(一社)千葉県タクシー協会 第16回定時社員総会
(一社)千葉県タクシー協会(会長 齋藤 拓)は6月12日、ホテルグリーンタワー幕張において第16回定時社員総会を開催し、上程された令和7年度事業概要報告、収支決算報告書及び会計監査報告、令和8年度事業計画、収支予算、任期満了に伴う理事・監事の選任についての6議案を承認可決した。
あいさつに立った齋藤会長は2年間の任期を振り返るとともに、今後の業界動向と経営方針について述べた。齋藤会長は会員への謝意を述べた上で、令和7年度の利用動向について「コロナ禍以降の乗務員充足に伴い順調に利用が伸びており、タクシーのニーズはまだまだある」と手応えを示した。今年3月に実施した運賃改定により、足元の収入は順調に推移している。しかし、「燃料価格上昇、諸物価高騰や整備費用の上昇により、実際にどこまで手元に残るのか非常に厳しい状況」と指摘。「理想は2年後にも改定を実施したいが、消費者委員会などの状況を踏まえると、従来通りのペースで進められるかは懸念される」と先行きへの警戒感を露わにした。さらに「運賃改定は利用者にとっては負担が増すだけ。会員のより一層の安全・接客の向上に取り組む必要がある。」と呼びかけ、サービス品質のさらなる底上げを求めた。一昨年から続くライドシェア問題については「まだまだ余断を許さない状況」とし、引き続き注視していく方針だ。また、県内で深刻化している白タク・都市型ハイヤー問題にも言及。「全国的に見ても千葉県は影響が大きい地域。行政の摘発や監査強化でやや落ち着いたようにも見えるが、中国の渡航自粛なども関係しているかもしれず、余断を許さない。引き続き行政や全タク連に(対策強化を)訴えていく」と、監視の手を緩めない姿勢を強調した。最後に齋藤会長が強く訴えたのが安全の確保だ。5月に発生した磐越自動車道での痛ましい事故を挙げ、「改めて二種免許や緑ナンバーが社会的に注目されていると感じる。」と指摘。「我々タクシーは公共交通として、また緑ナンバーのプロとして安心安全を守る社会的使命がある。」と力を込め、会員各社に対して「引き続き管理指導の徹底をお願いしたい。」と締めくくった。
来賓には関東運輸局千葉運輸支局 加藤 幸生支局長、(一社)全国ハイヤー・タクシー連合会 川鍋 一朗会長他多数の出席があった。