Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Bellydance Najm Fukuoka

断捨離〜なりたい未来を構築する

2026.05.31 12:08

ここ3日間ほど、断捨離をしている。


本を読んだことがきっかけで(カレン・キングストン著 田村明子 訳

【ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門】)自分の持ち物や

住空間と向き合わなければいけないと感じ、

やっと重い腰を上げることができた。


私の断捨離熱は、数年おきにやってくる。

けれどここ最近はなかなか思うように進まず、

物にあふれ、乱雑になった部屋の中で、

表面だけを整えるような小手先の片づけを繰り返す日々が続いていた。


昨年の秋から始まったマンションの外壁改修工事も、その一因だったと思う。

建物全体が布に覆われ、窓はビニールで目張りされ、ベランダも使えない。

本来外に置いていた植木やプランター、ゴミ箱を

すべて室内で管理しなければならず、部屋の中はさらに雑然としていった。


葉は散り、土はこぼれ、それをシートやタオルでしのぐ。

窓は開けられず、換気もできない。後半は騒音も加わり、

落ち着く場所がどこにもなかった。


その頃はエストニア渡航の準備も重なり、

コンペの練習や不安も抱えながら、心は常に擦り減っていたと思う。


工事が終わり、ベランダが使えるようになっても、

すぐに片づけに取りかかることはできなかった。

錆びたスチールラックやガラクタがベランダに残り、

それがあることにも慣れてしまい、気力が湧かなかった。


毎日「片づけなければ」と思いながらも、体調や気分を理由に動けない日が続いた。

けれど今回、もうこれ以上引き延ばすことはできないと決めた。


最初に手をつけたのは、引き出しの中の書類だった。

紙類は比較的手放しやすい。掃除用に取っておいたフリーペーパーは

必要最小限だけ残し、古い年賀状や手紙、メモ類を処分した。

そこから徐々に範囲を広げていく。使わなくなった資料やファイル、

クリアファイル、古い手帳、ショップカード。


次に衣類。破れてはいないけれど、見栄えが悪くなった靴下や下着、

Tシャツやニット。「まだ使える」ではなく、「気持ちよく使えるか」で判断して手放した。


キッチンにも手を伸ばす。増えがちな保存容器は数を絞り、使いにくい皿や、

先の削れた菜箸も処分する。引き出しの奥には、もう使わないものが意外と潜んでいる。


そうして少しずつ進めていくうちに、断捨離に拍車がかかり、

気づけば「何か不要なものはないか」と部屋の中を探し回るようになっていた。


この時点で、すでに45リットルのゴミ袋が2つ分。


そして次に目を向けたのが、本棚だった。

ぎっしりと詰まった本の中から、「もう二度は読まないだろう」と思うものを選び出す。


フリマアプリにも出品していたけれど、売れるまでに時間がかかる。

ずっと売れない本もある。それならば、今すぐこの空間を軽くしたい、

その気持ちの方が強くなった。

持ち込みの買取は手間も時間もかかる。

そう考えて選んだのが、集荷サービスのある買取だった。


段ボールに本を詰め、QRコードを読み取り、申し込みをする。着払いで送れる。

査定額はきっと高くはない。それでも構わない。


一箱分の本が、一気に部屋から消える。その軽さの方が、ずっと価値があると思った。

本の次に目を向けたのは、靴だった。

足になじみ、とても履きやすいスニーカー。

気に入っていて、同じデザインを何度もリピートしているものだ。


けれど、かかとは擦り減り、履き込んだ分だけ全体にくたりとした印象もある。

履き心地だけを考えれば、まだ十分使える。

けれど見た目には、やはり“少し疲れている”感じが否めなかった。

しばらく迷ったあと、私はこの断捨離の流れに身を任せて、手放すことにした。


続いて、シーズンを終えて箱にしまっていたムートンブーツ。

これも長年履き慣れた一足で、同じようにかかとが擦り減っている。

迷いはあったけれど、スニーカーと同じタイミングで手放すことにした。


断捨離は、ただ物を捨てる作業ではない。


その物と過ごしてきた時間を、一つひとつ思い返し、

自分との関係を見つめ直す作業でもある。

だからこそ、取りかかるまでに気持ちが重くなることもあるし、

判断のたびに、小さな痛みのようなものを感じることもある。


けれど一度流れに乗ると、これからの自分にふさわしいものだけを残していくことが、

次第に心地よく感じられるようになっていく。


そして、昨日の最後に手をつけたのは、アクセサリーボックスだった。

ずいぶん前に買った、ティファニーのシルバー製のクロスのペンダント。

長い間放置していたせいで、錆びて緑がかり、表面はざらつき、

とても身につけられる状態ではなかった。

そのままゴミ箱に放り込もうとした、その瞬間。

ふと思い立ち、セスキソーダにつけてみることにした。

何度か磨いては浸け、また磨いては浸ける。

最初はびくともしなかった錆びと腐食。

けれど三度目に浸けたとき、水が青く変わった。

取り出して洗ってみると、シルバーは少しずつ輝きを取り戻し、

かつて愛用していた頃に近い状態に戻っていた。

捨てようとしていたペンダントを、私は残した。

そして今日、それを身につけている。


断捨離は、ただ物を減らす作業ではない。

手放すものを選ぶと同時に、もう一度向き合い、手をかけ、

残すものを選び直す作業でもある。


私の断捨離は、まだ続く。

これからが本番だ。


クローゼット2つ分の不要物を見直し、手放していかなければならない。

6月の誕生日までに、ミニマルで心地よい暮らしを手に入れたいと、心から思っている。

すべてを手放すのではなく、本当に必要なものだけを、もう一度自分の手に取り戻していく。

断捨離とは、過去と現在の自分の在り方を見つめ直し、なりたい未来を再構築する作業だ。


執着を捨て、厳選したモノたちを残し、清潔で快適な空間を作る事でもある。

結果、それは自分や家族を大切にする事でもある。


note記事 2026年4月26日より