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「手放す決心が付かない!」そんなときは…

2026.06.02 14:20

ある団体様からご依頼を受けて、片付け講座をさせていただきました。



すごくリアクションがいい、明るいマダムたち。



女性が元気だと活気があっていいですね〜。



最後の質問コーナーのお話です。



質問者様の高齢のお母様が、蚊帳(かや)を入れるカバーを買ってきてほしいと言われたそうです。



自分としては、処分したいのだけれど⋯とのことでした。



聞いてみると、自分が子供の頃のもので、、それ以来使っていないとのこと。



半世紀以上前ですね(笑)



『となりのトトロ』で、サツキとメイが夜寝るときに使っていたのを思い出します。



昔の造りの物は丈夫で長持ちするなぁと、そのとき密かに感心してしまったのですが、それは置いといて⋯。



きっとその蚊帳はお母様にとって、思い入れが強いものだったのかもしれませんね。



その頃のことを思い出す代物なのでしょう。



強引に説得しようとすると、余計に意固地になりかねないので、取っておく方向で進めましょうと回答しました。



恐らくですが、お母様は蚊帳を使う時が来なくても、それが存在してさえいれば、気持ち的に穏やかでいられるのだと思います。



お母様にとっての蚊帳の存在意義はそこに在るということ。



とってはおくけれど、もう使わないという前提で収納しておきます。

(これはお母様本人には内緒)



だから、奥の方にしまい込んでも大丈夫。



お母様には、「捨ててはいないよ。ここにあるからね」と、伝えます。



こうやって、家族やお子さんが荷物の内容や場所を把握してまとめておけば、もしものときにも速やかに片付けを進めることができます。


お母様には、蚊帳以外のもっと手放しやすそうな物から片付けをおすすめしたらどうでしょう、とお伝えしました。



生まれ育った環境を考えると、手放すことが苦痛に感じる世代なのかもしれません。



無理強いして険悪になるのは避けたいものです。



今できることは、いつかのために整えておくこと。



講座では、「未来の自分を助ける準備と思って、今から片付けに取り組んでいきましょう」と締めくくりました。



身のまわりを必要な物だけで過ごす心地良さを知っている私としては、片付けを始めるのに早いに越したことはないと思っています。



早く片付ければ、快適な暮らしがその分早く手に入ります。



後回しにするなんてもったいない。



しかし、片付け(断捨離)を進めていくうちに、どうしても手放す決心がつかない物が出てきて、手が止まってしまうことがあります。



そんな時には「保留」というかたちを、おすすめしています。



「保留」にすることで、手放さなければならないというプレッシャーから解放されて、片付けが進む場合があるので。



保留にする場合の注意点としては、ただそのままそこに放置するのではなく、一旦整理はすること。



普段使いのものとは別にして収納し直します。



手放す決心がつかない…という時点で分かることは、現在第一線で活躍しているわけではないということ。



今使っていて絶対に必要な物なら、迷うことはありません。



だから、曖昧な物は一旦日常の場から退出してもらいます。



段ボール箱などに入れて、外側に内容と日付を記入し、押入れや空き部屋などのスペースに置いておきます。



あくまでも保留なので、半年後や1年後と期間を決めて時期が来たらまた見直します。



時間が経つことで以前は手放せなかった物が、手放せるようになっていることもあります。



ただ、見直しの手間と保管しておくスペースが必要になるというデメリットを考えると、むやみに保留に回さず、どうしてもという物に限った方がいいです。



年齢とは反比例して物を減らしていくことで、安全で快適な暮らしが叶います。



これからの自分のためにぜひ片付けを始めていきましょう!