Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

パッケージゲームを死ぬまで遊ぶログ(略称:パケログ)

パクり?引用?パーフェクトマンデー7『北斗の拳 凄絶十番勝負』

2019.03.18 01:00

ゲーム関係書籍とネットを見比べて、似ていると思った内容があれば指摘していくパーフェクトマンデー。

第7回目は『ゲームボーイクソゲー番付』に掲載されている『北斗の拳 凄絶十番勝負』を取り扱います。

ゲームボーイ クソゲー番付 (マイウェイムック)』(Amazon)


本の中身については、皆さんがすでに所有していることを前提に進めていくので、あえて引用として文章を掲載することは致しませんけど、本文を読むと大体こんな感じで文章が構成されています。


「コマンド技がなく攻撃パターンが同じキャラばかり」

「ガードがなく判定がシビア」

「誤字とおかしな英語」


さて、ここでネットを検索して一つのサイトを見つけました。


北斗の拳 凄絶十番勝負 - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ - アットウィキ


このページの「問題点」の項目をコピペして、上記の項目に色を付けてみると、このような感じになりました。

更に「評価点」から下記の文章を付け足します。


――――――――――――――――――――――――――――――

「BGMは「J-WALK」の知久光康氏が担当。」「ただしスタッフクレジットでは「J-WARK」と誤植されている。」

――――――――――――――――――――――――――――――


黄色く塗った部分に追加部分をつけ足して若干入れ替えを行うと、こんな感じになります。


――――――――――――――――――――――――――――――

「11人のキャラを出すのには無理があったのか、コンパチキャラだらけである。シン、ジャギ、ファルコ、ハン、ラオウ、カイオウの攻撃手段はオーラも含めて基本的に同じ。」「コマンド技も無い」


「ガードは存在しない。」「拳や蹴りの当たり判定は先っぽにしか無く、非常に小さい。」


「BGMは「J-WALK」の知久光康氏が担当。」「ただしスタッフクレジットでは「J-WARK」と誤植されている。」「経験値を貯めるとレベルが上がっていくが、その際「KENSHIRO IS LEVEL UP!」といった文法的におかしな表記がある。」

――――――――――――――――――――――――――――――


すでに書籍を持っている方は、ぜひ『北斗の拳 凄絶十番勝負』のページの文章と比較してみてください。

なんとなく似た文章になったと思いませんか?


「ゲームカタログ」の文章を書かれている方がこのページの原稿を書かれているのであれば問題ないんですけど、さて、この原稿を書かれたのはどなたなのでしょうか?

ゲームボーイ クソゲー番付 (マイウェイムック)』(Amazon)


奥付を見ると、「執筆・編集協力」には、「ファミコン芸人フジタ」「高樹康平」「巴里一郎」「酒缶」「ジャンヤー宇都」「小島チューリップ」とあります。


ボクが書いた原稿ではなく、フジタさんも外して問題ないと思います。

あと、QBQの編集の影響は可能性として残しておきます。




『北斗の拳 凄絶十番勝負』については、Wikipediaにゲーム単体のページが存在し、確認してみると「評価」の部分の出典として「株式会社QBQ編 『ゲームボーイクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2017年。ISBN 9784865117790 p45」と記載されていますので、そこに書いてある内容と先ほど指摘した内容を比較してみると、何が起きているか把握できると思います。


北斗の拳 - Wikipedia

ゲームの項目


そして、こういうゲーム情報ロンダリングがこっそりと少しずつ起こされていることに多くの方が早く気付くことを望んでおります。



ちなみにWikipediaにはもう一つ引用元として、QBQが関わっている「懐かしゲームボーイパーフェクトガイド」も挙げられているので、そちらも併せてご確認してみると、調査範囲が広がっていいかもしれませんね。

あちらの場合は更に文字数が少ないため、誰が書いてもそれほど差がつかなそうな感じはしますけど、奥付を見るとかなりライターがかぶっていますから。

そして、そのライター陣の大半が「懐かしパーフェクトガイド」にも参加しているわけで……。



今後も、ゲーム関係書籍とネットを見比べて、似ていると思った内容があれば、どんどん取り扱って数を増やしていこうと思っています。

パクりか引用かたまたま似てしまったか、実際のところはわかりませんけど、沢山集めることで、何が起こっているか具体的なことが見えてくるはずなので、新しい検証内容が見つかった際には月曜日に報告させていただきます。