市民の方からは、「勇気を持って否決してくれてありがとう」というご意見がある一方、「なぜ保育料半額は良いことなのに議員らは否決したのか」という批判的なご意見も耳にします。多数の議員が反対した理由が十分に伝わらないまま、批判的な風潮が独り歩きしているのは嘆かわしい限りだと感じていました。
「良い政策」と「できる政策」は違います。
例えば、「あの車乗りたいな」と思っても、お金がなければ、普通車から軽自動車へ変えたり、もう少しお金をためてから買おうかと検討するのは当たり前です。
市議会でも、第一子保育料半額ではなく第二子無償化にしたら良いのではないか、他のパターンにすれば財源の圧縮や費用対効果をより期待できるのではないか、財源の裏付けなく毎年この規模の予算を出し続けられるのか。というごくごく当たり前の意見を市側に投げかけてきました。
ですが、最後まで財源の裏付け理由も乏しく、第一子というパターンを変えることがなかったので、今回予算は可決しておいて条例については納得できる財源を確保できるような再提案をしていただくまでは保留という状況になりました。
家計と同じで、市も身の丈に合った政策をしなければ、財政難になります。
そして、そのつけは、子どもたちの世代に背負わせてしまうことになるということを、忘れないで頂きたいと思います。
安定した暮らしを続けられないのでは本末転倒です。今回の財政難のニュースを見て市民の皆様は不安を抱かれたかと思いますが、保育料半額否決については多少なりともご納得いただけたかと思います。
議会はチェック機関です。
しっかり検討しているということをご理解いただき、引き続き頑張ってまいります。
長くなりましたので、私の教育福祉予算審査質問項目は、改めてご紹介します。
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