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僕が安心できたように…

2026.06.19 05:00



今回、自閉症支援の第一線で活躍する

専門家らによって設立された


一般社団法人Hyper Five主催の


「自閉症ぷれかん2026 in 長崎」で、


対馬での取り組みを


発表させていただきました。






全国の実践報告者の一人として、


このような機会をいただけたことを、


大変ありがたく感じています。







専門家や支援資源が


決して多くない対馬で、


子どもたち一人ひとりの


特性を丁寧に捉え、


根拠に基づく支援を、


家庭・学校・地域へ


どのようにつないできたのか。








また、特定の支援者にしか


できない支援ではなく、


誰が関わっても、


その子に必要な支援を


再現できる環境を、


どのようにつくってきたのか。







これまで積み重ねてきた


実践を振り返りながら、


お話しさせていただきました。








発表の最後には、


小さい頃から


ブライターステップスに通っている


高校生のA君が、


動画でメッセージを


届けてくれました。








A君は…






先のことが分からないと

不安になります。


けれど…


スケジュールがあることで

安心して行動できるようになり、

今では、自分で予定を確認し、

管理できるようになりました。


小さい頃は、

歯医者さんや美容室も苦手でした。

「何をされるんだろう」と

思っていました。







とても怖かったそうです。







そこで私たちは


そこにいる人や使う道具、


当日の流れを、


事前に目で見て


分かるようにしました。







そうしたことで…


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少しずつ怖さは

無くなっていった。







そうです。







動画を撮影する前日にも、


美容室で髪を


切ったばかりだったA君。







今ではもう、

怖い気持ちはなく、

仕上がりを楽しみにしている。






と話してくれました。







そして高校では、


自分で週案をデータに整理し、


クラスのグループチャットへ


送っているA君。







その理由を、


A君は次のように


話してしてくれました。



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予定が分かると、

みんなも安心かな?

準備がしやすいかな?と

思ったからです。


みんなから

「ありがとう」「助かる」と

言ってもらえて、

うれしかったです。


僕が安心できたように、

まわりの人も

安心できたらいいなと思って、

今も続けています。





「きゃ~~~~!♡!」






私はこの言葉を聞いて
本当に生きていてよかった。
と思いました(*^-^*)







自分が安心するために


使ってきた方法を、


今度は、周りの人の


安心のために使っている。







A君の今の姿は、


私たちが大切にしてきた


支援の先にあるものを、


そのまま示してくれて


いるように感じます。







分かるように支えることは、


その場を乗り越えるため


だけのものではありません。







積み重ねられた支援は、


自分の生活を


整える力となり、


人とつながる力となり


やがて誰かを


支える力にもなっていきます。







今回、発表の準備をする中で、


これまでの


写真や動画を


改めて振り返りました。







4歳頃までは、


まだ言葉でお話しすることが


難しかった子が、


今ではすっかり


「おしゃべり王子」に


なっていたり







やりたくない活動の


スケジュールカードと、


しばらくにらめっこした末に、


最後はポイッと


投げていた子が


今ではリスト式の


スケジュールを大切そうに


持ちながら


「これがないと困るんですよね~」


と話していたり(笑)






一人ひとりの


「あの頃」と「今」を


追っていると


懐かしくて、うれしくて、


発表資料を作っているはずが、


なかなか先へ


進まない時間もありました(笑)








そして改めて感じたのは、


私はこれまでもずっと、


子どもたちや保護者の


皆さんから


前へ進む勇気とエネルギーを


もらってきたということです。







うまくいったことばかり


ではありません。


迷い、考え、


時には立ち止まりながら







そのたびに子どもたちの姿に


背中を押され、


保護者の皆さんと一緒に


次の方法を


探してきました。







その一つひとつの


出会いと実践が、


今のブライターステップスを


つくっています。








そして、発表後には、


自閉症支援の分野を


長年けん引してこられた


先生から


あたたかな


メッセージをいただきました。







ありがたくて、


何度も読み返した言葉です。


一部をご紹介します。



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資料に目を通した時から、

きっとこの発表は

すごいぞ、と思っていて、

泣かされて

しまったのだから、

やっぱりすごかったです。(笑)


またぜひお目にかかりましょう。

その時までは、

お互いにできることを

やっていきましょう。

その未来が

どこにつながっていくのか、

その結果はその時に

また確かめたらいいですよね。







この言葉をいただいた時…








これまでの


実践を受け止めて


いただけたことへの喜びと


同時に、その先まで


見てくださっていることの


大きさを感じました。







次にお目にかかる時、


どのような続きを


お見せできるのか…







そう考えると


うれしさと一緒に、


少し背筋も伸びます。







対馬で積み重ねてきた実践が、


自閉症支援の第一線で


歩んでこられた


先生の心にも届いたことは


私にとって


大きな励みとなりました。








ブライターステップスでは、


自閉症の特性理解と


丁寧なアセスメント


実証された支援方法


を土台に…







その子が分かり、


安心して力を


発揮できる環境を


整えることを


大切にしています。







目の前の困りごとを、


その場で解決するだけ


ではありません。







その子が身につけた力を、


自分の生活の中で


使えるようになること。







そして、


人とのつながりの中で、


その力を生かして


いけるようになること。






さらに、


その子に必要な支援を


家庭や学校、


地域の中で共有し、


必要な場面で


再現できるように


していくこと。







それが私の

ありがたくて幸せな

使命だと思っています。







今回の発表を通して、


ブライターステップスが


何を大切にし、


どのような支援を


積み重ねてきたのかを、


改めて言葉に


することができました。







これからも、

子どもたちと保護者の

みなさんから

教えていただいたことを

一つひとつ大切にしながら、

対馬での実践を

丁寧に積み重ねて

いきたいと思います。






子どもたちと過ごせる日々に
心からの感謝を…☆







そして、この発信が、


必要としている方に


ブライターステップスを


知っていただく、


一つのきっかけになれば


うれしく思います。






Brighter Steps 理事長
宮野 伸枝