月の光

以前買ったFrance musique のラジオ番組のDebussy シリーズのCDを聞いています。

“月の光”を勉強中なので...

この曲はDebussy の若い頃の作品です。

彼はベルレーヌやマラルメと言った詩人の作品が大好きでその詩に曲を付けたり、同じように詩が大好きな作曲家フォーレの影響をバッチリ受けています。

それまでのドビュッシーは、なかなかいい曲が書けなかったのですが、“月の光”や“ノクターン”あたりからドビュッシーらしい響きが生まれてきます。

ドビュッシーはグリーグは余り好きでなかったのですが、グリーグの影響は大いに受けています。

番組では、ノクターンが出てきましたが、ショパンの影響は大きくて、ドビュッシーのノクターンはショパン ＋ フォーレ のように聞こえます。

グリーグの抒情小曲集op54-4もやはりショパンやドビュッシーの雰囲気が漂っています。

作曲家は繋がっているし、ドビュッシーが、作曲家として独り立ちするまでの苦労をあれこれ想像してしまいます。