【見どころ!】梅津奨利 vs. 栗原慶太
6月6日(土)後楽園ホール
日本バンタム級タイトルマッチ
王者 梅津奨利(三谷大和S)
vs.
挑戦者・栗原慶太(KODLAB)
梅津=1998年5月31日、千葉県出身の28歳。右ボクサーファイター型。戦績:17戦13勝(9KO)1敗3分
栗原=1993年1月10日、東京都出身の33歳。右ボクサーファイター型。戦績:30戦20勝(17KO)9敗1分
KO決着濃厚のパンチャー同士の対決
昨年10月に日本バンタム級王座を獲得した梅津が、東洋太平洋バンタム級王座を4度獲得した実績を持つ元世界ランカーの栗原を迎えて2度目の防衛戦に臨む。ともにパンチ力に自信を持っているだけにKO決着が濃厚だ。
梅津は2020年8月にプロデビューし、6連続KO勝ちで全日本新人王を獲得。2023年8月に8回判定負けを喫したが、その後は5戦3勝(2KO)2分の戦績を残している。8ヵ月前、王座決定戦で大橋哲朗(真正)に4回TKO勝ちを収めて現在の王座を獲得した。今年2月の初防衛戦では元王者の富施郁哉(ワタナベ)に苦戦。三者三様のドローで辛うじてベルトを守った。破壊力のある左右フックとアッパーが主武器で、前戦は最良の結果ではなかったものの初めて10回をフルに戦い切って経験値を上げている。
かつて世界ランクの常連だった元東洋太平洋王者の栗原は15年のプロキャリアを持つベテランで、勝てば初の日本王座獲得となる。井上拓真(大橋)、小國以載(角海老宝石)、フロイラン・サルダール(フィリピン)、ケネス・ラバー(フィリピン)ら世界トップ選手との対戦経験が豊富で、右を中心にパンチ力に定評がある。反面、9敗のうち6度がKO(TKO)によるもので、防御に課題を抱えている。昨年3月にラバーに1回TKO負けを喫したあと9月の再起戦で5回KO勝ちを収めたが、これも右一発の逆転KOだった。
まずは、どちらが序盤でプレッシャーをかける展開に持ち込むかという点に注目したい。梅津は細かく動きながら出入りして主導権掌握を狙うだろうし、長身の栗原は右強打をちらつかせつつ正面から追い立てたいところ。歯車が噛み合った瞬間に勝負が決する可能性が高いだけに、一瞬たりとも目が離せない試合になりそうだ。(原功)