父から、母から、受け取ってもいい
こんにちは、みっちです。
先月から、
ハートエデュケーションベーシックコースとは別立てで、
初級のみのクラスを開催しています。
ファシリテーターは、みっち。
つまり、わたしです。
わたしはアートセラピーを学んだので、
その経験と知識を動員した、
アート表現を通してインナーチャイルドの世界を知る、
というテーマでクラスを開催しています。
昨日は、その2回目。
初級2回目のテーマは、
「家族の信念体系」
わたし達は、ある家庭に、その家族の一員として生まれ、
親の保護下にある間は、その家のルールのもとで生きています。
まっさらな、
天界での記憶などすっかり忘れた状態で生まれてくるわたし達にとって、
父や母は、偉大な(あるいは脅威的な)存在です。
とてもとても、大きな影響を受けています。
兄や姉がいる場合も、大きな影響を受けています。
もちろん、弟や妹が、後からやってきた場合も、
やはり、多大な影響を受けます。
自分よりも外の世界(家族)から、様々な影響を受け、
感化され、慣れていき、やがて同じように思考し、
行動するようになっていきます。
当然です。
一番身近にいる存在をお手本にして、
この世を生きていこうとしているのですから。
(まさに、温故知新ですね…!)
そのお手本から受け取るものが、
後から「厄介なもの」だったと氣付くことがあります。
成長するに従い、自我が確立されてくると、
両親が使っていたルールが自分に合わなくなってきて、
不自由さ、嫌悪感、居心地の悪さ…などを感じるようになってきます。
場合によっては激しい怒りを感じるかもしれません。
もう、今の自分には必要ないルールなのに、
何故かそれを手放せない。
このルールは無しにして、新しいルールにしよう!と思ったとしても、
存外、そう簡単にいきません。
新しい、今の自分に合ったルール、やり方があるはずだと感じるのに、
それがなんだかわからないから、
余計に腹が立つ。
捨てたいのに捨てられない。
そもそも捨て方がわからない。
だから「厄介なもの」となってしまうのです。
あなたの中に、
「〜ねばならない」
という感覚があり、それがあなたを苦しめているとしたら、
その「〜ねばならない」は、
今のあなたにとって、もう不要なのかもしれません。
昨日のクラスでは、
父、母、自分についてそれぞれ、
色や形を使って自由に表現していきました。
何を描けばいいかと戸惑っていた方もいらっしゃいましたが、
内側の子ども(インナーチャイルド)と、
高次元の自分(ハイアーセルフ)にしっかりと繋がることで、
手が勝手に画材を選び、勝手にどんどん描いていく…ということが
起きていました。
自分の感覚を信頼したことで、得られた感覚だったと感じます。
そうして絵で表現することで、
父は、母は、どんな人で、どんな考えを持っていて、
どんな行動をしていた人なのかを感じ取ることができたようです。
自分についても、客観的に捉えることができたようでした。
両親がそれぞれどんな人だったかを現したことで、
両親から何を受け取っていたか、より明確になりました。
「今の自分にこれは必要ない」という発見と同時に、
「これは今の自分に必要で、活かしていいものなんだ」
という発見もありました。
もう要らないからと、闇雲になんでも捨ててしまうと、
不要なものの中に埋もれた宝物(その人のギフト)までも、
捨ててしまうことになりかねません。
「これは要るのか、要らないのか」を見極める為には、
明確な眼(成熟した意識)と、光(顕在化)が必要です。
アートは、
自分の無意識(混沌とした暗闇)から、
今、視る必要のあるものを
サルベージするパワーがあります。
引き上げられるまでは、
どんなにか醜いものだろうかと思っていたものが、
引き上げられ、光に照らされると、
それほど酷いものではなかった…ということもあります。
父から受け継いだ「これ」が嫌だと思っていたが、
実は自分のギフトだった!
「これ」を母から受け継いで苦しかったけど、
少し冷静に視ることができる…。
そんな発見が、次々とやって来て、
昨日のクラスは涙あり、笑いあり。
その人にとって不要なものを取り払ったことで、
自分のギフトに氣付けた、そんな瞬間が沢山ありました。
アート表現を通して、
発見し、驚きながらも認めることで、
スゥッと癒えていく…。
完璧に、すべてが癒された訳ではないだろうけど、
その感覚をひと通り体感することは、
非常に大切だと感じます。
クラスに参加されたみなさんが、
より幸せで在りますように。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
次回の初級クラスは3回目。最終回です。
4月7日(日)10時から。
「ちょっと面白そう」と感じた方、お気軽にどうぞ。
会場、参加費などは別途お問い合わせください。