パソコンの「CMOS(シーモス)電池」が切れると起きる不具合
「パソコンの電源を入れたら、見たことのない英語の画面で止まってしまった」
「パソコンの時計が、なぜか数年前の日付に戻っている」
そんな奇妙なトラブルの原因、実はパソコンの頭脳の故障ではなく、内部にある「たった1個のボタン電池」の寿命かもしれません。
今回は、パソコン修理のプロである「パソコンおまかせ隊」が、意外と知られていないパソコンの内臓電池「CMOS(シーモス)電池」が切れた時に起きる不具合と、その対策を分かりやすく解説します!
1.そもそも「CMOS電池」ってなに?
デスクトップでもノートでも、すべてのパソコンの内部(マザーボードという基盤)には、腕時計やリモコンに入っているような「コイン型のボタン電池(主にCR2032)」が1個、標準で取り付けられています。これがCMOS電池です。
パソコンはコンセントを抜いたり、バッテリーが切れたりすると電気が届かなくなります。
しかし、次に電源を入れたときも正しい「日付や時刻」を覚えていたり、パソコンの起動に必要な「基本設定(BIOS設定)」を保存していられたりするのは、この電池が裏でずっと電気を送り続けてくれているおかげなのです。
この電池の寿命は、使用環境にもよりますが一般的に約3年~5年程度と言われています。
2.電池が切れると起きる「4つの主な不具合」
CMOS電池の残量がなくなると、パソコンの設定が工場出荷時の初期状態にリセットされてしまい、以下のようなトラブルが発生します。
①起動時に毎回「英語の警告画面」で止まる
電源を入れた直後、黒い画面に白い文字でCMOS Date/Time Not SetやPress F1 と Continue といった英語のメッセージが表示され、Windowsがスムーズに起動しなくなります。特定のキー(F1やF2など)を押さないと先に進めないため、毎回の起動が非常に面倒になります。
②パソコンの時計が「過去の日付」にタイムスリップする
パソコンの画面右下にある時計が、何年も前の日付(例:2015年1月1日など)にリセットされてしまいます。手動で直しても、パソコンの電源を切ってしばらく置くと、また過去に戻ってしまいます。
③インターネット(ホームぺージ)が見られなくなる
「時計がズレているだけなら放っておいてもいいや」と思いがちですが、実はこれが一番厄介です。
現在、ほとんどのウェブサイトは安心な通信(暗号化)を行っています。パソコンの時計が大きくズレていると、サイト側から「このパソコンの通信は安全ではない(暗号化の有効期限外)」と判断されてしまい、GoogleやYahoo!などのホームぺージが開けなくなったり、メールの送受信ができなくなったりします。
④パソコンが「完全に沈黙」して電源が入らなくなる
一部の機種(特に一部のノートパソコンや一体型デスクトップ)では、CMOS電池が完全に放電してしまうと、エラー画面すら出ず、電源ボタンを押しても全く反応しなくなる(通電すらしない)という症状に見舞われることがあります。
3.CMOS電池が切れたときの対処法
基本的には「内部のボタン電池を新しいものに交換する」ことで、すべての症状が嘘のようにスッキリ解決します。
・デスクトップパソコンの場合:
本体の側面のカバーを外せば、基盤にボタン電池がパチッとはまっているのが見えること が多いため、比較的に簡単に交換できます
・ノートパソコンの場合:
裏蓋を全て分解した上で、さらに基盤の裏側やパーツの隙間に専用の配線付きの電池がテープで固定されているケースが多く、分解の難易度が非常に高いです。
まとめ:怪しい症状が出たら「おまかせ隊」におまかせください!
「古いパソコンを久しぶりに起動したら英語の画面になった」
「時計か何回直しても狂ってしまう」
そんな時は、無理に内部を分解しようとして傷つけてしまう前に、ぜひパソコンおまかせ隊へ本体をお持ち込みください!
・機種に合わせた正確な分解・CMOS電池交換
・電池交換後の正しい日付・時刻・BIOS設定の再セットアップ
街の修理専門店だからこそ、メーカー修理のように何週間もお預かりすることなく、迅速に対応いたします。「古いパソコンだけど、まだ使いたい」という大切な1台、プロの手でリフレッシュさせてみませんか?