コベルコ神戸スティーラーズ、悲願の決勝進出
2026年5月30日、秩父宮ラグビー場にてNTTジャパンラグビー リーグワン2025-26プレーオフトーナメント準決勝が行われ、コベルコ神戸スティーラーズが東京サントリーサンゴリアスを69対23で下し、初の決勝進出を決めた。前半を24対16で折り返すと、後半には45点を奪う猛攻を見せ、計11トライを挙げる圧勝だった。
レタリック選手は序盤の展開について、自分たちの意図を形にするまでに時間を要したと率直に認め、精度の問題やブレイクダウンの攻防で後手を踏み、サントリーに主導権を渡す瞬間があったことを明かした。しかし後半は一変する。「後半に関しては本当に素晴らしいパフォーマンスができた」と振り返り、ディフェンスからアタックへの切り替えが機能した点を評価。猛暑の中でもフィットネスレベルを維持し、「相手からしたらついてくるのが難しい状況まで持ってきた」と語った。ベンチメンバーの貢献も含め、チームのパフォーマンスに「非常にハッピー」と満足感を示した。
レニーヘッドコーチはハーフタイムでの修正として、規律の見直しとボールコントロールの徹底を指示したと明かし、それが後半にそのまま実行されたと語った。前半については精度の課題を指摘しつつ、サントリーのフィジカルは想定内であり、やるべきことを修正すれば自分たちのゲームができると確信していたと述べた。
チームの強みについてレタリック選手は、フィールドに立つ選手全員が脅威になっている点を挙げ、常にアタッキングマインドセットを持ち続けたことがチームとして一貫していたと説明した。レニーヘッドコーチはフィットネスへの自信は今シーズンだけのものではないと語り、成功の要因はその上に積み上げた精度の向上にあると分析。相手が意図的にテンポを落としにくる中でエラーを減らせたことが、今シーズンうまくいっている理由だと述べた。若手選手については「これからの神戸の顔になっていく選手たちだ」と期待を寄せ、経験豊富な選手との良いバランスがチームに生まれていると説明した。
決勝に向けては練習量を増やすのではなく、やるべきことを整理しコンディションを最大の状態で臨む方針を示した。「優勝トロフィーを掲げられるかもしれない。それだけで十分なモチベーションだ」と語り、来週も全員がハングリーに戦う姿を見せると力強く宣言した。
取材:Tomoyuki Nishiakawa / SportsPressJP