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Baby教室シオ

スナップ『おたまじゃくしと蛙の飼育』

2026.05.30 00:00

我が家には雨が降ると庭のどこからか主のカエルがひょっこり姿を現わします。その姿を見てじっと観察する事ができたら生物観察の働きかけが十分行えます。残念ながら生き物を怖がってしまう場合には生物を避けてしまう傾向があり、興味や関心が希薄になり、さまざまな面で成長のチャンスを逃しています。そうならないためにも生き物を飼うチャンスを与えた方が良いと考えています。特に変態生物は子供達の関心を引き出しやすいのでお勧めです。

今回は生徒さんが自発的におたまじゃくしの飼育を始められたという連絡をいただき、どのような学びをしているのかを解説し、理科的学びをどう伸ばしていくのかを解説してまいります。

生き物を飼うということは思いやりが育つ、責任感を持てるなどいろいろなメリットがありますが、時間的余裕がある幼少期に小学校5年生で学ぶ理科的内容を観察する事ができ体験をぜひ行って欲しいと考えます。

学習上、カエルの成長を観察するねらいは主に次のようなことです。

1、生き物の成長のしかたを理解する

オタマジャクシから後ろ足が生え、その次に前足が生え、やがて尾が無くなりカエルになる変化を通して、生き物が成長しながら姿を変えることを学びます。特にカエルは「変態」と呼ばれる大きな変化を行います。


2、命の繋がりに気付く

卵 → オタマジャクシ → カエルという流れを観察することで、命が続いていくことや生き物が生きるために必要な環境について考えることに意識が向きます。池や小川、水田などの水辺に産卵した卵はどのような状態なのか、1回に生む卵の数、産卵時期も含めて命の繋がりが環境と密接していることも学ぶでしょう。


3、観察する力を育てる

 毎日の変化を比べたり、気づいたことを記録したりすることでよく見て考える力が育ちます。観察するは小さな変化や違いに気付き、考える力で「なぜ変わったのか」「次はどうなるのか」と予想したり理由を考えたりする力が身につき、日記を書く表現することで見つけたことを言葉・絵・記録でまとめる力が育ちます。そして何より次に繋がる力として興味・関心が生まれ、自然や生き物への好奇心が高まり、自分から学ぼうとする気持ちに繋がると考えています。


4、理科学びを深めるきっかけになる

成長によって体のつくりや生活のしかたが変わることを理解することが大きな目的です。おたまじゃくしの頃は水の中でえら呼吸をし、カエルになると陸に上がり肺呼吸に変わるなど学習のねらいを抑える事ができます。またなぜカエルの目は大きいのか、前足と後ろ足の湯の数の違いや吸盤の働きなど体の仕組みや生活環境に必要なことなど学びをいくらでも深める事ができます。

小学校5年生の理科で学習するテキスト上の単元学習で終わらせるのは本当に寂しくも貧しい学びですが、幼児期の頃から実体験でを通して図鑑や絵本も用いて学ぶことの意義は大変大きいものです。

生徒さんのように自らおたまじゃくしやカエルを飼育する環境を整え、乾燥ミミズや鰹節、葉物野菜などの餌をあげ水の管理をし成長の変化を学び、観察日記を毎日記しておられます。またどの種類のカエルなのか、大きさはどのくらいになるのか、どんな色に変わるのかなどを調べられたようで、このようなことは価値ある生きた学びです。水のにおい、おたまじゃくしやカエルの動き、鳴き声、湿度など絵本や図鑑、動画では得にくい実体験が五感を刺激し本物になります。もしかすると弱ったり死んでしまうことも含めて「命には限りがある」ことを自然に学ぶことにもなるでしょう。そうなった時のことも含めて親御さんは準備をしておくことも必要かと思います。


生徒さんは小さなカエルに名前をつけて、おたまじゃくしから1種間ほどでカエルになったことや2匹のカエルを大切に育てていること、そして昨日に教えてくれたのですが「カエルちゃんが1匹になっちゃった。もしかしたら妹のカエルがお姉ちゃんのカエルを食べちゃったのかな?それともかごから逃げ出したのかな?」と不思議な出来事を経験されたようです。真実は・・・??。

レッスンでもこの自然観察を知識上からフォローしました。ご自宅でも貸し出し物と図鑑などを使用し学びを深めてほしいと考えます。