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【長岡京市ラブ♥初対談】村田製作所社長・村田恒夫さんに長岡京市に住む理由を聞いてみた!

2019.03.20 06:00

今回は、公私にわたって長岡京市にどっぷり浸かるこちらのおじさまお二人に、愛さずにはいられないまちの魅力について語り合っていただきました!

お一人は、中小路健吾長岡京市長です〜。

もうお一人は、なんと!村田製作所の代表取締役会長兼社長である村田恒夫さん!!サイト開設以来、もっともVIPなゲストをお招きしました。

村田製作所とは、身近なところではスマホやパソコン、自動車などに使われている、セラミックスをベースとした電子部品を数多く手がけているトップメーカーなんですよ〜。

その技術を結集した自転車型ロボット、ムラタセイサク君ならご存じの方も多いですよね。

実は本社を創業の地・長岡京市に構える世界的なものづくり企業なのです。聞くところによると、村田製作所グループの社員総数は約8万人!(だそうで、長岡京市の総人口とほぼ同じ!!)

お二人ともお仕事の拠点だけでなく、お住まいも長岡京市内に構えているれっきとした長岡京人なのです。

世間で話題のおっさんずラブ風に長岡京市への愛をおもいっきり打ち明けていただきました。

ここでいうところのおっさんずラブ風とは、長岡京市を愛する君に例えて、おじさま二人が君(長岡京市)への愛を秘めた想いを打ち明けることです。

フォトジェニックな君(長岡京)を撮らずにはいられない

—本日はお忙しいところお集まりいただきまして、ありがとうございます。早速、サプライズがあるそうですが…?

村田 ええ、こちらをどうぞ。(照)

私が趣味で撮り溜めた写真をこの日のために一冊にまとめた初の写真集なんですけれど…。『長岡京市の四季』というタイトル通り、四季折々の長岡京の風景を切り取っています。もちろん、非売品ですが(笑)。

-い、いきなり写真集とは、先頭打者ホームラン。でちゃいました(笑)。

中小路 うわ~すごい(嬉)。そして分厚い。地元愛、ちょっと負けそう・・・(汗)。

では、拝見しますね〜。しゃっ、社長!!プロ顔負けじゃありませんか~~~!!! 

こちらの新緑シーズンの錦水亭さん(八条ヶ池のほとりにある老舗料亭)のお写真なんて迫力があって本当に素晴らしいです。こうしたお写真はいつ頃から?

村田 12、3年前、長岡京市に住まいを移したのがきっかけなんですよ。

-長岡京に住まわれたことがきっかけで風景写真がご趣味になったとは!すごい

村田 普段、長岡天満宮の周りをよく散歩するのですが、そのあたりの自然の景色がすごく気に入りましてね。

時々、光明寺さん(紅葉)や柳谷観音さん(あじさい)などにも足を運んだりしながら、風景写真を撮るようになりました。長岡京の自然はどこを切り取っても絵になりますね。

また、先代の社長である私の兄が蝶の研究者でもあったので、市内に生息する蝶を撮ったりもしますね。

—最近ではどんな風景に心トキメキましたか?

村田 うっすらと雪が積もった朝の錦水亭さんの景色は格別でした。八条ヶ池にカワウやカモなどの鳥がたくさん来ていて、その姿を眺めるのも楽しかったです。水辺って癒やされますね。

中小路 春のキリシマツツジや秋の紅葉ももちろん素晴らしいですが、冬は冬の良さがありますね。

私もこのあいだ、犬の散歩に出た時に、西山一帯が真っ白に雪化粧しているのを見て、きれいやなぁとしみじみ思いました。

村田 出張から帰ってきて西山が見えたら、無事に帰って来ることができたんだなぁとホッとしますね。

中小路 確かに~。

—長岡京の自然を愛し、なおかつ写真も大変お上手な社長に一つご提案です。長岡京市で昨秋から実施しているインスタグラムを介したフォトコンテスト「#いいねフォトコン」に出品していただけないでしょうか?

村田 いやいや…(照)。写真集を市長に差し上げますので、それでどうかお許しください(笑)。

中小路 私も実はプレゼントを用意していまして…(ドキドキ)。長岡京の名物の詰め合わせセットです。

—こちらはフォトコンテストの賞品になっている品々ですね。いろんなお店の商品がぎっしり~。

中小路 長岡京ゆかりのガラシャをイメージして作られた日本酒や、名産のたけのこを模したお菓子など、長岡京らしいものがいろいろ入っております。

村田 結構なものをありがとうございます。見たことのあるお菓子もいくつかありますね。毎朝お抹茶をいただいているので、そのときにでも頂戴いたします。

中小路 村田社長~、機会があれば長岡京市のお土産としてまた持っていってくださいね。

君(長岡京)に癒やされると、頑張れる

—長岡京の写真集から銘品の詰め合わせまで、長岡京のアピール合戦の様相を呈してまいりました(笑)。

今度は少し別の角度から長岡京について語っていただこうかと、少し古い写真を用意しました。昭和40年〜60年代の長岡京市内を写したものです。思い出やご感想があればぜひ!

中小路 あぁ、懐かしいですね〜! そうそう、今のJR長岡京駅は神足(こうたり)駅っていう名前でしたよね。改称して20数年経ちますが、未だに「神足駅」って言いそうになります。

Cap:改装前の神足駅(昭和60年ごろ)

Cap:橋上駅となった神足駅(昭和62年)。屋根の上に輝く鴟尾(しび)がかつての都を偲ばせる

Cap:長岡京駅に名称を変更(平成7年)

村田 小学生から大学生まで隣の向日市で暮らしていたので、私も神足駅のほうがなじみ深いです。しかし改めて振り返ると、駅前を中心にずいぶんと様変わりしましたね。

Cap:神足駅西口(平成2年)。駅舎は写真左上。

中小路 駅前の再開発とともに周辺地域の宅地開発も進んで、子どもの頃の遊び場だった田んぼなどが消えてしまったのは、個人的にはちょっと寂しい気もします。

ただ、住宅や工場などができて発展した今でも、車でちょっと走れば、初夏にホタルが乱舞する川があったりして、昔ながらの良さもちゃんと残っています。

—ホタルの川というと、奥海印寺地区を流れる小泉川のことですね。過去にホタル自慢の記事をセンスナガオカキョウで発信しました。

中小路 そうです。一時期、水質悪化のために川魚やホタルの数が減少したんですけど、地元のみなさんが川の清掃などに取り組んでくださったおかげで、ホタルが復活したんです。

都市の利便性と自然の優しさが共存している、現在の長岡京を象徴する場所の一つとしてよく自慢しているんですよ。

社長も機会がありましたらぜひ、ホタル鑑賞へお出かけください。

村田 観てみたいですね〜。京都や大阪の中心地まで10分〜30分で行ける便利なまちでありながら、これだけ自然を身近に感じられるまちはそうそうないでしょう。

近所をちょっと散歩するだけでもよい気分転換になって、また頑張るぞ!と活力になります。

—利便性を活用しながらバリバリ働き、オフの時間は豊かな自然に癒される。働く大人にとって理想的なまちですね〜。家族にもやさしくなれそう(笑)。

お仕事の関係で海外生活を経験されている社長から見ても、長岡京市は住み続ける価値のあるまちでしょうか?

Cap:勝竜寺城公園

村田 ええ、もちろんです。自然に加えて、もう一つ魅力を挙げるとするなら「歴史」ではないでしょうか。

私はアメリカとドイツへ長らく赴任していた経験がありまして、特にドイツには中世都市があったりして、歴史と現代がうまくミックスされているんです。

長岡京市は細川家ゆかりの勝龍寺城など、いろいろな歴史的な遺産がありますし、まち全体に奥深さが感じられますよね。ドイツに似てるかもしれません。

中小路 よくぞ言ってくださいました! JR長岡京駅前にある本社には外国人の社員さんもたくさん来られていると思いますが、その方々もまちの歴史を感じてくださっていますかね?

村田 詳しい歴史を知らなくても、歴史がある、というのはなんとなく伝わるようですね。

歴史のあるまちで、私どものように最先端のことをやっているという両立が非常にいいとも言ってくれています。


見返りを求めず、君(長岡京)に尽くしたくなる

—オススメの歴史発見スポットはどこですか?

中小路 例えば、久貝地区にある恵解山(いげのやま)古墳公園。5世紀頃につくられた乙訓地域最大の前方後円墳なんですが、実は明智光秀が「山崎合戦」の際に本陣を置いたといわれる歴史の舞台でもあるんです。

Cap:光秀が山崎合戦の際に本陣をおいたと伝わる恵解山古墳

—さりげなく来年(2020年)の大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公ネタをぶっ込んできましたね(笑)。先ほど社長が触れた勝竜寺城公園は光秀の娘・玉のお輿入れの舞台でもありますし、今後ますます注目度が高まりそうですね。

中小路 市としては、もう少し歴史を発見しやすくするヒントを設けて「歴史を見える化」するなど、何らかの工夫をしていきたいですね。

また、勝竜寺公園でお茶でもゆっくりしていただけるように、移動販売の車両が入れるスペースをつくることも検討しています。

—大河ドラマのスタートに向けて邁進中の長岡京市を、村田製作所さんのテクノロジーが詰まったロボットの応援で後押ししていただけたら心強いなぁ……なんて。

★チアリーディング部のプロモーション映像はコチラから★

村田 ふふふ、考えておきましょう。

中小路 実現したらうれしいですけど、村田製作所さんにはすでにいろいろな地域のイベントや活動などにご支援をいただいているので、あまりワガママは言えません(笑)。

—具体的にどういった活動のご支援を?

村田 みなさんよくご存じの長岡京ガラシャ祭ですとか、長岡京文化芸術劇場のコンサート、また、若葉カップ全国小学生バドミントン大会FMおとくに企業主導型保育事業所の開園など、長岡京市におけるさまざまな行事や事業の協賛を続けております。

-2018年の第32回若葉カップ全国小学生バドミントン大会では長岡京市のバドミントンスポーツ少年団の男子が準優勝、過去最高成績だったそうですね。

試合には全国から男女96チーム、1000人以上が長岡京に集結する大規模な大会ですよね。

中小路 若葉カップに至っては、平成3年の第7回大会から30年近く継続してご協力いただいています。そうしたお力添えもあって、開催地の西山公園体育館は今や、小学生バドミントンの甲子園のような存在になっています。

村田 かつて若葉カップに出た子たちがリオ五輪で活躍したようですね。

中小路 日本代表の9人のうち、なんと7人が若葉カップ経験者でした。

村田 それはすごいですね。

—さらっと話してはりますが、す、すごい!すごいことです。若葉カップはオリンピアンの登竜門なんですね。

村田 それだけハイレベルな大会だということを、みなさんにもっと知っていただけたら、もっともっと強い選手が生まれる環境が整うのではないかと思います。

中小路 市民のみなさんも巻き込んで、若葉カップを盛り上げていかないといけませんね。その他の事業も含めて、会社ぐるみで地域を支えてくださっている社長の心意気に応えていきたいです。

—長岡京を大切に思うお気持ちを、地域貢献というかたちで表しておられるんですね。市長も負けてはいられませんね!

中小路 これからも長岡京市のために働きますよ〜! きょうのお話に関していえば、社長も慈しんでおられる自然を守るため、現在ふるさと納税を活用しながら進めている「西山再生プロジェクト」の継続と拡大。また、まちの活性化をめざして、圧倒的に不足している宿泊施設の誘致なども検討していく予定です。

村田 さまざまな地域貢献を通じて、長岡京市の知名度がもっともっと高まればいいなと思いますね。

新名物の有力候補、超レアなドイツワインで君(長岡京)の瞳に乾杯♪

—こちら、村田製作所さんの系列会社のムラタ栄興さんがドイツから輸入・販売していらっしゃるフランケンワインです!村田社長も中小路市長もワインがご趣味であるとか?

Cap:フランケンワインの価格は1400円~

中小路 はい、好きですよ。それにしても、ワインにしては珍しい形のボトルですね。ラベルもすごくおしゃれで。いわゆる、SNS映えという感じですね。

デパートとかでもフランケンワインほぼ見かけませんし、かなりレアですよね。

村田 そうなんですよね。ドイツ南部のフランケン地方で16世紀頃からつくられているワインで、当時からこのような形だったようです。

父で、創業者の村田昭がドイツに拠点工場を構える際、自社の製品を売らせてもらう代わりに、ドイツのものを何か輸入して地元に貢献しようと考えて、このフランケンワインを選び出しました。30年くらい前から輸入しています。

中小路 代々、地域貢献を大事にされているのですね。

—今回は特別に村田社長オススメをセレクトしていただきましたよ。

中小路 そうなんですか!?光栄です~(涙)。社長は結構お召し上がりになるんですか?

村田 まぁまぁ(笑)。

中小路 「まぁまぁ」と言われる方はだいたいお強いと相場が決まっていますよ(笑)。

-ちなみにフランケンワインには白と赤、合わせて20種類ほど輸入しておりまして、きょうお飲みいただくのは白の「ヴァイサーブルグンダー エアステラーゲ トロッケン」という銘柄です。あのゲーテも愛したワインなんだとか。

村田 では、いただきましょう。市長、ご発声を。

中小路 われらが愛しの長岡京に乾杯!!

村田 お味はいかがですか?

中小路 とても美味しいです~。ドイツワインは甘めのデザートワインというイメージでしたが、これはキリッとした辛口で私好みです。料理との相性もよさそうですね、芳醇なブドウの香りも本当にいい。

村田製作所さんのほうでフランケンワインとドイツ料理が楽しめるお店を市内に出してもらえませんかね〜。そうしたら私、間違いなく通います(笑)

—長岡京ならではのフランケンワイン、新名物になることを期待しています。ほろ酔いのお二人のトークも気になるところですが、今日はこのへんで。長岡京愛に満ちた楽しいお話をありがとうございました!

フランケンワインを味わってみたいという方は、ムラタ栄興さんへお電話・FAXまたはメールでご注文くださいね!

株式会社ムラタ栄興/京都府長岡京市天神2丁目26-10/TEL 075-955-5040/FAX 075-956-0785/eikosha@murata.com


最後に…

企業とまちのトップによる長岡京市♡対談。

顔合わせも豪華でしたが、語られたまちの魅力も盛りだくさんでしたね! 

長岡京で出合う何気ない風景の中に、自然や歴史、文化など、心地よい暮らしと楽しい旅のエッセンスが秘められていることを、みなさんにも知っていただけたのではないでしょうか。


株式会社村田製作所 https://www.murata.com/ja-jp

撮影場所:村田製作所 人材開発センター 食堂(長岡事業所内)

撮影:入交佐妃