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Fashion Source / Hitomi’s Log

【Etsy】 スクーターに乗るモックアップを思いつく。

2026.06.01 22:00

独立21年目の初日、祖母のお墓参りへ行きました。

「独立20周年のお礼」という目的で。

気温30度近い東京でしたが、墓石の岩盤浴にはならない程度でよかったです。(笑)


21年目の初日も、私はEtsyのショップ画面を眺めていました。

クリックされたかな。

お気に入りは増えたかな。

毎日、それだけ確認しています。


優雅なアートショップ運営の裏側は、意外と地味です。

きちんと運営し始めて半年。

私はずっと、バッグのモックアップを改善し続けています。


最初は世界観づくりを楽しんでいました。

でもいつの間にか、「両面デザインです」と説明する画像ばかり作るようになっていた。


ふと気づきました。

説明しすぎているのではないか、と。


人は説明より先に、

「なんか好き」

で動くことがある。


説明っぽいモックアップの反応は薄かった。

だから思い切って変えました。


1枚目の画像を、バッグそのものではなく、人が持っている写真に。

パリの街角。ボーダーのニット。スカーフ。クリムトのバッグ。

少し、ライフスタイル寄りに。


でも数時間経っても、反応はありません。

もちろんアメリカは夜中です。


数時間で判断するのは早すぎる。

わかっています。

それでも人間というのは面白いもので、結果が出ないとつい、次の仮説を考え始めます。(笑)


AIと一緒に、別の可能性を探し始めました。

パリ。ライフスタイル。クリムト。世界観。


そういえば——

『Emily in Paris』。

スクーターに乗ったエミリーが、肩にモナリザエコバッグを掛けていた。


それを思い出したとき、ふと頭に浮かびました。


「スクーターに乗った女性が、

このクリムトバッグを肩にかけて、

パリの街角を走っている。」


私はそのまま、AIに入力しました。

本当に、それだけです。


すると数秒後。

クリムトのバッグを肩にかけたパリジェンヌが、スクーターでエッフェル塔の前を走っていました。

正直、笑いました。


すごいプロンプトを書いたわけではありません。

でも、なぜそのアイデアが出てきたのか、少し考えてみました。


価値があったのは、プロンプトではなかった。

その前にやっていた、観察でした。


クリックされない。変えてみよう。まだ反応がない。もっと変えてみよう。

ウィーン。ホテルラウンジ。パリの街角。ライフスタイル。


何時間も試行錯誤していたから、最後にあのアイデアが出てきた。


AIは画像を作りました。

でも「クリムトをベスパに乗せよう」と言い出したのは、私でした。


多くの人は、すごいプロンプトを探しています。

でも本当に価値があるのは、プロンプトを書くことではなく、何を試したいのかを思いつくこと、なのかもしれません。


知識は学べば手に入る。

でも知恵は、人生を通らないと手に入らない。


独立20周年の記事でそんなことを書きました。

その翌日、私はAIと一緒に、クリムトのバッグを持ったパリジェンヌをスクーターに乗せていました。


人生というのは、本当に予想外の方向から、学びを連れてくるものです。

ちゃんとヘルメット被せました。(笑)

そして、Shopのバナーへ爆誕。

もう、映画のようです。(笑)

👜 Art-T & Things @Etsy