ブッツァーティの珠玉の二短編
2026.06.09 08:26
このたびの翻訳書『地霊どもの踊り‐怪奇幻想短編集〈近・現代編〉』にはディーノ・ブッツァーティの作品を4編収録しました
このうちの二編、「おもかげ」「とり憑かれた美女」はそれぞれストレーガ賞受賞作品集『60短篇集』と『神秘のイタリア』から選ったものです。「おもかげ」は私(幽霊と思われる)が語る恋人との思い出を哀愁たっぷりに描く掌編で、しばしばイタリアのブッツァーティファンのナンバーワンに挙げられる傑作です。「とり憑かれた美女」は聖母マリアが出現するサン・ダミアーノで作家自身が立ち会った悪魔祓いの儀式を描く生々しいルポルタージュ作品です
このほか、作家の死後に編纂された作品集『夜明けに発つ連隊』から「火星から来た外交官」と「釣り人」を選っています。ブッツァーティのそれぞれ異なった味わいの4編です