練習曲紹介 『O salutaris Hostia』
現在練習中、奈良県合唱祭およびTICC2026の両方で演奏予定の
こちらの楽曲をご紹介します!
O salutaris Hostia(Rossini)
邦題:おお 救いのいけにえよ
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O salutaris Hostia,
quae caeli pandis ostium,
bella premunt hostilia,
da robur, fer auxilium.
おお、救いのいけにえよ、
天の門を開くもの、
敵の戦いが迫りくる、
力を与え、助けをもたらしてください。
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第55回全日本合唱コンクール(2020年度中止→2021年度開催)の課題曲G2にも採用された楽曲。
作曲のジョアキーノ・ロッシーニ(Gioachino Rossini、1792〜1868)は、『セビリアの理髪師』や『ウィリアム・テル』などの華やかなオペラで一世を風靡したイタリアの巨匠です。
彼は1829年、『ウィリアム・テル』の発表わずか37歳でオペラの世界から突然「引退」を宣言。以後、美食家・サロンの主人として悠々自適の後半生を送りました。
しかし作曲活動から一切手を引いたわけではなく、毎週土曜日に自宅サロンで演奏会を催しては、ピアノ曲・声楽曲を披露していました。それらの作品はロッシーニ自身が編纂し、自ら名付けた小作品集《老いの過ち(Péchés de vieillesse)》にまとめられており、『O salutaris Hostia』もそこに収録されている曲の一つです。
楽曲で印象的なのは、「ホモフォニックな進行」と「ドラマティックな楽曲の展開」です。冒頭は sotto voce(声をひそめて) の指示のもと、ひっそりと、しかし敬虔に歌い始められます。やがてテキストが「敵の戦いが迫りくる(bella premunt hostilia)」に差し掛かると、音楽は一気に燃え上がります。さらに曲の後半ではクレッシェンドを重ねながらダイナミクスが揺れ動き、「力を与えよ、助けをもたらせよ(da robur, fer auxilium)」という言葉が何度も繰り返され、祈りが切実さを増していきます。そして終結部は Più lento(より遅く) と指示され、静かに、しかし深く、「fer auxilium(助けをもたらせよ)」という言葉を噛みしめるように曲を閉じます。
そんな『O salutaris Hostia』を、TICC2026の自由曲として演奏します。イタリアオペラの流れを汲む楽曲ですから、一人一人の声に豊かな響きが必要。それでいて、ホモフォニックなロマン派作品として和声の精度も求められる…歌い手の技術が試される楽曲です。この夏しっかり練習して、団のさらなるレベルアップを目指していきます!
この『O salutaris Hostia』をはじめ、合唱祭・TICCで演奏する楽曲に取り組んでいます。
次回練習は、明日!
6/7(日) 13:00 〜 16:00 @ 西大寺北ふれあい会館 ※団員練
です。練習見学は常時大歓迎!当団の活動にご興味持っていただけましたら、お気軽に問い合わせ・申込みください🎵