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ライフオーガナイザーに教わる!暮らしを変える収納リフォーム術Vol.1

2019.03.16 03:00

モノや時間を俯瞰し住まいを整える「ライフオーガナイズ」の手法を活用した収納提案を切り口に、リフォーム会社への業務支援サービスに取り組むアンジェ・リュクス森下純子代表の連載コラムがスタート!本当に暮らしやすい、季節に合わせた収納づくりの考え方を部位別にレクチャーしていきます!


Vol.1 利き脳片づけ 収納術で維持しやすい住まいづくりを

右脳派・左脳派あなたはどのタイプ?

せっかく収納を作ったのに、リフォームして何年後かにモノが溢れ収納がうまく使えていない。という声をよく聞きます。収納は永遠のテーマですが、プランする際には、その方の〝片づけの癖〞を知ることで解決できることも。住まう方の「利き脳」を知ることで、楽な収納方法や片づけ方のヒントが見つかり、リフォーム後も維持しやすい空間になります。

利き脳とは、手に利き手があるように、無意識に優位に使う脳タイプのこと。右脳と左脳、インプットとアウトプットの組み合わせで、4つのタイプに分けることができます。(左上のチェック表を参照。)例えば、理論的な左左脳タイプは文字情報に強いので、収納時には「ラベルを貼る」と片づけやすくなります。隠す収納が好きなタイプです。また、感覚的な右右脳タイプは色彩感覚に優れているため視覚的に収納できるよう「色でボックスを分ける」とより使い易い収納に。見えないものは忘れてしまいがちなため透明ボックスなど見える方が探しやすく、見せる収納が好きなタイプです。このように、収納方法も利き脳で傾向の違いがあります。利き脳片づけ®収納術は、坂野登京都大学名誉教授の「しぐさ利き脳理論」をベースに、一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会が片づけに応用しまとめた、行動や癖を知るためのライフオーガナイズの手法の一つです。利き脳片づけ®収納術で維持しやすい住まいづくりを目指しましょう。


▲利き脳タイプに合わせたおすすめの収納グッズや収納方法などを見える化した営業支援ツール「右左脳棚®」を開発。(リフォーム産業フェア出展時に撮影)


【利き脳タイプをチェックしてみましょう】



思考と空間の整理が必要な時代

住まいの品質や性能だけでなく、暮らしの豊かさやデザインなど、コト=体験に価値を感じ対価をはらう「プラスαの付加価値」が求められている時代になりました。 住まう方に合わせた空間の使い方や収納方法を提案できるスキルを身につけることは、住まいに価値を生みだすための強みになります。

ライフオーガナイズは、コンサルティング型片づけサービス。空間をどう整えるのか? だけではなく、モノや時間を俯瞰する事で、頭の中の整理から始める整理術です。顧客の家事ストレスを軽くし、本当にやりたいことを実現する生活の基礎作りに重点をおいています。

本当の心地よさは、モノと向き合うことで見つけられます。リフォーム時に一緒に片づけていくことで、リフォーム後の快適な空間が維持しやすくなります。住まう方の思考や行動の癖を考慮し、モノの管理の方法などを間取り図に落とし込む。そんな片づけ&収納を武器にした暮らしやすさを提案してみませんか?

今後1年間コラムを担当することになりました。次回からは、収納を計画する際のポイントや、片づけ現場で見えたクライアントの実録エピソードなど、事例をご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!



~執筆者プロフィール~

アンジェ・リュクス 森下純子さん

片付け・収納・インテリアのプロ集団「株式会社アンジェ・リュクス」代表。インテリアコーディネーター®として、住宅リフォームに携わり約20年。もっとお客様の心に寄り添った提案を! と8年前に「ライフオーガナイザー®」資格取得。現在は、オーガナイズとリフォームを癒合させたインテリア相談に携わる。ライフオーガナイザー育成のほか、顧客と語り合える「右左脳棚®」を開発し、リフォーム業界の営業支援に力を入れている。住宅監修・研修・講演・コラム執筆など。2015年片づけ大賞法人部門受賞。

https://angeluxes.co.jp/