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専門家に依頼していた届出が、自分でできる時代。

2026.07.07 22:00

長年、私はある書類の提出を税理士さんにお願いしていました。

社会保険の「算定基礎届」です。

名前を聞いただけで、そっとパソコンを閉じたくなるような書類です。

いかにも、素人が触ってはいけなさそうな顔をしている。


毎年この時期になると、税理士さんから連絡が来ます。

「今年もこちらで対応しましょうか?」

費用は3万円。


これまでの私は、特に疑問を持たずにお願いしていました。

よくわからない。

間違えたら怖い。

手続きが面倒そう。

だから専門家にお願いする。

そう思っていたのです。


でも今年、ふと思いました。

あれ、これ、もしかして自分でできるんじゃない?

この問いが、すべての始まりでした。


今は、行政手続きもかなりオンライン化されています。

GビズIDを取得すると、ひとつのID・パスワードで複数の行政サービスにログインでき、社会保険手続きなどにも使えます。日本年金機構も、届書作成プログラムやe-Govで算定基礎届を電子申請できることを案内しています。(GビズID)

そして今の私には、ChatGPTがあります。


わからない言葉を聞く。

どのページに行けばいいか確認する。

この項目には何を入れるのか、一つずつ確認する。

不安になったら、また聞く。

そうやって進めてみたら。

できてしまいました。


長年「これは専門家に頼むもの」と思っていた手続きが、自分でできてしまったのです。

その瞬間、思いました。


これは3万円浮いたのではない。

3万円稼いだのだ。


なぜなら、これまで私が払っていたのは、作業代だけではなかったからです。

正確には、

「わからない不安」への支払い

だったのだと思います。


もちろん、専門家にお願いする価値がある仕事はたくさんあります。

税務や社会保険の手続きも、内容によってはプロに頼んだほうがいい場面があります。

でも、すべてを「わからないから」で丸投げしていたら、いつまでも自分の扱える世界は広がりません。


AI時代に変わるのは、稼ぎ方だけではない。


今までなら、

「自分には無理」

「専門家に頼むしかない」

「調べてもわからない」

と思っていたことに対して、

本当にそうだろうか?

と問いを立てられるようになったこと。

ここが大きいのです。


AIは、売上を増やすためだけの道具ではありません。

AIは、これまで不安で払っていたお金を見直すための道具

でもあります。


「これは本当に外注しなければできないことなのか?」

「私は作業そのものに払っているのか、不安に払っているのか?」

「AIと一緒なら、どこまで自分で理解できるのか?」

「毎年なんとなく払っているお金は、本当に今の私に必要なのか?」

こういう問いを持てるようになる。


そして、その問いが立った瞬間、生活の中に小さな収益が生まれることがあります。

今回の3万円は、たった一度の節約ではありません。


来年も自分でできるなら、毎年3万円。

5年なら15万円。

10年なら30万円。

しかも、お金だけではありません。


一度できたことで、私の中に新しい感覚が生まれました。

あれ、他にも自分でできることがあるかもしれない。


これからのAI活用は、何か新しいビジネスを始めることだけではない。

今まで「わからないから」と払っていたお金を見直すこと。

「自分には無理」と思っていた手続きを、一度問い直してみること。

その小さな変化だけでも、生活は少し軽くなる。


今回、私は3万円を稼ぎました。


売上ではなく、問いによって。

「これ、本当に私にはできないことなのかな?」

AI時代の収益は、そんな小さな問いからも生まれるのだと思います。