「宇田川源流」【大河ドラマ 豊臣兄弟】 竹中半兵衛死す
「宇田川源流」【大河ドラマ 豊臣兄弟】 竹中半兵衛死す
毎週水曜日はNHK大河ドラマ「豊臣兄弟」について好き勝手な感想を書いています。今回は「さらば、半兵衛」ということで竹中半兵衛の死が描かれています。故人の感想なので個人的なことを書きますが、私が最も好きな、そして尊敬する武将が竹中半兵衛です。ある意味で、竹中半兵衛のように報酬や欲ではなく合戦や作戦を一つ魅力的に映るのである興味がありました。その半兵衛が今回死ぬというのはなかなか悲しい出来事であるということが言えるのではないでしょうか。はっきり言って竹中半兵衛が生きていれば、信長も、また秀吉もそして日本全体の運命も変わっていたような気がします。
その竹中半兵衛についてみてみましょう。
竹中半兵衛は、戦国時代屈指の知略家として知られる天才軍師です。かつてわずか十数人で稲葉山城を占拠したという伝説を持ち、そのあまりの才覚から秀吉に「三顧の礼」をもって迎え入れられました。ドラマ内でも、冷静沈着で先を見通す聡明さを持ち、血気盛んな秀吉や、まだ若く経験の浅い秀長を優しく、時に厳しく導く「兄貴分」であり「師」のような存在として描かれています。彼が授ける鮮やかな献策の数々は、織田信長のもとで出世を急ぐ秀吉の大きな原動力となっていました。
そんな半兵衛の最期は、播磨の三木城を包囲する「三木合戦」の最中に訪れます。当時、半兵衛は不治の病(結核など諸説あります)に侵されており、病状は深刻を極めていました。それを見かねた秀吉は、京都へ戻って療養に専念するよう強く勧め、半兵衛も一度は戦線を離脱します。しかし、自分の命がもう長くないことを悟っていた半兵衛は、「戦場で死ぬことこそ武士の本懐」という強い信念から、秀吉の制止を振り切って自ら這うようにして前線へと戻ってしまいます。
最期の瞬間、半兵衛は秀吉や秀長が見守る中で息を引き取ります。ドラマにおいてこの死は、単なる一武将の退場にとどまらず、豊臣兄弟の運命を大きく変える契機として重厚に描写されました。半兵衛は死の間際まで主君である秀吉の天下への道を案じ、そして自らの後継者として秀長に「軍師」としての心構えや、秀吉を支え続ける覚悟を託します。彼の死は秀吉に深い喪失感を与え、秀長には兄を支えていくという強い自覚を芽生えさせることになりました。
志半ばで病に倒れた半兵衛の死は、豊臣兄弟にとって最初の大きな試練であり、彼らが名実ともに自立して天下人への階段を上り始める、切なくも美しい節目として描かれています。
<参考記事>
【大河ドラマ 豊臣兄弟!】第23回「さらば半兵衛」回想 「あの子を抱いた手で子を殺めるなどできぬ」 今も昔も変わらぬ「子は宝」の重み 稀代の軍師を“完敗”させた脚本の妙
美術展ナビ 2026.06.14
https://artexhibition.jp/topics/news/20260614-AEJ2925994/
<以上参考記事>
今回はテーマも何もなく、「竹中半兵衛死す」という事しか私は見ることができなかったのではないでしょうか。ある意味で、私の一推しの武将がいなくなるというのも非常に残念で成らないと考えます。竹中半兵衛を演じた菅田将暉さんに関しては、かなりイメージに近い内容を演じていただけたような感じがします。
さて物語は荒木村重(トータス松本さん)の裏切りに、黒田官兵衛(倉悠貴さん)が説得に行き、黒田官兵衛が捕まってしまい、それに対して、人質として差し出した黒田官兵衛の息子松寿丸(後の黒田長政)を殺せと織田信長(小栗旬さん)から命じられるというストーリー。
史実の通りに、竹中半兵衛はうまく織田信長をごまかして、松寿丸を息残されるということなのですが、その様になったきっかけとして羽柴小一郎(仲野太賀さん)と慶(吉岡里帆さん)の間の子供を抱き、命の大事さを感じたということになるのです。
今回は竹中半兵衛を、三国志に出てくる諸葛孔明とリンクさせるということをしました。最後の場面で「戦場に行けば風が変わる」というようなことを言い、なおかつ桜の下で死ぬということが、まさに三国志(性格には三国志演義)のオマージュということが言えるでしょう。日本において「今孔明」といわれたことが、まさに竹中半兵衛とそのようにリンクさせたもこと、そして終わってから「紀行」で孔明を出した昔の文をそのまま出したことがそのリンクを強く思わせる内容になります。
その半兵衛が風が変わるというのは、宇喜多直家(緋田康人さん)の織田勢への寝返りということになります。ある意味で、竹中半兵衛は死ぬ前に宇喜多直家の裏切りをわかっていたということになります。
ちなみに、「わかっていた」というのは、ある意味では「自分で仕掛けた」という事であり結果が見えていたという事でしょうが、そうではなく、「結果が見えていた」ということではないでしょうか。つまり、人々の動きをすべて見ていれば、またその人の性格を分析などをしてみれば、当然にある結論になるということが見えているということになるのです。ある意味で、竹中半兵衛はそのようなことが見えるということになるのでしょう。
さて、今回で「絶対的な軍師」である竹中半兵衛がいなくなり、そのことによって今後は黒田官兵衛が羽柴秀吉(池松壮亮さん)の軍師となることになり、そのことが、次回の題材になります。ただし、その黒田官兵衛は荒木村重に監禁されています。次回はまずは荒木村重との戦いそして、三木城の別所長治(下川恭平さん)との戦いを終わらせなければならない。そのことを行うということになるのです。そして宇喜多直家の裏切りによって播磨国は、大きく動くことになります。