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思想作家・村中堅宣による著作ライブラリー

二十四節気編・小雪 小雪の見守りテラス

2026.07.04 19:36

小雪の頃、陽射しは静かに力を弱め、落ち葉は風に身を委ねながら冬への支度を始める。

テラスから眺める景色の中では、鮮やかな羽をまとったカワセミが木々の間を舞い、愛犬たちは穏やかな眼差しでその姿を追いかける。

三毛猫とキジトラ猫は、今にも飛び出しそうな狩人の顔。

けれど、その時間さえどこかのんびりとしている。

都会の喧騒も、終わりのない競争も、ここにはない。

あるのは、季節が少しずつ移ろう音と、家族が同じ景色を見つめる穏やかな時間だけ。

急がなくていい。

誰かと比べなくていい。

落葉が土へ還り、やがて新しい命を育むように、人もまた自然の流れの中で生きている。

『小雪の見守りテラス』

四季の移ろいを家族とともに見守る、理想郷の小さな特等席です。