国境なき医師団・スペシャルレクチャー
奈良県香芝市の英語・英会話教室、ECCジュニア高山台教室および、葛城市に2025年4月よりテナントにて新規開講したECC ジュニア大和新庄教室、講師の髙桒(たかくわ)です。
今日はECCジュニア生向けに行われた英語ディベート練習会に、高校生二人とともにオンラインで参加しました。
練習会はスペシャルゲスト、国境なき医師団(MSF) にて医療スタッフとして活動されている⿇酔科医・坂本 みな実さんの、シエラレオネでの活動体験も交えたレクチャーから始まりました。
そのレクチャーでお聞きしたことを、私なりにまとめましたので紹介させてください。
国境なき医師団は、<独立><中立><公平>の3つの柱を掲げ、どこにも属さず、どんなしがらみからも自由で、差別のない救命活動を世界中で行っている団体です。 団体は医者・看護師・助産師などの医療スタッフはもちろんのこと、全体の55%をも占める非医療スタッフは現地での物流や車両、人事、経理、衛生管理などなど、現地で活動するためのすべてをひっくるめて行う事ができる人材が揃っているため、団体がやりたいことをやりたい場所で行う環境が整っています。
しかし現在、紛争地域では国際法で禁じられているにもかかわらず、こうした医療活動を行う施設や救急車への攻撃が多発しています。
「なぜ命の危険を顧みずそこに向かうのか」という問いに、みな実さんは悩みながらも自分のことばで、自分が死んでいいとは決して思っていないこと、他の人の幸せなしに自分の幸せはない、だから自分に出来ることをするのだという強い意志、またガザで命を落とした医師の<最後まで残った人は、何があったかを伝えてください…私たちを忘れないで>という言葉をご紹介くださった時には、涙が溢れました。
また、「希望する国にいけるのですか?」という問いには、自分が使える言語を事前に登録しておくので、必要とされている言語が使えない場所には派遣されない、という制限はあると教えてくださいました。みな実さん自身は英語にそこまで自信がないということと、今とくにフランス語が必要な現場が増えているのでフランス語の勉強を始めたと紹介されていました。
さらに、ご自身の語学学習を振り返って、英語に関しては「あのときやっておけば良かった!」と思うことはあっても、「あの時やらなければ良かった」と思うことはない、という言葉には、自分に何が出来るのかな?と思いながらレクチャーを聞いていた身としては、ガツン、とアタマを叩かれた気がしました。
そうだ、だから私はことばを教えるのだ。
ことばはしがらみを飛び越え、思いを伝え、心をつなぐ、その大きな手段なのだ。
私なりにみな実さんのことばを受け止めつつ、願わくば生徒たちにもなにかしらの思いが胸に去来していればなと思った午後でした。