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台湾いとしこいし

淡水紅毛城。

2016.03.15 05:20

今思えば、2011年の一学期、クラスメイトと仲良くなるきっかけの一つになったのが、課外活動の淡水でのボランティア清掃活動だったかもしれない。

一年生に義務付けられた課外活動のひとつだったのだが、先輩がアレンジしてくれたのが淡水でのボランティア。言ってみれば、ボランティアにかこつけた淡水観光といってもいい感じだったかもしれない。(一応きちんと清掃活動もしたけどね)

その時にみんなで行ったのが紅毛城だ。

紅毛城は、もとは17世紀にスペインが台湾を征服していた時に建築されたもので、その後、スペイン撤退後はオランダ人が、そして清朝やアメリカなど、時代ごとに使用者が変わっても、ずっと使い続けられてきた城塞だ。とくに、19世紀からはイギリスが領事館として使用しており、当時の調度品などがいまも展示されている。


以前一度来た時には時間がなく、中までじっくり見たことがなかったのだが、この日はクラスメイトと建物の中も、庭も、端から端までゆっくり見ることができた。

華やかな調度品と暖炉が素敵なダイニングなどの表向きの美しい部屋の他にも、キッチンや、囚人を閉じ込める監獄の跡などもあり、興味深かった。

庭に出るとオランダの木靴の模型があったり、昔使用されていた大砲があったりと、各時代の面影もしのばれた。


紅毛城見学がすんだら、本日の本題である清掃活動開始。

私たちは淡水河のほとりまで降りて、河沿いの遊歩道のゴミを拾いながら、MRT淡水駅までもどっていったのだった。

河沿いにはおしゃれなカフェが立ち並んでいて、駅に向かうにつれて、今度は屋台が多く出ていてとても心惹かれたのだが、ゆっくり遊ぶことはできず残念。

にゃんこも少なくない。

美人さんに出会えた。するどい目つきがイカしている。

駅に着くと、ホームの向こうには美しい夕焼け。

黄金色の黄昏に見送られながら、私たちは淡水を後にしたのだった。

紅毛城

http://www.tshs.tpc.gov.tw/

住所:新北市淡水區中正路28巷1號

電話:886-2-26231001

開館時間:室内は平日09:30-17:00、土日は18:00まで 

     4-10月の戸外は夜20:00まで

     毎月第一月曜日は休館、該当日が祝日の場合は翌日が休み 

入場無料

がぁこ訪問:2011年11月ほか