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幻燈館

「オラン・イカン」

2026.05.25 08:50

シンガポール、インドネシア、日本、イギリスの合作ホラー

戦時中、輸送船で捕虜を日本に運ぶ船に、なぜか捕虜として乗せられていた斉藤(ディーン・フジオカ)は、上官の部屋で、見せしめ処刑のため、もう1人の外国兵と足に鎖をつけられていたが、その時、敵機の襲撃を受け、さらに潜水艦の魚雷で船は爆発するが、間一髪その寸前に、斎藤と外国人が海に飛び込む。

目覚めた斉藤は謎の島に漂着していたが、その島には得体の知れないモンスターが潜んでいた…

冒頭部分は「手錠のままの脱獄」(1958)とか「太平洋の地獄」(1968)などを連想させる展開だが、島に漂着して以降は、「プレデター」(1987)や「エイリアン2」(1986)のような雰囲気になっており、正直新味は感じられない。

流石に漂着民が2人だけでは、モンスターから襲われる人員が少ないので、途中から2人の日本兵と捕虜1人が漂着するが、あくまでもモンスターの餌食のためだけという感じ。

後は、ブロンソン(カラム・ウッドハウス)という外国兵と斉藤コンビが、どうモンスターと戦うかという展開になるのだが、次から次へと色々戦う武器と巡り合うようになっていたりと、かなりのご都合主義のB級映画と言った感じになっている。

CGIの出来は悪くないし、着ぐるみもまずまずの出来なのだが、モンスターの全身が露になってからはどう見ても着ぐるみ丸出しの動きで、東映変身ヒーローものを見ているような感じがないではない。

低予算なので仕方ないとはいえ、もう一捻り、二捻りくらいは欲しかったような気はする。

なんとなく食い足りなさが残るモンスターホラーのように思える。