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酒場BETTAKO

BETTAKO -其の323-

2026.06.09 04:05

関東甲信越地方が梅雨入りしたおととい。
梅雨の時期らしいどんよりとした雲に覆われた
東京/6月8日月曜日、19時30分の夜を某所で。

鹿児島のとある蔵元のご夫婦から飲食を兼ねた
お誘いを受けた夜でもあり、
お疲れの中、お声を掛けて頂きありがたい夜。

ご一緒した蔵元とのキッカケは、2003年に時代が遡る。
当時、本格焼酎ブームの真っただ中にご夫婦と出会い、
もうかれこれ……23年の月日が経てど、同年代同士
山あり谷ありを経験しながら歩んできた
お互いの道のりがあるんですよね。

蔵元▶酒販店▶飲食店/消費者の販売消費流通は、
実は…2003年時代前から、この一連の流れのプロセスは
何も変わってないどころか、著しくアップデート
されてないのが実情でもあって、
長年本格焼酎を見守り続けてきた側からすれば、
酒販店と飲食店の本格焼酎に対する、世界観のロジックは、
単なるテンプレート化になっているのも現実なんですよね。

蔵元には多くのファン達が存在しています。
胸の内や実情を表向きに話せないのも現実なのです。
ご一緒に会食をしながら、何処がダメだったのか、
今後どう様にしたら本格焼酎の道筋が、多少広がるのか、
友人だからこそ、ネガティブだった部分を現場レベルで
会話を交わせた夜でもありました。

蔵元と飲食店サイドのファン達。
銘柄の推奨戦略的には、蔵元側からすれば大きな助っ人。
ただ…都内には無数に飲食店が存在します。
ビストロやカジュアルイタリアン、カジュアルフレンチや
和食や立ち飲み屋、焼き鳥屋にやきとん屋などなど……。

飲食店サイドも何が今、最も消費者が好むのかを
念頭に据えて日々営業中の看板を出してると思います。
ナチュールを含めたワインや、日本酒が現代飲食業界の
ベース酒となっているため、本格焼酎は二の次扱いの
視点営業も止むを得ないのも現実。
本格焼酎を主軸に組み立てる飲食店は極少ですが、

では飲食店の店舗において、本格焼酎という立ち位置の
お酒が、その店においてどの位の回転率で消費回転
してるのかを、本来蔵元側もデータとして取得する部分は
あると思うんですよね。
ただ単にファンなのか、それとも本格焼酎の未来を見据えた
STYLEの中で、蔵元と共に共存し合う環境が本来望
ましいですが、実情は異なる物語かもしれません。

飲食店目線からすれば飲食店の本格焼酎に対する思考は
まだまだ未熟…。ではなぜ未熟なのか、それはメーカーと、
酒販店側の大きな課題だと古くから思ってるんですよね。
興味を持ってもらう入口の扉は、開いてても、まだまだ
どう飲んだ方が良いのか、どう楽しんだら良いのかを
周知されてない部分があります。

ひとつの銘柄を、どう楽しめるのか…。
本格焼酎はいろんな角度の飲み方で、面白さのフェーズを
持ったお酒だと思っています。
デパ地下で買った総菜を、その日の夜にどう楽しむのか、
その答えを求め、Chat GPTに投げかける人もいらっしゃるかと。
ある一定の面白さをデザインできる飲食店は多く点在してますが
本格焼酎を本格的に焼酎としてクリエイティブな視点やスキルから
3次元や4次元で構成できるクリエイター飲食店は、
皆無に近いかもしれません。

今回長文となりましたが、蔵元の胸の内のヒトツを綴らせて
頂く形となりました。
お店側に今日はこう飲みたい!今日はこの総菜を買ってきたから
どんな銘柄がいい?などなど、もっともっと我儘を言ってもいい
そんな風潮になれば本格焼酎の未来は、きっと明るくなる筈…、
なんて事を私個人的に、遥か昔から思ってるんですよね。

それでは。