エンディングノートについて
最近、終活の話題では「エンディングノート」という言葉がすっかり耳慣れたものになってきました。
100円ショップでさえ見かけたときは思わず手にとってしまいましたが、あの気軽さは助かりますね。
エンディングノートは、さまざまな種類がありますが、基本的には家族構成や、所持している預貯金について、入っている保険、毎月の支払や負債のことなど、いざ相続が起こったときに必要な情報をもれなくまとめることができます。
書いた情報について「どう処分してほしい」「これは●●ちゃんにもらってほしい」といったメモを書くこともできます。
しかし、エンディングノートは基本的に「遺言書」の代わりに使うことはできません。
エンディングノートを書いた人が亡くなったあと、その相続人の人たちが、このノートに従って遺産を分配したり、お墓をひきついだり……といった法律上の力は発生しないのです。
ですから、エンディングノートにびっしり書き込んだからといって安心せず、死後のことについて希望があるのならば、遺言書を残すようにしましょう。
とはいっても、エンディングノートは誰でも用意できる、相続に関して非常に役立つ一面があります。
そもそも、遺言書を作成したり、相続が発生すれば、財産目録(どんな財産や負債があるのか、全て洗い出して一覧にすること)や相続人関係図(誰がどんな立場の相続人なのか一覧にすること)などが必要になってきます。
ただでさえ死後のバタついているときに、このように一から亡くなった人のことを調べるのは一苦労。
エンディングノートは、そういった相続時に欲しい情報が一通り書かれているわけです。
あとを継ぐ人たちにとって、これほど助かるノートもないでしょう。
何より、エンディングノートには葬儀の希望や、連絡したい人を書けたり、会費やサブスクの解約、相続財産とはいえない細かい私物の整理まで、自分なりに伝えておきたいことを書くことができるのでとても魅力的です。