【物 流】小田急不動産 兵庫県西宮市に同社初となる冷凍冷蔵倉庫が完成
小田急不動産が兵庫県西宮市鳴尾浜で開発を進めていた、同社初の冷凍冷蔵倉庫の「小田急不動産ロジスティクスセンター鳴尾浜コールドストレージ」が、2026年3月に完成した。
同施設は敷地面積4064平方メートル、延床面積は8008平方メートルでの鉄骨造4階建てで、阪神高速5号湾岸線「鳴尾浜」出入口より約1.1kmに立地する。大阪・神戸の両方面への交通アクセスが良好なことから、関西圏の広域配送拠点として利便性が高い。また阪神本線「甲子園」駅・JR神戸線「甲子園口」駅からアクセス可能な阪神バス「鳴尾浜南第一」停留所も目の前にあり、公共交通機関による通勤が可能であることから、労働力確保の点でも優位性がある。
温度帯は、-25℃~+5℃帯に設定可能な温度帯可変区画とし、一部+10℃~+25℃帯の区画も設ける。さらに冷凍冷蔵設備は環境への負荷が低く、高エネルギー効率によりコスト削減可能な自然冷媒を採用している。こうした設備計画に加え、環境負荷低減に配慮した総合的な取り組みにより、建築環境総合性能評価システム「CASBEE‐建築(新築)」でAランクを取得した。さらに、国土交通省が定めた「建築物の省エネ性能表示のガイドライン」に基づく第三者認証制度BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)でZEB Ready評価を取得した。主要設備は屋上に配置し、BCP対策にも配慮した。
トラックバースは12台分で、10t車または40フィートトレーラー7台、4トン車5台に対応する。垂直搬送機2基、荷物用エレベーター1基、ドックレベラー4基を備え、将来対応用としてドックレベラー2基分のスペースも確保した。耐床荷重は1平方メートルあたり1万5000N平方メートル、梁下有効天井高は5.5メートルだ。
同施設には尼高運輸が入居しており、関西圏における倉庫拠点の一つとして同施設を活用する。尼高運輸は倉庫保管・輸配送のほか、流通加工業務も手掛ける物流企業であり、兵庫県、大阪府および北海道に複数の事業拠点を展開している。
小田急不動産はこれまで日本全国で7棟の物流施設を開発しており、今後も冷凍冷蔵倉庫を含む物流施設開発を進める。また全国において開発用地の取得を進めるとともに、レジデンス、オフィス、ホテル等多様なアセットタイプに対応した開発を推進する。
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