村の素晴らしい出会い
昨日はなんごう森のおうちのある南郷の区の集まりがありました。
区長さんからこのおうちを紹介していただいたご縁もあり、
区長さんと仲良くさせていただいていることと、
目の前にある地域の方々とも繋がっていきたいなぁという想いがあったので、
自治会に入ることにしました。
今回は総会だということで、わたしたちの紹介もしてくださり、
なんと演奏の時間まで取ってくださいました。
タオライアーの紹介をさせていただいたおかげで、
職人として木を探しているのだという話をしましたら
桜の木や他にも色々な木材を提供してくださることになったり
桐の職人さんに出会ったり!
木についても色々と教えてくださったり…
どんどんと繋がってきました。
私たちの進むべき道を進んでいれば、
こうやって助けが必ず入ってくるということ。
新しく誰も選択しなかったことへ飛び込むことにブルブルしながらも
それでも進んでみること。
そうすれば思いもしなかったところから
導きが来ること。
日々、本当に実感しています。
私はタオライアーを持ちながらみなさんを周り
背中に当てたりお腹に当てたりお話をしながら奏でていました。
会員さんのなかに耳の聞こえない方がいらして
とても興味を持ってくださいました。
口の動きと手話とジェスチャーで会話しましたが、
最初に背中にあててみたとき
「これはお腹にフワーッと響いてくる。お腹に当ててみたらどうか?」と。
お腹に当てると
「これはものすごい!」と感動されていました。
タオライアーは音階がレミラシの四つの音しかありませんが、
48弦の響きがあります。
下から上へ撫でると音階が上行していく響きが
上から下へ撫でると下降していく響きがします。
その違いを身体の響きで感じますか?とお聞きしたところ、
「本当に少しの違いだけれどわかる!」とのことでした。
響きは重なりあい、倍音も響きますので、
一音一音、指が弦から離れていくに連れて
ひとつの和(輪?)になるような感じだと思いますが、
指が弦に触れて音が発音された時点の音は
それぞれの音程の高さの音がなるので響きに違いがあります。
耳でそれを聴くことは容易いですが
身体だけではどう感じるのかなというのは
ずっと気になっていました。
私の体感として
やはり低い音は震えが大きいですし深く入る感じがします。
高い音は浅いけれど繊細なバイブレーション。
聴く、という感覚を抜きにして感じることができるこの楽器ならではのおもしろさです。
頭に乗せて奏でてみると
頭の上から丸い形の音?(バイブレーションやエネルギーという意味かもしれません)
が降りてきてやはり胸の前でワーッと広がる!と。
素晴らしいと思ったのは、彼の表現力。
そして感じる力です。
感じ方は人それぞれではあるのですが、
うん、ビリビリするね、という方もいらっしゃるなか
彼の感じる力は細やかで
音の波が流れる方向まで感じていました。
見えないもの、聞こえないものを感じる力は、皆もともとあるもの。
ただ、目や耳から入るものにフォーカスしているだけ。
他の感覚にもっと信頼していたら
もっと豊かに生きられるような気がしています。
改めてそのことに気づかせてくださったこの方に感謝。
そしてこの村のみなさんがとても歓迎してくださり
若い人たちが一生懸命取り組むことを助けたいと
喜んで協力してくださることにとても感謝しています。
本当に嬉しい!
本当にありがとうございます。
やっぱり、ここに住むと決めてよかった!
この素晴らしい森で演奏や創作活動を行っていこう!と改めて思いました。