ツール・ドゥ・フランスで巡るワイン旅 2026 その③
2009年から晴れてA.O.P.に昇格したサン・プルサン。
今日の第11ステージで選手たちがそのサン・プルサンの畑の横を駆け抜けます。
ま ほとんどの方が知らないワイン産地の一つでしょう。
それでもいくつかの生産者のワインが少量輸入されています。
日本だとサン・プルサンはオーヴェルニュ地方という産地分けをすることが多いと思うのですが その昔パリでジャン=フランソワ・ピエージュのお店に行った時はロワール流域にカテゴライズされていました。
確かに日本的感覚だとロワール流域というワイン産地はサンセールと対岸のプイィ・フュメまでってことになりがちですが ロワール河の源流はもっと先。
なんせ気候変動の影響による猛暑と旱魃で今 一部が干上がってしまっているとはいえ フランス最長で1.000km以上を流れ 支流も多いのがロワール河。
実際 ロワール河の支流に位置するワイン産地もいくつかあるわけで 支流のアリエ川のすぐ西側に南北に広がるサン・プルサンも産地ごとに区切ったワインリストでロワール河流域に入れるのも納得。
それはともかくサン・プルサンといえばトレサリエ。
なんですか? トレサリエって⁇
ってなりますよね。
葡萄の品種なんですが元々はヨンヌ県(シャブリの辺り)の葡萄でそちらではサシーと呼ばれているんですが これまたレア品種。
それがサン・プルサンのエリアではトレサリエと呼ばれているわけです。
サン・プルサンは赤白ロゼとあるのですが個人的な興味は露骨に白。
それもトレサリエ100%の白。
ただワイン法の規定ではシャルドネが主体でトレサリエは必ずブレンドしなければいけない補助的品種となっている。
でもこのテール・ドゥ・ロアのようにA.O.P.を失うとしてもトレサリエ100%で醸したワインをスペシャル・キュヴェとしている生産者がいくつか存在するのです。
それこそ飲むべきワインだと思っています。
Tressallier トレサリエ とは表記せずフランス人が好きな言葉遊びで Tresse à Lier。
トレス ア リエ を繋げて読むからトレサリエ。
(髪を三つ編みに結ぶための紐 的な意味かな。)