かかとを強く使う人は要注意!胃に負担をかける意外な身体の使い方とは。 2026.06.27 07:45 ~その胃の不調、「かかとの使い方」が関係しているかもしれません~胃が痛い。胃がもたれる。なんとなく胃の調子がいつもすっきりしない。もちろん全員ではありませんが、胃の不調がある方には、共通した身体の癖が見られることがあります。それは、立っているときだけでなく、歩いているときも、かかとを強く使いすぎていることです。歩行では、かかとは「ファーストコンタクト」と呼ばれます。ファーストコンタクトとは、「最初の接触」という意味。つまり、かかとの役割は、地面にやさしく触れることです。決して、強く打ちつけたり、押し込んだりすることではありません。ところが、身体に力が入りやすい人、もしくは筋肉を強めに使う人は、無意識に「かかとをしっかり着かなければ。」「地面を強く踏まなければ。」という歩き方になっていることがあります。さらに、足指の付け根で床を押す、蹴るお尻を締め続けるそんな癖も重なると、身体は一日中「踏ん張るモード」になってしまいます。すると、お腹まわりや骨盤まわりは緊張し、呼吸も浅くなります。胃のすぐ上には、呼吸をつかさどる「横隔膜」があります。横隔膜は、本来大きく上下しながら呼吸を助けていますが、身体が緊張していると十分に動くことができません。その結果、すぐ下にある胃も、本来のやわらかい動きをしづらくなってしまいます。さらに、身体がいつも踏ん張っている状態は、脳に「まだ頑張らなければ」「まだ安心できない」というサインを送り続けます。(ご自身では自覚できないけれど)すると自律神経も休息モードに切り替わりにくくなり、胃の働きは低下しやすくなります。そして、このタイプの方にもう一つよく見られるのが、噛む回数が少ないことです。身体がなんとなく急いでいるような状態だと、食事も無意識のうちに早く済ませようとしてしまいます。十分に噛まないまま食べ物が胃に送られると、胃はより一層頑張って消化をしなければなりません。もともと緊張しやすい身体の胃に、さらに大きな仕事を任せることになるため、胃もたれや胃痛などにつながりやすくなります。だからこそ、このような方は、身体をゆるめることと同じくらい、「よく噛んで食べること」も胃を守る大切な習慣になります。私はヨガのレッスンで、「力を抜きましょう」とよくお伝えしています。それは、だらけることとは違っていて、必要な力だけを使い、必要のない力は手放せる身体になること。歩くときも、立つときも、かかとは地面にそっと触れるだけ。そこから身体全体が自然につながり、余計な力みがほどけていく。そんな身体になると、呼吸は深くなり、胃や腸も本来のリズムを取り戻しやすくなります。私のヨガレッスンを2回以上受講してくださっている方であれば、身体の使い方をある程度拝見していますので、「私は足を強く使いすぎるタイプなのかな?」「力みの強さはどれくらいなんだろう?」ということを、お一人おひとりの身体をもとにお伝えすることができます。ご希望の方は、レッスンの前後にお気軽に声をかけてくださいね。身体の癖は、自分ではなかなか気づけないものです。でも、気づいた瞬間から身体は変わり始めます。かかとは、踏みつける場所ではなく、最初にやさしく地面と出会う場所。その小さな歩き方の変化と、ゆっくりよく噛む習慣が、身体全体の緊張をほどき、胃にも「もう安心していいよ」というメッセージを届けてくれるかもしれません♡