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板橋大山教会

2026年5月24日 違うままで、共に生きる

2026.05.25 03:24

ペンテコステ礼拝

メッセージ要約


はじめに

ペンテコステ(聖霊降臨日)は、イースターから50日目に聖霊が弟子たちにくだり、教会が誕生した出来事を記念する日です。聖霊は目に見えませんが、今日の聖書は、聖霊を「人と人をつなげる神さまの力」として描いています。

私は、よく目玉焼きを作ります。卵を割ると、一つとして同じ形ではありません。人も、生まれたときから皆それぞれ違います。私たちは、それぞれ違った個性や背景を持っています。その違いがあるままで、共に生きることができる。そこに、聖霊の働きがあります。


1.風のように訪れる神さま

イエスさまが十字架に架けられたあと、弟子たちは不安と恐れの中で、一つの家に集まっていました。そのとき突然、激しい風のような音が響き、炎のような舌が現れました。

聖書において風や炎は、神さまがそこにいらっしゃるしるしです。旧約聖書では、「息」と「霊」は同じ言葉(ルアッハ)で表されます。神さまの息によって世界が造られたように、神さまの霊が弟子たちに新しい力を与えました。

現代の私たちも、戦争や分断、不安の多い時代を生きています。しかしペンテコステは、神さまが人間の世界へと入り込み、希望を与えてくださる出来事であることを教えています。


2.違う言葉で語り始めた弟子たち

聖霊に満たされた弟子たちは、さまざまな国の言葉で語り始めました。これは、違う言葉や文化を持つ人々が、その違いを失うことなく、神さまの愛によって結ばれる出来事でした。

私たちは違いを恐れがちです。しかしパウロは、「あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つです」と語ります。教会とは、年齢や性格、言葉や育った環境の違う人々が、神さまの愛によって共に生きる場所です。


3.違う人々に届いた神のことば

ペンテコステの朝、エルサレムには世界各地から巡礼者が集まっていました。弟子たちが語るさまざまな国の言葉を聞いた人々は、自分たちの故郷の言葉で神の偉大な業が語られていることに驚きました。神さまの言葉は、聞こうとする人の心に深く届きます。

しかし一方で、弟子たちを「酒に酔っている」とあざける人もいました。それでも神さまは、理解する人だけでなく、まだ理解できない人にも語りかけ続けます。教会もまた、すぐに分かり合える人だけではなく、違いを持つ人々と共に歩もうとする共同体でありたいと願います。


4.戸惑いとあざけりの中でも働く聖霊

神さまの働きは、いつの時代も歓迎されるとは限りません。イエスさまも誤解され、十字架への道を歩まれました。教会の歴史にも戸惑いや批判、苦しみがありました。

しかし、そのような中でも聖霊は働き続けました。人間の評価や理解を超えて、神さまの御心は確かに前進していきます。意見や価値観の違いが大きくなる現代社会においても、聖霊は「違う人」を結び合わせる神さまの力として働いています。


まとめ

ペンテコステの朝、神さまは人々を同じにするのではなく、違うまま結び合わせました。違う言葉、違う文化、違う背景を持ちながらも、神さまの愛によって一つにされたのです。

分断が深まりやすい現代において、教会は「違うままで、共に生きる」ことを学ぶ場所です。神さまは一人ひとりの個性や違いを大切にしながら、共に歩む道へと招いてくださいます。

このペンテコステの日、聖霊によって注がれる神さまの愛に感謝し、神を愛し隣人を愛する歩みへと新たに遣わされたいと思います。

(使徒言行録2章1~13節)