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Fashion Source / Hitomi’s Log

あなたは、私の夜2時を知らない

2026.06.27 22:00

10日間で、マイケル・ジャクソンの映画を3回観た。

観るたびに、違う場所が光って見えた。

3回とも感想を書いた。

しかも、3回ともまったく違う記事になり、

Xを通じて3回目の記事が3300インプレッションを越えた。

個人で発信している身としては、かなり伸びた方だと思う。


たぶん外から見たら、

「すごいエネルギーですね。」

「よくそんなに書けますね。」

「次から次へとアイデアが出てきますね。」

そんなふうに見えているのだと思う。


でも、あなたは私の夜2時を知らない。


夜中の2時。

誰もいない部屋で、AIに話しながら、記事を書いている時間。

画面の光だけがついている、ちょっと贅沢な時間。

サービスページを書き直している時間。

AIの設定を調整している時間。


誰に届くか分からないけれど、届いていることを想像しながら作る時間。

「これ、誰かに届いたら嬉しいな。」

そう思いながら、手を止められない時間。


人が見るのは、完成した作品だ。

でも、その後ろには、誰にも見えない時間がある。

誰も拍手をしていない時間。

誰も採点していない時間。

でも、私だけは知っている、夢中になっていた時間。

私はたぶん、その時間が一番心地が良い。

そして今も楽しんでいる。


例えば今日。

Etsyで、Gauguinのバッグがお気に入りに入った。

たった一つの通知だった。

世界のどこかにいる、名前も知らない誰かが、私の作ったバッグを見つけた。

立ち止まってくれた。

そして「いいな」と思ってくれた。


そこから私は考え始める。

「このバッグを気に入った人は、どんな人なんだろう。」

そして、Gauguinから、Kleeに思考は広がっていく。

「そういえばKleeって、音楽とも深く結びついていた人だったな。」

「あ、バッグの素材はポリエステルだから、ジムやヨガにも向いているかもしれない。」

気づいたら私は、音楽スタジオで使うモックアップと、ジムで使うモックアップを、夢中で作っていた。

誰に頼まれたわけでもない。

でも、たぶん創る人はみんなそうなんだと思う。


小さな反応を、受け取る。

そこから、想像が広がる。

そしてまた、作りたくなる。


記事も同じだ。

毎日、誰かがどこかで読んでくれている。

いいねが来る日もあれば、来ない日もある。

それでも数字の向こうには、必ず誰かの時間がある。

数分でも、私の言葉の前で、立ち止まってくれた人がいる。

それは、直接会う関係ではない。


作品を通して。

文章を通して。

商品を通して。

世界のどこかにいる誰かと、静かに、でも確かにつながる。


マイケルもそうだったのかもしれない。

人はステージを見る。

光や、音や、完成した一瞬を。


でも、

「曲はどうやって作っているんですか?」

と聞かれて初めて、創作の裏側が見える。


作品の前には、長い時間がある。

誰も見ていない時間。

誰も知らない時間。

そして、自分だけがその面白さを知っている時間。


その時間の中で、何が出来上がるか、自分でもまだ分からない。

それも含めて、ちょっと楽しい。


そしてその時間から生まれたものが、ある日、遠くの誰かに届く。

それは、クリエイターとしての、何よりの喜びなのだと思う。


今日、ベランダから薄い虹が見えた。

はっきりした虹ではなかった。

でも、淡い光の中に、ちゃんと色がにじんでいた。

確かに、そこにあった。


人とのつながりも、時々それに似ている。

くっきり見えるわけではない。

Wifiのようだ。(笑)

でも、ちゃんとそこにある。


だから今日も、たぶん私はまた何かを作る。

誰も知らない夜2時に、創造は止まらない。