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武豊騎手・通算5000勝達成。

2026.07.12 04:41

「私にとって、競馬そのもの」


心を奪われた、走り。

勝ってほしいと願った、背中。

想いを託した、あの日。

そのどこかに、いつも彼がいた。


勝利の数は、

終わりのない夢を、

誰よりも多く、

叶えてきた証。


そして、

私たちの心を豊かにした、

比類なき軌跡。


ーーーーー


[補足1]

太陽系をはるかに超えて、いくつもの銀河が広がる宇宙のような話をします。

5000勝。

これは、中央・地方・海外を合算した数字です。

まず前提として、合算であったとしても、年間100勝以上を達成するJRA所属騎手は、全体の上位5%前後しかいません。

その年間100勝を、50年続けてようやく到達できる数字です。

中央競馬だけでも、4669勝。

今後誰かが到達できるとは思えない領域です。

※26/7/12の13:15時点。

※2位は、横山典弘騎手の3015勝。


[補足2]

光の速さでも届かないほど、今も広がり続ける宇宙のような話をします。

そもそも、5000回騎乗することすら叶わずに、引退する騎手は珍しくありません。

年間300鞍に騎乗したとしても、5000回に到達するには約17年かかります。

さらに、年間300鞍に満たないジョッキーも多数います。

そう考えると、5000回乗るのではなく、5000回勝つということが、どれほど次元の違う偉業なのかが分かります。


[補足3]

私が物心ついた時、武豊騎手はすでにトップオブトップでした。

子供の時、誰かに「競馬が好きやねん」と話すと、必ず出てくるのが武豊、マキバオー、ウイポ、ダビスタ、ギャロレーでした。

これは、他の騎手ではありえないことです。

各時代で、その次元の知名度を誇った馬は、ディープインパクト、オグリキャップ、ハルウララあたりでしょうか。

その3頭全てに、武豊騎手は乗っているんですよね。

それもすごい。


[補足4]

時は流れ、私も社会人になりました。

若手の頃、上司が武豊騎手と同い年だったんです。

※上司が、自分から教えてくれるレベルの知名度ということです。“俺、武豊世代だよ。”と。

※当然、私が競馬好きだなんて知らない状況です。


当時は地方競馬からも、海外からも、名手が次々と中央競馬へ押し寄せてくる時代。

「ああ、武豊もそろそろ引退するんかな」

「まあ、そういう歳やもんな」

「調教師になるんかな」

「岡部みたいに、解説者になるんかな」

そんなことを思いながら、競馬を眺めていたのを覚えています。


そこから、あっというまに約15年。

武豊騎手は、今も余裕で現役バリバリです。

今年は、上半期だけでG1を2勝。

しかもこの15年の間に、2頭の年度代表馬(キタサンブラック、ドウデュース)の主戦を務め、ダービー2勝(キズナ、ドウデュース)。

中央G1だけでも、20勝以上しています。

この15年の成績だけを切り取っても、超一流のレジェンドです。

信じられません。

※そもそも、中央G1を20勝以上している騎手自体、たった11人しかいません。


[補足5]

とはいえ、武豊騎手は、さらに私たちの想像を超えてくるのでしょう。

60歳でも、現役でいるかもしれない。

中央競馬だけで、5000勝に到達するかもしれない。

中央G1をコンプリートするかもしれない。

20代、30代、40代、50代、そして60代。

それぞれの年代でダービーを制覇するかもしれない。

そして、凱旋門賞を勝つ日が来るかもしれない。

しかも今年。


いや。

きっと、私たちがまだ言葉にできない景色まで、見せてくれる。

今日は、きっと“遥かなる通過点”。

そう思わせてくれる、競馬そのものです。