【物 流】札幌通運 北海道内で定温物流体制を強化
ロジネットジャパン連結子会社の札幌通運は、事業エリアである北海道内で、一定の温度を保ちながら商品を保管・輸送する「定温物流」体制を強化する。
2025年は全国で夏の平均気温が統計開始以来最も高くなり、記録的な猛暑となった。また北海道においても夏(6~8月)の平均気温が歴代1位の高温になったほか、北見市ではシーズンの最高気温が39.0℃を記録するなど、従来は冷涼とされてきた道内でも高温環境への対応が物流現場の課題となっている。気象庁の発表では、今年も平年を上回る高い気温となることが予想されている。
札幌通運は2026年度より、厳しさを増す気候変動と多様化する顧客ニーズに対応するため、全道で定温輸送対応車両を増車するとともに、札幌圏の主力倉庫の定温化対応を強化し、気候環境に最適化した物流サービスを拡充する。
今回の取り組みでは、10-20度帯を維持する定温輸送対応車両を全道で増車する。トレーラー12台、トラック37台の計49台を導入した。札幌と道内各拠点を結ぶ幹線輸送や地域配送網で活用し、安定した温度帯での輸送体制を構築する。
また札幌市厚別区の「大谷地流通業務団地」に位置する「大谷地倉庫」の定温対応エリアを拡張する。対象面積は5200坪。同倉庫はJRコンテナ基地や道央自動車道、札樽自動車道へのアクセスに優れ、道内幹線輸送の起点拠点として機能している。札幌圏の主力倉庫の定温化を進めることで、本州から北海道への定温輸送との接続強化も図る。
ロジネットジャパンは、北海道から沖縄までを網羅する全国ネットワークと、陸・海・空の様々な輸送手段を活用した物流サービスを「LNJEX」を展開している。今後は北海道エリアにおける定温化対応の強化を皮切りに、全国でこの取り組みを拡大する。気候変動の進行や顧客ニーズに最適な物流インフラの整備とサービスの提供によりLNJEXの拡大と、安全・高品質な物流体制の強化を進める。
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