【ブラリフェス25/FESTIVAL FRUEZINHO】メデスキ&マーティンが創出する世界に導かれる。
FESTIVAL FRUEZINHO 2025
2025.06.14@立川ステージガーデン
1999年に初来日したMMW(このときは「フジロック」にPHISHが初来日したのと同じスケジュールだったので、日本での初ライブは体験していないのだけど)。オーガニックグルーヴや「TRUE PEOPLE’S CELEBRATION」などで、ロック系のジャムバンドとは確実に違う深いジャムの世界を日本に教えてくれたのがMMWのライブだった。あっという間に過ぎていく時間。我々オーディエンスは、3人の世界のなかに導かれていくような感覚。そこは居心地がいいときもあれば、妙な不快感に包まれるときもある。毒と蜜の世界。MMWとしての最後の来日になったのが2010年だった。
Wのクリス・ウッドは来日しなかったけれど、ジョン・メデスキとビリー・マーティンのふたりが一緒に日本でライブをするのは、最後のMMW以来15年ぶりとなる。魂が震える体験に間違いなくなると思って立川に向かった。
石橋英子もトータスも良かったけれど、MMのライブは自分にとってやはり別次元の時間だった。ふたりのインプロビゼーションによってライブが進んでいく。それを聞いているこちらはその音に委ねて旅をするだけ。言葉が適切ではないだろうけど、ふたりに弄ばれているような感じだ。音に合わせて躍るというのとは違って、ふたりから放射される音をしっかり受け止め、自分の様々なリズムをシンクロさせていく。それがとにかく気持ちいい。未知なる世界に連れて行ってもらったような感覚になる。
MMWは、2026年1月にアメリカで開催される「ジャムクルーズ」で久しぶりにラインナップされた。5月に韓国で開催された「ソウルジャズフェス」にも出演を果たしている。次回はMMWでの来日を熱望する。
晩秋の「FESTIVAL de FRUE」のスピンオフ企画として立川で開催されるイベントが今年で5回目を数える。アメリカ最高峰ギタリスト、マーク・リーボウ率いるバンドやウガンダのアーセナル・ミケべ、そして国内からは音楽家・岡田拓郎やGEZANの出演が決定している。中高生割のチケットも用意されている。
開催日:6月13日(火)
会場:立川ステージガーデン(東京)
出演:Marc Ribot Y Los Cubanos Postizos、Arsenal Mikebe、岡田拓郎、Sam Gendel & Sam Wilkes、Terry Riley、GEZAN、井上園子