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マヤ

三代目❤夢小説 『NAOTO編91』

2019.03.14 11:30

直人が足を止めた。



「そうだ!まりあ、ケーキ買っていこ」



「隆臣くんに?」



「まりあも好きなの選ぶといいよ」



二人が方向を変えケーキ屋に入ろうとした時、フードを目深に被った男が近づき、パーカーのポケットに手を入れた。



男の表情はわからないが、口元が憎しみで歪んでいる。



ポケットから何かを取り出そうとした時、更に長身の男が近づいてきて直人に声を掛けた。



「直人」



「直己!どうしたの?」



若い男はポケットから手を出し、「ちっ…」と舌打ちをして人混みの中に消えていった。



「ちょっと気になってな。臣のマンションに行くところだ」



「ひょっとして、俺のこと?」



「ああ…」



「SWAYが妙なこと言うもんだから」



「え?なんか怖いな」



「取り敢えずケーキ買って臣ん家行ってから聞かせてよ」



「そうだな。あ!こんばんは」



直己がまりあに軽く会釈した。



「こんばんは」



まりあもぴょこんと頭を下げた。



「直己がいたら鬼に金棒だから」



「本当に、心強いね」



「直己、明日仕事あんの?」



「ああ、朝からびっちりな」



「え?使えないな」



「何かあるのか?」



「うそうそ!俺一人で充分だ」



「何のことか知らんが、困ったことがあれば、いつでも連絡よこせ」



「すぐに駆けつけるから」



「ん、ありがとね!直己」



「お二人、ほんと仲いいんですね。羨ましい…」



「嫉妬の対象にはしないでね、先生」



「直己と俺の仲の良さに、まりあが嫉妬?ないない!」



「だってさ」



「わかりませんよ」



まりあは直人の手を取り、薄く笑った。




つづく