腰が痛い!その時、生徒さんが思い出したのは腹式呼吸でした 2026.06.09 09:26 先日のレッスン後、生徒さんがこんなお話をしてくださいました。「鼻水をすすった瞬間に急に腰が痛くなったんです。」その時、その生徒さんはふとレッスンでお伝えしていることを思い出したそうです。「そうだ、腹式呼吸をやってみよう。」そしてゆっくり腹式呼吸を行ったところ、腰の痛みが落ち着いていったそうです。「やっぱり腹式呼吸ってすごく大事なんですね。実感しました。ヨガに出会えた、しほ先生に出会えたことに感謝です」と嬉しそうに話してくださいました。私もそれはもう、めっちゃ嬉しくなりました。もちろん、すべての腰痛が腹式呼吸だけで改善するわけではありません。ですが、このお話はとても大切なポイントをついています。腰は、実は身体の中でも少し特殊な場所です。胸郭という大きな骨のかごと、骨盤という土台の間にあり、意外にも骨でしっかり守られている場所ではありません。だからこそ、呼吸に関わる横隔膜、お腹を支える腹横筋、骨盤底筋などが協力しながら、内側から身体を支えてくれています。特に骨盤が後ろに傾きやすい方や、お腹を引き込むクセがある方は、腰が常に引っ張られたような状態になりやすく、少しのきっかけで腰に負担が集中しやすいです。そんな時、腹式呼吸によって横隔膜がしっかり動くと、お腹の内側に自然な支えが生まれます。腰を無理に頑張らせるのではなく、身体全体で支え直すことができるのです。でも、今回私が何より嬉しかったのは、腰痛が軽くなったことだけではありません。生徒さんが、「そうだ、やってみよう。」と思い出してくれたことです。レッスンの時間は一週間のうちのほんのわずかな時間。本当に大切なのは、その時間に学んだことが日常の中で生きることです。身体に不調が起きた時、誰かに治してもらうのを待つだけではなく、「今の私にできることは何だろう」と自分の身体に意識を向けられること。その力は、一生の財産になると思っています。呼吸は特別な道具も必要ありません。いつでも、どこでも、自分のために使えるセルフケアです。もし今、肩や首が力んでいるな、腰が張っているな、なんだか呼吸が浅いな、そんな時は、ほんの少しだけお腹に手を添えて呼吸を感じてみてください。身体は私たちが思っている以上に、呼吸と深くつながっています。そして時には、その呼吸が身体を助けてくれることもあるのです。