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五足の靴顕彰全国短歌大会

第40回 天賞・地賞・人賞・選者賞 作品

2026.06.04 09:30

第40回記念大会では全国各地より「一般の部」293首、「高校生の部」147首、「中学生以下の部」1,129首、総計1,569首の素晴らしい短歌作品をご出詠いただきました。1月24日(土)に天草市複合施設「ここらす」で開催された短歌大会では、熊本県歌人協会顧問の橋元俊樹氏による講演会、歌人 俵万智氏によるビデオメッセージ、「コレジョの仲間」による古楽器演奏、歌会(第40回記念大会の入賞作品の発表)、および表彰式を実施しました。


一般の部

俵万智選【天賞】 ひとくちの白きごはんを運ぶ箸母と子の口ひとつにひらく

俵万智選【地賞】 米を研ぐ一日二合の米を研ぐ六十年かはらず吾は老いたり

俵万智選【人賞】 放棄田の甦りたる水田に風生れ早苗がそよそよそよぐ

【橋元俊樹賞】 吾もてるポケット四つ喜怒哀楽このごろやけに「哀」が膨らみぬ

【立石千代女賞 】 ビニールの凧北風に鳴りながらやつとあがりぬ男の子の空に

【浜名理香賞 】 旅好きな父だったねと語るたび車中は潮の香りで満ちる


高校生の部

俵万智選【天賞】 歌ったら世界が平和になるような丸い地球をここにください

俵万智選【地賞】 ミスをして俯く君にかけた声昔の自分に言いたかったこと

俵万智選【人賞】 正解に近い涙をさがすため人は歩いてゆきます 海へ

【橋元俊樹賞】    教室のロッカーの中に青春がいたはずだけど鍵が錆びてる

【立石千代女賞】 潮の香にアクセル捻る夏の道海と空との境を駆ける

【浜名理香賞】  枝垂れ木の今にも水面に触れそうな隙間で朝が微睡んでいる


中学生以下の部

俵万智選【天賞】 けんかして仲直りしたその後の気持ちはまるで紙飛行機だ

俵万智選【地賞】  待ち焦がれ屋台の灯り並ぶ時友の声する白川夜市

俵万智選【人賞】  夏祭り初めて浴衣を着て歩く小さい歩幅歩きなれない

【橋元俊樹賞】      上井手と下井手用水昔からそして水車も大津の遺産

【立石千代女賞】   翔んでゆけキーパーいない右側へ車のように加速してゆけ

【浜名理香賞】    夏休みピンポンなった誰だろう扉を開き遊びに行こう