追悼。。。吉田泰夫さん@熊本・九品寺Smile 26/06
2026年4月27日、熊本・九品寺Smileのマスター吉田泰夫さんがご逝去。69歳。。。
私が2023年3月、九州を去った後、2024年8月に膵臓がんが見つかり、長い闘病生活に入られたマスター。
Facebookで、ご自身の病状や治療のことを、時に率直に、時にユーモアを交えながら綴っておられました。
大きな手術。抗がん剤治療。転移。そしてまた、新たな治療。
ずっと読ませていただいておりましたが、胸が痛くなるような投稿が続きました。
それでも、マスターはマスターでした。
今年の5月からライブを再開する予定であることをずっと発信されておられました。
そしてこれは、2026年4月20日のマスターのご投稿。
「今日明日退院します。」
と言っても楽しいお知らせではありません。
もし、確実に会いたいと思ってくれる人は会いに来てください。
その後、あれ?最近、ご投稿がないなぁ。。。どうされたんだろう?
そう思い、九品寺SmileのFacebookを確認したら。。。
ママが訃報をご投稿されておられました。。。ショック。。。
感度が鈍かったと言えばそれまで、ですが、
最後のご投稿を読んでも、
あぁ、また退院されるんだ。大変だなぁ。。。
と思っていました。。。
ご闘病中のFacebookを改めて読み返しましたが。。。
常に前を見続けておられた方であり、希望をしっかり持っておられた方。
マスターは、京都で行政書士としてお仕事をされていた方。
その仕事を切り上げ、地元熊本に戻り、ご自身の好きなジャズを聴かせる店を作りたいと始められたのが、九品寺SMILE。
ジャズの裾野を広げたい。
ジャズを聴かない人にこそ、ジャズを聴いてほしい。
キッカケが大切。
そのためには、本物のジャズを聴いてもらうのが一番。
そのためには、世界の一流に触れる機会を作らなきゃいけない。
そのためには、50〜60人ぐらい入る箱を作らなければいけない。
頭のいい、そして、熱い方でした。
一生聴くならジャズ。
ジャズ聴かないなんて、もったいない。
そんな想いが、本当に強い方でした。
初めてマスターとお会いしたのは、2019年3月のとあるジャズ・ライブ会場。
精力的にジャズ・ライブ会場にも顔を出され、多くのジャズ愛好家と知り合われ、Facebookでお店の工事の様子も次々に発信。
夢に向かって突き進むマスターは、とても輝いていました。
これから熊本に新しいジャズの発信地を作るんだ、という勢いがありました。
オープン後は、同じ熊本で近かったこともあり、結構お世話になりました。
ご自慢の食事をいただき、マスターから色々なお話を聞かせていただきました。
いつもいい味を醸し出すママも、このお店の大きな魅力でした。
また、このお店にはよくライブを聴きに行きましたが、このお店でのライブの楽しみは、演奏、そしてライブ終了後の打ち上げ。
私も何度か参加させていただきましたが、演奏を終えたミュージシャンの皆さんもノリノリ。
一緒に参加されるマスターの昔からの仲間の方々も実にユニークで、和気あいあいとした、とても楽しい時間でした。
あれは全て、マスターのお人柄と、ママの明るい笑顔があっての賜物。
あの時間は、私にとっては忘れ難い素敵な思い出となっています。
お店で色々なライブを聴かせていただきましたが、今、思い返してみれば、特筆すべきは、そのお客さんの層。
日頃はジャズを聴かない人が多かった。
そして、子どもたちがいた。
これはきっと、マスターの願いどおり。
そして実際、あの数々のライブをキッカケに、ジャズにハマった方がおられました。
そして何より、きっと、あの子どもたちの心に何かを残せた。。。
これが、マスターの大きな遺産、だったのではないかと思います。
マスター、どうもありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
そして、ママ。。。どうか、お身体、お大事に。