29年目に入る。
お店を開いて先日の16日で丸二十八年が経ち、今週から二十九年目に入りました。皆さん有り難うございます、ひとえに皆様のお陰で今まで続けて来られました。僕のお店は丁度サッカーのワールドカップのときにオープンしたんです、だからワールドカップが開催されると僕の店は四の倍数年だけ続いてる時を迎えたことになります。僕自身サッカー観るの好きなのでこの縁は嫌いではありません。1998年はサッカー日本代表が初めてワールドカップに出た年です、そのときに僕は店を始めました。1998年といえばもう一つ、グーグルが世の中に現れた年でもあります。僕はこのときまだ三十代半ば、何も知らないアホでしたね。三十で三年半に渡るアイルランド滞在を終え、金沢に成り行きで来て、受験勉強教えたりして暮らしていたけれど、学習塾で教えるのがつまらなくて、これは一生する仕事じゃないよ、と思い辞め、この今の店を開いたのです。これが「フェルメール」の始まりです。塾では、中学生に英語、数学、理科を教え、高校生に英語を教え、後は英会話も教えてました。専門学校でコンピューター英語というのも教えましたが、これは全くのハッタリで教えてました。ほぼ詐欺行為レベルですね。数学は昔は得意だったので問題ありませんでしたが、昔沖縄の塾にいたときに、塾長に、理科教えられる、と訊かれたので、参考書の分厚いのを買って問題集二、三冊解いてるうちに何とか教えられるようにはなったけど、まぁこれもハッタリですね。教えてて一番楽しかったのは、というか難しかったのは小学生高学年の算数。特に文章題を如何に言葉に噛み砕いて説明していくかが中々センスが必要で、でも面白かったです。大学受験英語は教えてて辛かったです、あれはフェイクの世界ですよ、熟語とか構文とか関係代名詞の用法とか、あんなのじゃ英語喋れなくて当然ですね。こういうのもあって、この世界嫌だなと思いました。詩人のエズラ・パウンドの本に' ABC of Reading’(詩学入門)という名著がありますが、あんな本を何時か書いてみたいという野望はあります。素晴らしい本です、今絶版ですかね。
これから自分のお店をどうしたいかというのは明確で、”something special” が買える店にしたいですね。それだけですね。それで店が潰れなければ本望です。