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Fashion Source / Hitomi’s Log

20年間渡らなかった橋が、20分で渡れた日。

2026.06.29 22:00

月曜日はジムの休館日。その代わりに、長めの散歩でもしようか。空が広く見える東京湾の方へ——そんな気分で、家を出た。

AIに、どこに行こうか相談していた。湾岸の方もいろいろ新しくなっているし、どこがいいかねという話をしていた。その流れで、お台場も新しくなったところがあるよね、という話になった。

ふと空を見上げた。青空だった。

「今日は天気もいいし、レインボーブリッジを渡ってみるか」

20年近く、レインボーブリッジはずっと近くにあった。なのに、渡ったことは一度もなかった。いつも、ゆりかもめ。そんな発想が、今日、自分から出てきた。

レインボーブリッジは、私が大学生の頃にはすでにあった。入り口の建物は、平成の装い。

いつもゆりかもめの窓から、橋を歩く人たちを見ていた。今日は、自分がそこを歩く側になった。798メートルの橋を渡るのは、初めてだった。

頭上には高速道路があり、ゆりかもめも走っている。排気ガスが気になるかと思っていたが、そうでもなかった。海の上の道路だった。

そういえば——大学生になって自動車免許を取ったばかりの頃、この橋を運転して渡ったことがあった。カーブが怖くて、ハンドルを握る手に変な力が入っていたのを思い出した。

サウスルートからは、鳥たちが暮らす島がよく見えた。

砂浜には大きな黒い鳥がいて、水の上をぷかぷかと浮いている。木々の枝にも、たくさんの鳥が静かに休んでいた。

マイケルの曲を聴きながら歩いて、20分で到着。

向こう岸だと思っていた場所は、思っていたよりずっと近かった。

それに、自転車も手押ししながら渡ることもできるようだ。


特に目的地は決めていなかったけれど、お台場海浜公園から、さらにお台場、そしてダイバーシティの方まで歩いた。外国人観光客の姿も多く、イベントもあちこちで開催されていて、今のお台場はまた息を吹き返しているのだと感じた。

そして、帰りも歩くことにした。

歩けることが分かると、わざわざ、ゆりかもめに乗ろうとは、思わないものだ。

東京スカイツリーと、晴海ふ頭と、東京タワーが同時に見えるルートを選んで。

人はほとんどいなかったけれど、ここにも外国人が一人で歩いていたり、家族で歩いていたり。観光する場所として、ここを選ぶ人たちがいる。

遠くに新しいものを探しに行かなくても——

すでに自分のすぐ近くに、まだ開かれていない扉があるのかもしれない。

20年間、ずっと見えていたのに、まだ渡っていない橋。

遠いと思っていたけれど、実は歩き始めれば、案外あっさり辿り着いてしまう橋だった。

4時間の散歩で、14000歩いていた。

20年間見逃していた近所の名所を発見した。