終了しました 寿明義和ピアノリサイタル Aufschwung~飛翔~
以下、音楽評論家としてご活躍中の藤巻暢子氏の、ご厚意の講評です。
♪ シューマン:パピヨン
確固たるフォームを踏まえた上で、シューマンのロマンティシズムのかぐわしい香がたちこめ、自由にのびやかなフレージングに魅了されます。
音色が美しく、多彩なタッチと共に音楽の様々な世界を運んでくださり、幸福感に浸っております。
♪ リスト:小鳥に説教するアシジの聖フランチェスコ
テクニックを誇示することなく、なんとartisticで自然体の"小鳥のさえずり”なのでしょう…!!フランチェスコは小鳥に何をお説教しているのでしょう……2人(?)の対話が美しいですね。
リストの”愛”が感じられる作品ですね。
ラストのトリルが美しいです。
♪ 孤独の中の神の祝福
バスのなんと深く、spiritualな響き……!ソプラノも又天上の調べのように呼応し、このバスとソプラノの調和の崇高でpureで、永遠性を感じさせられる美しさに感動いたします!リストの偉大さに改めて感じ入ります。
♪ ポリフォニックなJumeiさんの演奏は、まことに説得力に満ち、現世を超えた次元にもかかわらず、あたたかく聴く者の心に深く染み入ります。構成力のすばらしさに圧倒されます。美への理想が又、高く高くかかげられていらっしゃいます。名演でした!!!
♪ シューマン: クライスレリアーナ
ご自身の内なる声に耳を澄ませ、なおかつシューマンの魂に寄り添い代弁者のように我々に語ってくださっているその心に語りかける音楽が貴重です。しかも手法が非常に洗練されているので、夢見心地で現実を忘れ尽くしてしまうのです。ポリフォニーの魔法にかけられ……
そしてシューマンのロマンティシズムには悩殺されます(笑)
ショパンともちがう、なんと表現すればよいのでしょう……
よりhumanと云うかearthyと云うか……ブラームスとも異なるのですよね。非常にhonestと表現したらよいのか……Jumeiさんの生み出すフレージングにはそうしたhumanな起伏、体温、passionが感じられるのです。それを次元の高いテクニックと感性、知性とで、むき出しではないartへと昇華させているところがスゴイと思うのです。そして冷たい理論ではなく、たえず熱いものがbaseに存在しているところもすばらしいのです。
♪ 火の鳥
クライスレリアーナを弾かれたあとになんとこの曲を!!!
やはりJumeiさま流に組み立て直された"火の鳥"ですね。story性がrealに迫ってくるようです。
燦然と輝く終焉部がgorgeousで、この世離れした世界ですネ!!!
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”献呈”を弾いて下さるのですね!!!*(かつて藤巻氏主宰のチャリティーコンサートでこの曲を藤巻氏からリクエストを受け演奏した経緯あり)
やはりJumeiさんならでのtasteに仕上げられていますネ!timeの取り方、呼吸、passageのartisticなこと!!
ありがとうございました!!!