GMR 8 -Between Referee and Coach ① -
bhs paling bawah
おもしろい動画を見つけた。
昔はなかなか見られなかったような動画も少しずつ時代の流れで良い企画がたくさん出てきた。
最近私はインドネシアで審判がコーチたちへクリニックするというカンファレンスに参加して、日本にもこんなのがあればいいのになというところだったので大変嬉しく思う。
昔から審判のことについて詳しく書きたいと思っていたがなかなかそんな機会がなかったので動画に少し触発されたので今日は審判についての話をしたいと思う。
私がFIBAレフリーに初めてお世話になったのはモンゴルで2012年に行われた国際大会で。
その後にもモンゴルでASIA U18の大会が行われて世界中のFIBAレフリーの友達ができた。
それもあってかおかげさまで今も世界中のFIBAレフリーとご縁があって、
今はインドネシアでたくさんのローカルレフェリーといつも毎日のようにお世話になっている。
私は審判をすることはできないが、たくさんの世界の審判の人たちと話をしてきて得られた経験がある。そして自分がヘッドコーチとして得てきた経験とそして分析をかじった身としてのビデオコーディネーター(バスケットボールのルールを知らないとデータの算出はできない)としての経験をもとに自分の思っていることや、代弁できるわけではないが、さまざまな人たちの立場や観点から少しでも試合に関わる人たちの橋渡しをできればと思う。
① コーチの立場として
日本にもインドネシアにも審判に罵声をあげるコーチがたくさんいる。
(昔のモンゴルは普通に審判は試合後に命の危険もあった)
審判へ罵声を浴びせたりするコーチはそもそも審判へのリスペクトがないのだと思う。
審判が基本的にどちらかのチームに肩入れしてゲームを吹くことはない。
(例外として八百長や家族の命の人質に取られているようなケースはあり得るかもしれないが・・・)
審判にボロクソにいうコーチは審判をしたことがない、あるいはルールを知らない、あるいは自分がある程度審判ができて天狗になり、若い審判を見下しているようなコーチが私の経験上多い。(私の知っているFIBAレフェリーは例外なくみな人格者である)
私はコーチにも選手にも常々思うことだが、
「では、あなたが一度吹いてみればどうですか?」とまず感じる。
論点をすり替えるなよ、と思う人も多いかもしれないが、
審判を少しでもしたことがある人、審判のハードワークを知っている人は抗議はしても、
怒号で罵声を浴びせることはまずないだろう。
自分の立場でしかものを語れないということは、一生審判へリスペクトすることは不可能だろう。
そもそも審判はなぜいるのか?
それは審判がいないとゲームが成立しないからである。
草バスケは審判がいなくてよく選手同士で殴り合いになることも途上国ではよくある。
モンゴルではそんなことは日常茶飯事だった。
(インドネシアでは草でも審判をつけるから大変驚いた。つけないとおそらくゲームが成立しないからだと思う)
審判がゲームをマネジメントすることはOfficiateというが、ゲームを成立させるためにそこに3人立っているのである。いわば司会進行役である。
なので大前提として、ゲームを成立(成功)させるために吹いているので、偏った笛を吹くとゲームは無事に終わらない。ゲームを失敗させるために吹いている審判は例外的な理由をのぞいてそもそもあり得ないのである。嫌いなチームだからとか、自分の好きな国だからとか、私的な感情で吹く審判はプロフェッショナルにはなれない。彼らのファーストミッションはゲームを無事に終わらせる(クロージング)ことだということである。
「審判は敵ではなくて、一緒にゲームを作り上げる仲間である」ということを前提にコーチは試合を采配しないといけない。
そしてほとんどのコーチが勘違いしていることがある。
「審判はターンオーバーを犯すことはない」という幻想である。
正確にいうと審判は事実(見えたもの)を判断してジャッジを下す。
つまり見えていなかったもの(死角や物理的に6つの目では捉えきれなかったものも含む)を吹くことはできない。
「審判は全てを見てくれている」
あるいは
「審判は全てを見えていなければならない」
という審判への過信がそもそも間違えているのである。
また、審判は見えているものしか吹けないということは、
肉眼で捉えられなかったものや、プレコーリングガイドライン上では裁ききれないグレーゾーンに対しても笛が鳴ることはないということである。
見えたものに対して笛が鳴るのであって、
消去法的に「このステップは物理的に不可能だろう」や「この倒れ方はきっとこんな接触があったのだろう」といった推測で笛は吹けないのである。
つまり審判はミスをする生き物であるという前提を選手やコーチたちは理解しないといけない。
試合中に選手たちはいくつものバイオレーションやファール、ターンオーバーを犯す。
コーチたちも采配の中でいくつものターンオーバーを犯す。
にもかかわらず彼らは審判には「ターンオーバー0」を強要するのである。
自分が味方の1秒以上のワイドオープン対してパスを供給できないくせに、
審判が目を逸らしてしまった0.1秒に対してはどこまでも追い詰めていくのである。
個人的には10人で試合をするなら間違いなく10人は審判がいないとターンオーバーは限りなく0にすることは不可能なように思う。
フィリピンのPBAは2025-2026シーズンを新しい試みとして4人(オンザコート3人で、交代で1人)で吹いていた。いざという時のリザーブではなく、常時交代する要員である。そして、その1人に対して即時フィードバックするインストラクターが1人常駐しているので、実質5人で一試合を担当していた。(コミッショナーは別でまだいる)
私の友達はインストラクターをしていたが「これが成功するかはわからない。それでも新しい試みとしてやるしかない。もっとゲームをより良いものにできるように」と言っていた。
全てAIやインスタントリプレイで判定すればいいという現代の声もある。一方でバスケットボールの売りはその止まらない断続的なテンポだとするならば、審議のためのチャレンジの時間はその試合の熱を奪うものでもある。
FIBAは目まぐるしく毎年のようにルールを変えるが(バスケットボールの技術が毎年進化するゆえにある意味不可避でもある)その度に審判のレベルアップが強要される。特にギャザーステップ(0歩目とカウントする)の容認は、バスケットボールの世界を劇的に変えてしまった。
「2歩しか歩いてはいけない」というのがバスケットボールの中核をなすルールであったが、
実質3歩目を踏めることになることで、選手の個人技の進化とともにとんでもないバリエーションのステップワークが生まれてしまった。
極端な話をすれば、三段跳びの世界記録保持者であれば、ハーフコートの後ろから踏み切ったとしてもレイアップが届くことになってしまう。それほどまでにギャザーステップの解禁はバスケットボールの技術を進化させてしまったのである。
(技術の進歩がギャザーステップを解禁せざるを得なくなったとも言える)
技術の進歩に法律が追いつけないように、
選手の動きに審判が追いつけるわけがないのである。
それゆえに私が選手に想うことは、
「審判にコールしてもらえる(あるいはコールできないように)プレイを心がけなさい」ということである。
先に言っておくが、フロッピングしろと言っているわけではない。
審判は見えるものしか吹けないので、
死角でされているファールは見えないので吹けない(吹かない)のである。
グレーなファール(どちらでもないようなもの)は吹かれないのは当たり前である。
グレーなバイオレーションは流れることも多々ある。
なのでファールを吹いて欲しくないのであれば、明らかにファールに見えないプレイをしなければならないし、トラベリングやパーミングを吹かれたくないのであれば、スローで100回再生されても絶対にバイオレーションではない技術を審判に見せなければならないのである。
よく巷で見るのは「シミージャブステップ」は技術である、とソーシャルメディアでよく流れているが、あれはどう考えても99%トラベリングである。1%だけトラベリングではないシミーを見たことがどこかであったが、基本的にはあれをトラベリングしないでできる選手はほとんどいないと私は思う。ルール上バイメカ的に大変難しいステップだからである。
プロの選手でも試合中に当たり前のようにトラベリングを吹かれるのは、
選手のファンダメンタルが十分でないこともあるし、それと同じぐらい「グレーゾーン」を攻めすぎているのが常である。
「審判に吹かれないのであれば良い技術である」と教える指導者がよくいるし、
私の教え子にも昔「今はこのステップはトラベリングだけど来年からはリーガルに鳴る(であろう)ので直さなくていいや」と言っていた選手がいた。
審判が吹けようが吹けまいが、それはれっきとしたルール違反でありバイオレーションやファールなのである。
ルールの穴をつくことはゲーム攻略において大切なことでもある一方で、
「笛がならないのであればやっていいのか?」というエシックスの話と、
「バスケットボールと関係のないようなことで勝ち負けを争ってどうするの?」というスポーツの本質から外れたような争い事をするとスポーツの楽しさが半減してしまう。
少し脱線してしまったがまとめると、
1. 審判はミスをする(全てのバイオレーションとファールは拾えない)生き物である
2.「全てを拾えない」ということを踏まえて試合中に審判と共存する術を考える
という「審判へのアジャストメント」が大切である。
例えばバスケットカウントがあったとして、シュートが入らなくてファールがならなければ選手は怒る。
しかし、シュートが入った時は笛がならなかったとしてもその怒りはまーだいたい半分ぐらいである。
シュートが入らなくて、笛がなった場合はそこまで怒ることもないだろう。
シュートが入って、笛がなったら間違いなく審判に文句を言いにいく選手はいないだろう。
上記は似たような事象である。シュートを自分で入れられることができれば、その怒りはほぼ審判には向かない。審判に楯突く時間よりも、シュートを集中して撃つ(ファールされにくい場所やタイミング含めて)時間に当てた方がよっぽど建設的である。少なくとも試合中は。
そして明らかなファールは審判は必ず吹いてくれる(3人いるはずなので)
なので大切なことは誰が見ても明らかにファールであるという「ファールをもらう技術」を磨くことである。ファールドラウンが多い選手は「審判に拭いてもらえる技術」が高いということである。これはフロッピングのはなしでは無い。審判はバカでは無いのでフロッピングなど繰り返していると間違いなくブラックリストに載る。フロッピングを多用すると審判は「こいつはフロッピングするかもしれない」というバイアスにかかってしまう(もちろんバイアスから脱するためのトレーニングもしているはずだが・・・)
そもそもフロッピングは私にとっては大変ダサい技術なのでおすすめしない。審判と戦うことはバスケットボールの本線から逸脱しているように思えてならないからである。
演技でなく正当にプレーすることがファールをもらう、あるいはファールを鳴りにくくなる(鳴らしづらくなる)正攻法であり王道なのである。
1点差で勝てば、どれだけ笛がならなかったとしても審判にそこまで怒ることはないだろう。
1点差で負ければ、ほぼパーフェクトな笛だったとしても、1つのならなかったファールに発狂して審判を責めるだろう。
詰まるところ審判に八つ当たりしないような点差をつけて勝てば審判に向かって暴言を吐くことはないのである。
「審判のせいで負けた」と言ってるチームは大抵「審判のミスを込みで勝ち切るほどの実力が」なかったと言える。
審判のせいで負けるなら、それはバスケットボールではなく「審判ガチャ」と言う運ゲーだろう。運ゲーがしたいならゲーセンにでも言ってひたすらガチャガチャを回せば良いのである。
ルールを知らない選手が多くいる。
それはなぜかというとルールブックを読んだことがないからである。
審判に文句を言う選手がたくさんいる。
それはなぜかというとそのチームのコーチも選手に文句をたくさん言っているからである。
ルールを知らないコーチがたくさんいる。
それはなぜかというとそのコーチは審判をしたことがないからである。
審判に文句しか言わない選手は審判に敬意が足りていない。
つまり審判する側に回ったことのない人たちのポジショントークである。
審判に文句を言うことと、
審判にファールやバイオレーションをアピールすることと、
審判とコミュニケーションをとることと、
法的に審判にプロテストすることは全く別物である。
そもそも審判に文句を言う暇があればディフェンスの準備をしろと常々思う。
文句を言っている間にもそこに無駄なエネルギーを割いてしまいワンポゼッション以上の損失をチームに与えてしまうことに気づいて欲しい。
百歩譲っても審判とコミュニケーションをとるのは時間が止まった時だろう。クロックが流れている時に審判にコミュニケーションをとるのはエマージェンシーのみである。
あと審判もたまに誤審をする。笛を鳴らせなかったようなものではなく、明らかに法的処置を間違えた時である。それは選手が建設的に審判にコミュニケーションをとるかコーチに代弁してもらうためにコーチに進言するかどうかである。
昔私が日本の大学で教えていた時に、IQの高い選手がいた。
私は「審判と試合中にうまくコミュニケーションを取りなさい」と指導していた。
それを勘違いしてしまったのか(私の指導も今思えば問題だったのだと思う)技術の低い審判を試合中にコミュニケーションと謳って見下してバカにしながら試合をしていたのである。
「あの審判ではゲームをちゃんと回せない」
彼の言い分は十分理解できるが、だからといってそれは審判へのリスペクトを欠いていい理由にはならない。
審判の笛が十分でない時に、自分はそのゲームに対してどのようにコミットして、笛にアジャストできるかどうかが大切であるとタイムアウトで伝えるつもりが私のダメなところで、詰めてしまったのでその選手はその後すねてしまい使い物にならなかったのである。(使い物にならなくしてしまったのは私の責任なのでいまだに後悔している)
ここで言いたかったことは
「その日の笛はその日の生き物である」
バスケットボールに同じ状況が2度と来ないように、
同じ笛が2度とやってくることはない。
なので私たちができることは当日にならないとわからない笛に、その日の私たちをどのように笛に合わせて変態(アジャスト)させていくことが大切である。
トラベリングが辛いなら突き出しとボールミートを気をつければ良い。
ファールがならないならファールがならなくてもいいようなシュートを心がければ良い。
あるいは審判が絶対にファールを鳴らさないといけないようなシチュエーションにまで持っていけばいい。それでもファールがならなければ、それはコーチが責任を持って抗議すれば良い。
「審判はファールを吹きたくなくて吹かないわけではない」と言うことを理解しなければならない。
「グレーなら流すこともある」と言う認識を持っていると、
ああ、これぐらいだとならないのか?ならもっと明らかなファールを貰いに行く積極的なプレイに変えよう、とアジャストすればいい。(何回も言うがフロッピングは御法度である)
審判のせいにするよりも「ファールをもらう技術が不足している」と考えた方がよっぽど選手としての資質は上がるだろう。
審判を追い詰めてバスケットボール界(特に日本もインドネシアも)に何の得があるのか今一度コーチや選手、そして観客たちには考えてほしい。
「プロならば金もらってるんだから高品質で当たり前だ。非難されて当然だ」
と思っているならそれはきっとバスケットボールの現在地を知らなさすぎるだろう。
世界の最高峰のNBAですら毎日のように審判が袋叩きのようにソーシャルメディア等で吊し上げられているのに、その品質を日本やインドネシアで当たり前のように求めるのは少し贅沢すぎないだろうか。
とあるクリスマスの時期にドイツでブンデスリーガの試合を見に行ったことがあった。
たまたま横にはFIBAレフリーがいて一緒に観戦することになった。
本当に贅沢な時間で彼の解説も交えながらゲームを見ることができた。
とある女性が凛とファーストコールを吹いた。
「試合開始直後のファールコールはとても大切なんだ。彼女がこの試合のファールの線引きを3人の中で代表して(偶発的ではあるが)吹いたんだ」
と教えてもらった時に、本当に審判はかっこいい職業なのだと実感した。
質の悪いゲームはもしかしたら笛の質も悪いかもしれない。
でも、必ずと言っていいほど質の良いゲームは、笛の質も良い。
私の好きなゲームはロースコアでファールが少なくてディフェンスが良くてあまりシュートが入らないゲームである。
ディフェンスが良いとファールは少ない。
ディフェンスが悪いとファールが増える。
もちろん要因はそれだけではないので、ディフェンスが良くてもファールが多いケースもあるし、ディフェンスが良くてもハイスコアになるゲームもある。
でも、良い試合は簡単にゲームが止まらない。
バイオレーションやファールが少ない試合は時間はずっと流れていくからである。
バスケットボールの売りはの1つは「トランジション」である。
時間の継ぎ目が見えずらいゲームは、見る方も休憩する暇がないので見ていても楽しいものである。
審判の役目は「オフィシエイト」である。
試合を平和に、円滑に、そしてその熱狂の温度を維持しながら試合を回していくことである。
試合を邪魔するためにしている審判など99%いない。
試合が成立するためのマストの存在として審判がいてくれていることを忘れてはいけない。
それを頭で理解するだけでなくて、自身がコーチとして采配中や、選手としてプレイ中に行動を伴って審判とコミュニケーションを取れることができるチームはきっとさらにチームとして高みに行けることだろう。
あとこれは審判の視点からも後述する予定だが、
審判と仲良くなることである。
動画でも言っていたが信頼関係や心理的安全性が円滑なコミュニケーションを試合の緊迫した状況下でも助けてくれるのである。
インドネシアで私は審判にいつも草バスケを吹いてもらったり、大会で毎日のように顔を合わせるのでいつも彼らは私を気にかけてくれている。
練習試合やセレクションをする時には意図的に私のチームが不利になっても構わないとクライテリアをより厳しくオーダーすることもある。
彼らはインドネシア人の国民性を表すようなコミュニケイティブな人たちであるのは私にとって大変助かっているが、彼らはプロの審判なのである。ほぼ毎日どこかでゲームを吹いている。
私と彼らが仲良くなったところで私のチームへの笛が優しくなるなんてことは絶対にない。
むしろ仲が良いからこそ緩くできないというバイアスが逆にかかるかもしれない。
(我が子が自分のチームの選手だったら私は誰よりも厳しく接するだろう)
仲が良いから笛の質が変わるような審判はプロとは言えない。
だからこそ彼らは「公平に吹いてくれる」と言う安心感のもとこちらも安心してゲームにフォーカスできるのである。
もちろん笛が鳴らないことは多々ある。
明らかなファールがならないこともある。ヘッドコーチとしてそれは吹いてもらわないと困ると言う時も多々ある。選手を守ることができなくなってしまうので。
抗議したくなる時もたくさんあるのだが、その時に私が心理的安全を感じられるのは
「彼らは絶対に嫌がらせで吹いていないのではない」と信頼関係がすでに構築されているからである。
試合中に審判を詰めても審判を威圧して、審判をパニックにさせて、より審判のパフォーマンスを低下させるだけである。
そんなものは試合終わった後に
「3Qの残り5分の彼のファール吹いて欲しかったよ」とコミュニケーションを取るだけで十分である。
ちょっとインドネシアの審判はまだよくわからないが、日本の審判はそのほとんどが必ずreview(反省会)を行なっている。質の違いはあれこそ間違いなく自分たちのミスったところや改善の余地があるところは話し合っている。それをコーチや選手は見えていないので知らないだけである。コーチも選手も試合が終わったら皆で集まってロッカルームや外で反省会をしているように審判の人たちも集まってあるいはビデオを一人で見ながら内省しているのである。
なので大切なのは審判と試合に影響しないところでどれだけコミュニケーションを取って信頼関係を築くかと言うことはインドネシアで学ばせてもらった。
日本の審判は不容易にコミュニケーションを取らない。
(おそらくそのような指導を受けていると思われる)
どちらかに肩入れしない、あるいはエコひいきしていると外部から見られないようにである。日本社会らしいと言えばらしい。
インドネシアは試合中でも試合外でもめちゃくちゃ審判とコミュニケーションをとる。
小学生でも、その辺の親も当たり前のように審判に抗議しまくる。
日本の審判は「毅然とした態度」で無視するが、
インドネシアの審判は「毅然とした態度」で反論する。
どちらが良いかは国民性や文化の土台があるので是非はつけられないが、
きっとどちらの審判も、お互いの良きところを貰えば良いのだと思う。
最後に私が思う、コーチと選手へのアドバイスである。
もし審判に異論があるときは、審判のメカニクスやターミノロジーに則って質問すればいいと思う。
例えば(適当すぎて素人作文で申し訳ないが・・・)
「今何番のエリアでオフボールのブロッキングのファールがあったと思うんですが、あのエリアの担当はセンターの人ですか?トレイルの人ですか?もし見逃されていたとすれば、どうすればあの状況でも見てもらうことができますかね?」
試合中にこんな込み入った会話は不可能だが、上記のように聞かれてたら審判も
「あーこの人は敵意はなく、純粋に質問してくれているんだな」と心理的安全性を感じて、建設的に回答してくれることだろう。
要はレフェリー目線で質問すれば良いのである。主観ではなく客観的に審判と一緒にレビューするような質問ができれば良いのである。
将棋の感想戦のように、選手とレフェリーが、コーチとレフェリーが感想戦があると本当に素晴らしいだろうなと思っていたので、今回のBリーグの試みは本当に日本のバスケットボールの発展のために良きものになったと思う。
そしてもうひとつ私がお勧めしたいのは、
「審判へのスカウティング」である。
同じチームと2回対戦したらそのチームの戦術や癖、個人のシグネイチャームーブなのはスカウティングせずともわかるだろう。
では審判はどうか?
同じ審判に2回担当してもらったら、同じように審判の笛の癖やメカニクスの傾向について気づくだろう。もし試合のビデオがあるのなら、一度審判だけ追ってその人の笛の癖を見つけてみればいよい。
選手と同じぐらい審判にも癖や傾向がある。
例えば、
どのバイオレーションを吹くのが得意で、
どのファールを吹くのが得意なのか、
どのようなファールをコールするのが苦手で、
コミュニケーションは得意か?
ローテーションやトランジションは苦手なのか?
私は職業柄もあってか、もしプロで本気で分析を頼まれたとしたら審判の分析もマスト
だと考えている。世界戦や審判が顔馴染みの人がやることになる試合なら尚更だろう。
審判の笛の揺らぎさえ事前にわかっていれば、
「今日はトラベリング辛そうだからドライブの時気をつけよう」とか
「ファールがなりにくいと思ったらペイントエリアでフィニッシュよりもキックアウトしよう」と対策を練ることができる。
審判を分析してみることで、
選手として、
コーチとして、
あなたはもっとルールを理解することができて、
審判へのリスペクトも上がり、
バスケットボールの解像度も上がり、
もっともっとバスケットボールを深化させられるのでいかがでしょうか?
=========
bhs
Video ini adalah cross talk antara wasit dan coach di B.league di Japan
Seiring berjalannya waktu, video-video yang dulunya jarang kita lihat kini mulai bermunculan dengan konsep yang sangat bagus.
Baru-baru ini di Indonesia, saya menghadiri sebuah konferensi di mana wasit memberikan coaching clinic kepada para pelatih. Saat itu saya berpikir, "Andai saja di Jepang ada acara seperti ini." Jadi, saya merasa sangat senang.
Sebenarnya sejak dulu saya ingin menulis secara mendalam tentang wasit, tetapi tidak pernah ada kesempatan. Terinspirasi oleh video tersebut, hari ini saya ingin berbicara tentang wasit.
Pertama kali saya berinteraksi dengan wasit FIBA adalah pada turnamen internasional di Mongolia tahun 2012. Setelah itu, kejuaraan Asia U18 juga diadakan di Mongolia, dan saya bisa berteman dengan wasit-wasit FIBA dari seluruh dunia.
Mungkin karena berkah itu, sampai sekarang saya masih menjalin hubungan baik dengan wasit FIBA di berbagai negara. Saat ini di Indonesia, saya juga berinteraksi dan dibantu oleh banyak wasit lokal hampir setiap hari.
Saya sendiri tidak bisa memimpin pertandingan sebagai wasit. Namun, saya memiliki pengalaman berdiskusi dengan banyak wasit dunia. Berdasarkan pengalaman saya sebagai Head Coach, serta pengalaman sebagai Video Coordinator yang menggeluti bidang analisis (perlu dicatat bahwa seseorang tidak akan bisa menghitung data statistik tanpa memahami rules bola basket), saya ingin membagikan pemikiran saya. Saya tidak bermaksud mewakili siapa pun, tetapi dari berbagai posisi dan sudut pandang, saya berharap bisa menjadi jembatan bagi semua orang yang terlibat dalam pertandingan.
① Dari Sudut Pandang Pelatih (Coach)
Baik di Jepang maupun di Indonesia, banyak pelatih yang meneriaki wasit dengan kata-kata kasar. (Dulu di Mongolia, hal ini sangat parah sampai-sampai keselamatan nyawa wasit setelah pertandingan bisa terancam).
Menurut saya, pelatih yang mencaci wasit pada dasarnya tidak memiliki rasa hormat (respect) terhadap wasit. Secara prinsip, wasit tidak akan pernah memihak salah satu tim saat meniup peluit. (Kecuali jika ada kasus luar biasa seperti match-fixing atau penyanderaan nyawa keluarga, yang tentu saja sangat tidak mungkin...).
Berdasarkan pengalaman saya, pelatih yang habis-habisan mencerca wasit biasanya adalah mereka yang belum pernah menjadi wasit, tidak tahu rules, atau pelatih yang merasa sudah cukup bisa memimpin pertandingan lalu menjadi sombong dan merendahkan wasit muda. (Wasit FIBA yang saya kenal, tanpa pengecualian, semuanya adalah orang-orang yang berkarakter mulia).
Saya selalu berpikir, baik kepada pelatih maupun pemain: "Kalau begitu, bagaimana jika Anda sendiri yang mencoba meniup peluit sekali saja?"
Banyak orang mungkin menganggap ini sebagai pengalihan isu. Namun, siapa pun yang pernah menjadi wasit, meskipun hanya sebentar, atau siapa pun yang tahu betapa beratnya kerja keras (hard work) seorang wasit, mereka mungkin akan melakukan protes (protest), tetapi tidak akan pernah mencaci maki dengan teriakan kemarahan.
Jika seseorang hanya bisa melihat sesuatu dari sudut pandangnya sendiri, maka selamanya ia tidak akan pernah bisa menghormati wasit.
Lagipula, mengapa wasit itu ada?
Jawabannya adalah karena pertandingan tidak akan bisa berjalan tanpa adanya wasit. Di kompetisi amatir (tarkam / streetball), sering kali tidak ada wasit dan para pemain akhirnya saling jotos. Di Mongolia, hal seperti itu sudah menjadi makanan sehari-hari. (Di Indonesia, saya sangat terkejut karena bahkan di pertandingan amatir pun mereka tetap menggunakan wasit. Jika tidak, pertandingan mungkin tidak akan pernah selesai).
Tugas wasit dalam mengelola pertandingan disebut "Officiate". Ada tiga orang wasit berdiri di lapangan demi memastikan pertandingan dapat terselenggara. Kasarnya, mereka adalah fasilitator atau pembawa acara.
Oleh karena itu, sebagai premis utama, mereka meniup peluit untuk menyukseskan pertandingan. Jika mereka memberikan keputusan yang berat sebelah, pertandingan tidak akan berakhir dengan aman. Wasit yang memimpin dengan tujuan merusak pertandingan itu tidak ada, kecuali karena alasan yang sangat aneh. Wasit yang memimpin berdasarkan emosi pribadi—seperti karena membenci tim tertentu atau menyukai negara tertentu—tidak akan pernah bisa menjadi wasit profesional. Misi utama (first mission) mereka adalah menyelesaikan pertandingan dengan aman (closing the game).
Pelatih harus memimpin tim dengan pola pikir dasar bahwa: "Wasit bukanlah musuh, melainkan mitra yang bersama-sama membangun jalannya pertandingan."
Namun, ada hal yang sering disalahpahami oleh sebagian besar pelatih.
Yaitu ilusi bahwa "Wasit tidak pernah melakukan turnover (kesalahan)."
Secara akurat, wasit mengambil keputusan berdasarkan fakta (apa yang terlihat oleh mereka). Dengan kata lain, mereka tidak bisa meniup peluit untuk hal-hal yang tidak terlihat (termasuk blind spot atau hal-hal yang secara fisik tidak tertangkap oleh enam mata dari ketiga wasit).
Pola pikir yang menganggap "Wasit melihat segalanya" atau "Wasit harus melihat segalanya" adalah ekspektasi berlebihan yang salah sejak awal.
Selain itu, karena wasit hanya bisa meniup peluit untuk apa yang terlihat, maka peluit tidak akan berbunyi untuk hal-hal yang tidak tertangkap oleh mata telanjang atau area abu-abu (grey area) yang tidak bisa diadili secara mutlak dalam panduan perwasitan (pre-calling guidelines).
Peluit berbunyi berdasarkan apa yang terlihat. Wasit tidak boleh meniup peluit berdasarkan spekulasi atau metode eliminasi, seperti: "Secara fisik langkah kaki (step) seperti itu tidak mungkin, jadi pasti traveling," atau "Cara jatuhnya seperti itu pasti karena ada kontak."
Artinya, pemain dan pelatih harus memahami premis bahwa wasit adalah manusia yang juga bisa melakukan kesalahan.
Dalam sebuah pertandingan, pemain melakukan banyak violation, foul, dan turnover. Pelatih juga melakukan banyak turnover dalam strategi mereka.
Namun anehnya, mereka menuntut wasit untuk melakukan "Zero Turnover".
Pelatih atau pemain sering kali tidak bisa memberikan operan (pass) kepada rekannya yang sudah wide open selama lebih dari satu detik, tetapi mereka akan mengejar dan menyudutkan wasit habis-habisan hanya karena wasit mengalihkan pandangan selama 0,1 detik.
Secara pribadi, jika pertandingan dimainkan oleh 10 orang, menurut saya harus ada 10 wasit di lapangan agar kesalahan (turnover) bisa mendekati angka nol.
Sebagai contoh uji coba baru, liga profesional Filipina (PBA) pada musim 2025-2026 mulai menggunakan sistem 4 wasit (3 on the court, 1 rotating). Wasit keempat ini bukan sekadar cadangan medis (reserve), melainkan personel yang aktif bergantian secara reguler. Selain itu, ada 1 instruktur yang siaga untuk memberikan umpan balik langsung (instant feedback) kepada wasit yang sedang beristirahat. Jadi, praktis ada 5 orang yang bertugas dalam satu pertandingan (di luar Commissioner). Teman saya yang menjadi instruktur di sana berkata, "Kami tidak tahu apakah ini akan sukses. Namun, sebagai uji coba baru, kami harus melakukannya demi membuat kualitas pertandingan menjadi lebih baik."
Di era modern ini, ada suara yang mengatakan bahwa semua keputusan sebaiknya diserahkan kepada AI atau Instant Replay System (IRS). Namun, jika daya tarik utama bola basket adalah temponya yang cepat dan terus berjalan (continuous tempo), maka waktu yang terbuang untuk Coach's Challenge atau peninjauan ulang justru akan mendinginkan atmosfer dan antusiasme pertandingan tersebut.
FIBA mengubah peraturan hampir setiap tahun dengan sangat cepat (hal ini tidak bisa dihindari karena teknik bola basket terus berkembang). Setiap kali aturan berubah, wasit dituntut untuk meningkatkan level mereka. Terutama legalisasi "Gather Step" (dihitung sebagai langkah ke-0), yang telah mengubah dunia bola basket secara dramatis.
Dulu, aturan inti bola basket adalah "Hanya boleh melangkah 2 kali". Namun, dengan diakuinya langkah ke-0, praktis pemain bisa melangkah hingga 3 kali. Seiring dengan evolusi individual skill pemain, lahirlah variasi step work yang luar biasa rumit.
Jika bicara ekstremnya, jika seorang pemegang rekor dunia triple jump menggunakan aturan ini, dia mungkin bisa melakukan lay-up hanya dengan satu kali tolakan dari belakang garis half-court. Begitu besarnya dampak dibukanya aturan gather step terhadap evolusi teknik bola basket. (Bisa dikatakan, kemajuan teknik pemainlah yang memaksa aturan gather step ini harus dilegalkan).
Sama seperti hukum negara yang sering kali tertinggal oleh kemajuan teknologi, wasit pun tidak akan selalu bisa mengejar pergerakan pemain yang semakin cepat dan kompleks.
Oleh karena itu, pesan saya kepada para pemain adalah: "Bermainlah dengan cara yang membuat wasit bisa melihat dan meniup keputusan dengan jelas (atau bermainlah sedemikian rupa sehingga wasit tidak perlu meniup peluit karena gerakanmu bersih)."
Biar saya luruskan terlebih dahulu, saya tidak menyuruh Anda untuk melakukan flopping.
Karena wasit hanya bisa meniup apa yang terlihat, foul yang terjadi di blind spot tidak akan ditiup.
Foul yang samar/abu-abu (marginal contact) tentu saja wajar jika tidak ditiup (no call).
Violation yang meragukan juga sering kali dibiarkan mengalir (play on).
Jadi, jika Anda tidak ingin ditiup foul, Anda harus bermain dengan cara yang jelas-jelas tidak terlihat seperti foul. Jika Anda tidak ingin ditiup traveling atau carrying/palming, Anda harus menunjukkan teknik yang sangat bersih, yang bahkan jika diputar ulang 100 kali dalam mode slow motion, tetap bukan sebuah violation.
Di media sosial, banyak yang mengatakan bahwa "Shimmy Jab Step" adalah sebuah teknik yang sah. Namun, tidak peduli bagaimana Anda melihatnya, 99% dari gerakan itu adalah traveling. Saya mungkin pernah melihat 1% shimmy yang bersih di suatu tempat, tetapi pada dasarnya saya rasa hampir tidak ada pemain yang bisa melakukannya tanpa traveling. Secara biomekanika dan peraturan, itu adalah langkah yang sangat sulit.
Bahkan pemain profesional pun sering ditiup traveling dalam pertandingan. Hal ini terjadi karena fundamental pemain yang kurang sempurna, atau karena mereka terlalu sering mengeksploitasi "area abu-abu" peraturan.
Banyak pelatih yang mengajarkan, "Selama tidak ditiup wasit, itu adalah teknik yang bagus." Dulu, salah satu murid saya bahkan pernah berkata, "Langkah kaki saya ini sekarang memang traveling, tapi mulai tahun depan mungkin akan jadi legal, jadi tidak perlu saya perbaiki."
Mau wasit meniupnya atau tidak, pelanggaran tetaplah pelanggaran, baik itu violation maupun foul.
Memanfaatkan celah peraturan (loopholes) memang penting dalam strategi memenangkan pertandingan. Namun, jika kita terjebak dalam pemikiran "Apakah boleh dilakukan selama peluit tidak berbunyi?", kita akan merusak etika (ethics) olahraga. Bertarung pada hal-hal yang tidak ada hubungannya dengan esensi bola basket hanya akan mengurangi setengah dari kegembiraan olahraga itu sendiri.
Sedikit melenceng, mari kita rangkum poin-poin di atas:
1. Wasit adalah manusia yang bisa melakukan kesalahan (mereka tidak akan bisa menangkap semua violation dan foul).
2. Berdasarkan fakta bahwa "wasit tidak bisa menangkap segalanya", pemain dan pelatih harus memikirkan strategi untuk hidup berdampingan dengan keputusan wasit di lapangan.
Kemampuan untuk melakukan "Adjustment to the Referees" (menyesuaikan diri dengan wasit) ini sangatlah penting.
Sebagai contoh, ketika terjadi situasi and-one (foul saat menembak). Jika bola tidak masuk dan wasit tidak meniup foul, pemain akan sangat marah.
Namun, jika bolanya masuk, meskipun peluit tidak berbunyi, kemarahan pemain biasanya berkurang setengahnya.
Jika bola tidak masuk tetapi peluit berbunyi (foul), pemain tidak akan semarah itu.
Dan jika bolanya masuk serta peluit berbunyi, pasti tidak akan ada pemain yang mendatangi wasit untuk protes.
Semua skenario di atas adalah kejadian yang mirip. Jika Anda memiliki kemampuan untuk memasukkan bola dengan kekuatan sendiri, kemarahan Anda tidak akan pernah diarahkan kepada wasit. Daripada membuang waktu untuk melawan wasit, jauh lebih konstruktif jika Anda mengalokasikan waktu tersebut untuk fokus menembak (termasuk mencari posisi dan ritme yang sulit diganggu oleh foul lawan). Setidaknya selama pertandingan berlangsung.
Wasit pasti akan meniup peluit untuk foul yang sifatnya mutlak dan jelas (karena ada 3 wasit di lapangan). Oleh karena itu, yang penting adalah mengasah teknik "memancing foul" (draw foul) yang terlihat jelas oleh siapa pun. Pemain yang sering mendapatkan foul dari lawan memiliki kemampuan yang tinggi dalam "membuat tekniknya dapat dibaca dengan jelas oleh wasit". Ini sama sekali bukan tentang flopping. Wasit tidak bodoh. Jika Anda terus-menerus melakukan flopping, Anda pasti akan masuk dalam daftar hitam (blacklist). Menggunakan flopping secara berlebihan akan membuat wasit memiliki bias: "Anak ini mungkin sedang flopping lagi." (Meskipun wasit juga dilatih untuk menghilangkan bias tersebut).
Bagi saya pribadi, flopping adalah teknik yang sangat tidak keren, jadi saya tidak merekomendasikannya. Bertarung melawan wasit terasa seperti melenceng dari jalur utama permainan bola basket.
Bermain secara jujur dan adil (fair play), bukan dengan akting, adalah jalan utama dan cara paling ksatria untuk mendapatkan foul atau meminimalkan bunyi peluit dari lawan.
Jika Anda menang dengan selisih 1 poin, tidak peduli seberapa sering peluit tidak menguntungkan Anda, Anda tidak akan terlalu marah pada wasit.
Namun jika Anda kalah dengan selisih 1 poin, bahkan jika kepemimpinan wasit hampir sempurna sepanjang laga, Anda akan mengamuk dan menyalahkan wasit hanya karena satu foul yang tidak ditiup di akhir laga.
Kesimpulannya, jika Anda bisa menang dengan selisih poin yang jauh sehingga tidak perlu melampiaskan kemarahan pada wasit, Anda tidak akan pernah mengeluarkan kata-kata kasar kepada mereka.
Tim yang kalah lalu mengatakan "Kami kalah karena wasit", biasanya adalah tim yang sebenarnya "tidak memiliki kemampuan yang cukup untuk menang dengan memperhitungkan faktor kesalahan wasit".
Jika Anda kalah hanya karena wasit, itu namanya bukan bola basket, melainkan game keberuntungan seperti gacha wasit. Jika Anda ingin bermain game keberuntungan, pergilah ke arkade/game center dan putar saja mesin gacha terus-menerus.
Banyak pemain yang tidak tahu rules. Mengapa? Karena mereka tidak pernah membaca rule book.
Banyak pemain yang terus-menerus mengeluh kepada wasit. Mengapa? Karena pelatih di tim mereka juga sering mengeluh kepada wasit di depan para pemain.
Banyak pelatih yang tidak tahu rules. Mengapa? Karena pelatih tersebut tidak pernah turun ke lapangan sebagai wasit.
Pemain yang hanya bisa mengeluh kepada wasit kekurangan rasa hormat. Ini adalah pembelaan sepihak (position talk) dari orang-orang yang tidak pernah berada di posisi sebagai pengadil lapangan.
Perlu diingat bahwa:
• Mengeluh kepada wasit,
• Memberikan isyarat (appealing) tentang adanya foul atau violation,
• Berkomunikasi dengan wasit,
• Dan melakukan protes resmi secara hukum (protest),
...adalah empat hal yang sama sekali berbeda.
Daripada membuang waktu untuk mengeluh kepada wasit, saya selalu berpikir: "Lebih baik cepat kembali untuk defense!" Sadarilah bahwa saat Anda mengeluh, Anda membuang energi secara sia-sia dan memberikan kerugian besar bagi tim (kehilangan minimal satu possession).
Kalaupun Anda harus berkomunikasi dengan wasit, lakukanlah saat waktu berhenti (dead ball). Berkomunikasi dengan wasit saat waktu pertandingan sedang berjalan (live ball) hanya boleh dilakukan dalam situasi darurat (emergency).
Tentu saja, wasit juga terkadang melakukan salah urus (incorrect call/decision). Ini bukan tentang peluit yang luput, melainkan ketika mereka salah menerapkan prosedur hukum regulasi. Dalam situasi ini, pemain harus berkomunikasi secara konstruktif dengan wasit, atau menyampaikannya kepada pelatih agar pelatih yang berbicara mewakili tim.
Dulu, ketika saya melatih di sebuah universitas di Jepang, ada seorang pemain yang memiliki IQ basket cukup tinggi. Saya menginstruksikannya, "Berkomunikasilah dengan baik dengan wasit selama pertandingan." Namun, dia salah memahami maksud saya (sekarang saya sadar bahwa cara mengajar saya saat itu juga bermasalah). Berkedok "komunikasi", dia justru meremehkan dan mengejek wasit yang levelnya masih rendah sepanjang laga.
"Wasit itu tidak bisa mengelola pertandingan dengan benar."
Saya paham betul argumennya. Namun, hal itu sama sekali tidak bisa menjadi alasan untuk menghilangkan rasa hormat kepada wasit.
Ketika peluit wasit kurang maksimal, yang terpenting adalah bagaimana kita berkomunikasi saat time-out mengenai cara berkontribusi dalam permainan dan menyesuaikan diri dengan tiupan tersebut. Sayangnya, karena kekurangan saya sebagai pelatih saat itu, saya justru menyudutkan pemain tersebut sehingga dia merajuk dan tidak bisa fokus bermain. (Itu adalah tanggung jawab saya karena membuatnya tidak bisa berkontribusi, dan saya masih menyesalinya hingga sekarang).
Poin yang ingin saya sampaikan di sini adalah:
"Peluit wasit pada hari itu adalah mahluk hidup yang dinamis pada hari itu juga."
Sama seperti tidak akan pernah ada situasi yang persis sama dua kali dalam bola basket, peluit yang sama pun tidak akan pernah datang untuk kedua kalinya.
Oleh karena itu, yang bisa kita lakukan adalah melakukan metamorfosis (adjustment) pada gaya permainan kita agar sesuai dengan karakter peluit hari itu, yang baru bisa kita ketahui saat pertandingan dimulai.
Jika wasit hari itu sangat ketat terhadap traveling, maka berhati-hatilah saat melakukan start drive (penetration) dan saat menerima bola (ball meet).
Jika foul sulit ditiup, fokuslah untuk melakukan eksekusi tembakan yang tidak memerlukan ketergantungan pada peluit wasit.
Atau, bawalah situasi permainan ke titik di mana wasit mutlak harus meniup foul. Jika dalam situasi sekonkrit itu pun peluit tetap tidak berbunyi, barulah pelatih yang mengambil tanggung jawab untuk melakukan protes secara resmi.
Kita harus memahami bahwa: "Wasit tidak meniup peluit bukan karena mereka sengaja enggan meniupnya."
Jika kita memiliki pemahaman bahwa "jika ragu-ragu (marginal), wasit akan membiarkan permainan mengalir," maka kita tinggal menyesuaikan diri: "Oh, kalau kontaknya cuma segini tidak ditiup ya? Kalau begitu, mari kita ubah permainan menjadi lebih agresif untuk mendapatkan foul yang lebih jelas." (Sekali lagi saya ingatkan, flopping adalah hal yang dilarang).
Daripada menyalahkan wasit, berpikir bahwa "teknik saya dalam memancing foul masih kurang" akan jauh lebih meningkatkan kualitas Anda sebagai seorang pemain.
Saya ingin para pelatih, pemain, dan penonton merenungkan kembali: Apa untungnya menyudutkan wasit bagi perkembangan dunia bola basket (khususnya di Jepang maupun di Indonesia)?
Jika Anda berpikir, "Karena mereka profesional dan dibayar, wajar jika kualitasnya harus tinggi, dan mereka pantas dicaci jika salah," maka Anda mungkin belum tahu realitas dunia bola basket saat ini.
Bahkan di NBA yang merupakan level tertinggi di dunia, wasit selalu menjadi bulan-bulanan dan dihakimi di media sosial hampir setiap hari. Menuntut kualitas yang sama sempurnanya secara instan di Jepang atau Indonesia tentu saja merupakan hal yang agak terlalu muluk.
Suatu ketika pada musim natal, saya pergi ke Jerman untuk menonton pertandingan Bundesliga. Secara kebetulan, ada seorang wasit FIBA duduk di sebelah saya, dan kami akhirnya menonton bersama.
Itu adalah waktu yang sangat berharga karena saya bisa menikmati pertandingan sambil mendengarkan analisis dari sudut pandangnya.
Saat itu, ada seorang wasit wanita yang meniup peluit pertama (first call) dengan sangat tegas dan lantang. Teman saya berkata:
"Tiupan foul di awal pertandingan itu sangat krusial. Dia baru saja mewakili ketiga wasit untuk menarik garis batasan (line) sejauh mana foul akan ditoleransi dalam pertandingan ini (meskipun momen itu terjadi secara tidak sengaja)."
Saat mendengar penjelasan itu, saya benar-benar menyadari bahwa wasit adalah profesi yang sangat keren.
Pertandingan yang buruk mungkin memiliki kualitas peluit yang buruk. Namun, bisa dipastikan bahwa pertandingan yang berkualitas tinggi selalu dipimpin oleh peluit yang berkualitas tinggi pula.
Pertandingan favorit saya adalah laga dengan skor rendah (low-score game), minim foul, defense yang solid, dan persentase tembakan yang tidak terlalu tinggi.
Jika defense bagus, foul akan minim. Jika defense buruk, foul akan meningkat.
Tentu saja faktornya tidak hanya itu. Ada kasus di mana defense bagus tetapi foul tetap banyak, atau defense bagus tetapi skor tetap tinggi. Namun, pertandingan yang baik tidak akan mudah terhenti. Laga yang minim violation dan foul akan membuat waktu terus mengalir.
Salah satu daya tarik terbesar bola basket adalah "Transition" (transisi). Pertandingan yang jedanya tidak terlihat membuat penonton tidak memiliki waktu untuk beristirahat, sehingga sangat seru untuk dinikmati.
Tugas wasit adalah "Officiate". Menggulirkan pertandingan agar berjalan damai, lancar, dan menjaga tensi antusiasme tetap membara di jalurnya.
Tidak ada wasit (99%) yang masuk ke lapangan dengan niat untuk mengganggu jalannya pertandingan.
Kita tidak boleh lupa bahwa wasit hadir sebagai elemen mutlak (must-have existence) agar pertandingan dapat terselenggara.
Tim yang tidak hanya memahami hal ini di dalam kepala, tetapi juga mampu mewujudkannya dalam tindakan nyata—baik pelatih saat menyusun strategi maupun pemain saat bertanding—melalui komunikasi yang baik dengan wasit, pastinya akan mampu melangkah ke level yang jauh lebih tinggi.
Selain itu (dan ini akan saya bahas nanti dari perspektif wasit), penting bagi kita untuk membangun hubungan baik dengan wasit.
Seperti yang disebutkan dalam video, hubungan saling percaya (trust) dan kenyamanan psikologis (psychological safety) akan sangat membantu kelancaran komunikasi, bahkan di bawah tekanan situasi pertandingan yang menegangkan.
Di Indonesia, karena saya sering meminta wasit untuk memimpin pertandingan amatir kami, dan kami sering bertemu hampir setiap hari di berbagai turnamen, mereka selalu perhatian kepada saya.
Saat mengadakan scrimmage (game latihan) atau seleksi tim, saya terkadang sengaja meminta mereka: "Tolong tiup dengan kriteria (criteria/clipping) yang lebih ketat," meskipun itu merugikan tim saya sendiri.
Karakter mereka yang sangat komunikatif khas masyarakat Indonesia sangat membantu saya. Namun, perlu diingat bahwa mereka adalah wasit profesional. Mereka memimpin pertandingan hampir setiap hari di suatu tempat.
Hanya karena saya akrab dengan mereka, bukan berarti keputusan mereka akan menjadi lebih lunak kepada tim saya. Justru karena kami dekat, bisa terjadi bias sebaliknya: mereka tidak bisa melonggarkan keputusan demi menjaga profesionalisme. (Sama seperti jika anak kandung saya berada di dalam tim, saya pasti akan memperlakukannya lebih tegas daripada siapa pun).
Wasit yang kualitas peluitnya berubah hanya karena kedekatan personal tidak bisa disebut sebagai wasit profesional. Justru karena mereka profesional, lahirlah rasa aman bahwa "mereka akan memimpin dengan adil (fair)", sehingga kami pun bisa fokus sepenuhnya pada permainan dengan tenang.
Tentu saja, ada kalanya peluit tidak berbunyi. Ada kalanya foul yang jelas terlewatkan. Sebagai Head Coach, sering kali saya merasa kesulitan jika hal itu tidak ditiup, karena menyangkut keselamatan pemain saya di lapangan.
Ada banyak momen di mana saya ingin memprotes. Namun, alasan mengapa saya tetap merasakan kenyamanan psikologis adalah karena adanya hubungan saling percaya bahwa "mereka sama sekali tidak meniup peluit dengan niat untuk menjatuhkan kami."
Menyudutkan, mengintimidasi, atau membuat wasit panik di tengah pertandingan hanya akan menurunkan performa mereka ke titik yang lebih buruk.
Hal-hal seperti itu cukup dikomunikasikan setelah pertandingan selesai, misalnya dengan mengatakan: "Di kuarter ketiga sisa 5 menit, saya harap foul pada gerakan tadi bisa ditiup ya." Itu sudah lebih dari cukup.
Saya belum tahu pasti bagaimana kultur evaluasi wasit di Indonesia, tetapi di Jepang, hampir semua wasit selalu melakukan sesi review (evaluasi mandiri) setelah laga. Terlepas dari perbedaan kualitasnya, mereka pasti mendiskusikan poin-poin kesalahan dan area yang perlu ditingkatkan. Pelatih dan pemain hanya tidak mengetahuinya karena hal itu tidak terlihat oleh mereka. Sama seperti pelatih dan pemain yang berkumpul di loker atau di luar lapangan untuk melakukan evaluasi setelah pertandingan selesai, para wasit juga berkumpul atau melihat video sendirian untuk melakukan introspeksi (self-reflection).
Oleh karena itu, hal berharga yang saya pelajari di Indonesia adalah: Seberapa baik kita bisa berkomunikasi dan membangun hubungan saling percaya dengan wasit di luar hal-hal yang mempengaruhi hasil pertandingan.
Wasit di Jepang cenderung tidak berkomunikasi jika tidak benar-benar diperlukan. (Kemungkinan besar mereka dilatih demikian). Hal ini dilakukan agar mereka tidak dinilai memihak atau melakukan anak emas (favoritisme) oleh pihak luar. Sangat khas mencerminkan budaya masyarakat Jepang.
Di Indonesia, komunikasinya sangat intens baik di dalam maupun di luar lapangan. Bahkan anak-anak sekolah dasar atau orang tua di pinggir lapangan pun terbiasa melayangkan protes keras kepada wasit.
Jika wasit Jepang merespons dengan "sikap tegas" berupa pengabaian (ignore), wasit Indonesia merespons dengan "sikap tegas" berupa argumen balik (counter-argument).
Mana yang lebih baik tidak bisa dihakimi secara mutlak karena adanya fondasi karakter nasional dan budaya yang berbeda. Menurut saya, alangkah baiknya jika wasit dari kedua negara bisa saling mengadopsi hal-hal positif satu sama lain.
Sebagai penutup, ini adalah saran saya untuk para pelatih dan pemain:
Jika Anda memiliki perbedaan pendapat dengan wasit, bertanyalah dengan menggunakan dasar mekanik (referee mechanics) dan terminologi (terminology) perwasitan yang resmi.
Sebagai contoh (ini hanya ilustrasi sederhana dari orang awam, mohon maaf jika kurang sempurna...):
"Saya rasa tadi ada foul blocking off-ball di area nomor sekian. Apakah area tersebut merupakan tanggung jawab Center referee atau Trail referee? Jika tadi posisinya luput dari pandangan, bagaimana cara terbaik agar situasi seperti itu tetap bisa terpantau dalam pertandingan?"
Komunikasi yang serumit ini memang tidak mungkin dilakukan di tengah laga yang sedang berjalan. Namun, jika Anda bertanya dengan cara seperti di atas (misalnya saat jeda kuarter), wasit akan berpikir: "Ah, orang ini tidak memiliki niat buruk/permusuhan, dia murni bertanya." Mereka akan merasakan kenyamanan psikologis dan memberikan jawaban yang konstruktif.
Intinya, bertanyalah dari sudut pandang wasit (referee's perspective). Ajukanlah pertanyaan yang sifatnya objektif untuk meninjau kembali keputusan bersama wasit, bukan pertanyaan yang subjektif.
Akan sangat luar biasa jika pemain/pelatih dan wasit bisa melakukan sesi diskusi evaluasi pasca-laga (post-game review), mirip seperti sesi analisis pasca-pertandingan dalam permainan catur/shogi (Kansou-sen). Langkah yang dicoba oleh B.League di Jepang saat ini menurut saya merupakan hal yang sangat baik demi kemajuan bola basket.
Dan satu hal lagi yang sangat saya rekomendasikan adalah: "Scouting terhadap Wasit".
Jika Anda bertanding melawan tim yang sama sebanyak dua kali, Anda pasti akan memahami taktik, kebiasaan, hingga signature move pemain mereka tanpa perlu melakukan scouting yang rumit.
Lalu, bagaimana dengan wasit?
Jika pertandingan Anda dipimpin oleh wasit yang sama sebanyak dua kali, Anda pun seharusnya bisa menyadari kebiasaan peluit dan kecenderungan mekanik mereka. Jika Anda memiliki video rekaman pertandingan, cobalah sesekali mengikuti pergerakan wasit saja untuk menemukan karakteristik tiupan peluitnya.
Sama seperti pemain, wasit juga memiliki kebiasaan (habits) dan kecenderungan (tendencies).
Sebagai contoh:
• Violation apa yang paling jeli mereka tiup?
• Foul apa yang paling dikuasai penilaiannya?
• Foul seperti apa yang biasanya sulit mereka panggil (call)?
• Apakah mereka tipe yang komunikatif?
• Apakah mereka kurang maksimal dalam melakukan rotasi (rotation) atau transisi (transition)?
Mungkin karena tuntutan profesi saya di bidang analisis, jika saya diminta secara profesional untuk melakukan analisis tim secara total, menurut saya analisis terhadap wasit adalah hal yang wajib (mandatory). Terutama dalam pertandingan level internasional atau laga-laga krusial yang dipimpin oleh wasit-wasit yang sudah sering kita temui.
Jika kita sudah mengantisipasi fluktuasi tiupan peluit wasit sejak awal, kita bisa menyusun strategi cadangan, seperti:
"Hari ini wasit sepertinya sangat ketat terhadap traveling, jadi berhati-hatilah saat melakukan drive."
atau
"Jika foul di dalam paint area agak sulit ditiup, mari kita ganti opsi dari finishing dalam menjadi strategi kick-out pass ke luar."
Dengan mencoba menganalisis wasit:
• Sebagai pemain,
• Sebagai pelatih,
Anda akan dapat memahami rules secara jauh lebih mendalam, rasa hormat Anda kepada wasit akan meningkat, resolusi pemahaman Anda terhadap bola basket akan semakin tajam, dan Anda akan dapat membawa pemahaman bola basket Anda ke tingkat yang jauh lebih dalam. Bagaimana menurut Anda?