家電の性能は上がったのに、なぜ音だけが気になるのか
2026.06.03 21:56
掃除機を買おうと思ってレビューを見てみた。
吸引力やバッテリー性能より先に目に入ったのは、「思ったより静か」という感想だった。
少し前まで家電選びは性能勝負だった。
- 吸う力が強い。
- 風量が大きい。
- 除湿能力が高い。
数字が大きいほど正義だったはず。
ところが最近は性能の比較より先に、音の話が出てくる。
その理由の一つは、多分家の中にいる時間が増えたことだと思う。
昔は、ほとんどの人が朝出勤して夜、家に帰る生活が多かった。
そして、家電は短時間だけ使うものだった。
しかし在宅勤務や動画視聴が増え、家で過ごす時間は長くなり、小さな音が気になり始める。
- サーキュレーターのモーター音。
- 空気清浄機の送風音。
- 冷蔵庫の運転音。
以前は意識しなかった音が生活の背景に入り込んできて、家電そのものより、音との付き合い方が問題になった。
性能はある程度成熟し、今では安価な家電でも十分使える。
だからこそ差になるのはその快適さ。
快適さの中で、静音性が大きな比重を占め始め、家電の進化はいよいよ無音へと突き進んでいくような気がする。