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砕け散ったプライドを拾い集めて

他の太陽系へ移住

2019.03.15 07:13

「車いすの天才科学者」として知られるスティーヴン・ホーキング博士は、全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋委縮性側索硬化症(ALS)と闘いながら独創的な宇宙論を発表し続けてきた。
しかし、その彼が遂に亡くなったことを家族の代理人が2018年3月14日に明らかにした。

それより遡る2017年6月20日付の『WIRED』UK版で掲載した「人類の未来」に関するホーキング博士のスピーチの内容を紹介しましょう。
 
博士は、「近い将来に人類が恒星間に生きる種となるか、さもなければ、『絶滅する』おそれがある」との見解を再び主張した。
「ほかの太陽系を探索すべきときが来ています。外へと広がることこそが、われわれを、われわれ自身から救う唯一の手段です。わたしは人類が地球を離れる必要があると確信します。地球に留まることは、絶滅の要因となるのです」と熱を込めて語ったのです。
彼は1960年代の宇宙旅行への「興奮を再燃させる」ための国際協力を結実させるべきとして、候補として、「アルファ・ケンタウリ」周囲の居住可能な「プロキシマb」を挙げている。

でも、どうなのでしょう?
ホモ・サピエンスは30万年くらいで、太陽系の惑星である地球の他の多くの種を絶滅に追いやり、これほどに生態系を汚してしまった種なのです。わざわざ異なる恒星の惑星に出張って行って、またそこを「汚染する」ことはいかがでしょう?絶滅するのは、そうせざるを得ない理由を内在させているものですから、絶滅すればいいのです。宇宙というスケールで見れば、ホモ・サピエンスの絶滅など瑣末な日常茶飯事に過ぎない事です。

「パンスペルミア(胚種広布説)」がいうように、「生命の種」は宇宙空間から貰ったものだったとしても、とにかく地球上で成長した「生命」です。その終焉もやはり地球上に限定して置くべきではないのかって思いますが、……博士。