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堀口ひとみ|Art of Being Lab

1D1Uは終わるのではなく、「Method」になった。

2026.07.18 22:00

先週、私は不意に「1D1Uの定期開催を終わりにしよう」と思い立ちました。

論理的な理由があったわけではありません。ただ、直感的に「定期開催という一つの役割は、もう全うされたのかもしれない」と感じたのです。

そのため、現在開催中のプログラムは「1D1U FINAL TOUR」と銘打つことになりました。

しかし、このFINAL TOURを伴走しながら、ここ数日間、私はこれまでの軌跡について改めて深く思索することになりました。


22年間のブログ執筆とコーチング、そして8年間におよぶ1D1Uの運営。

「私はこの22年、いったい何をやってきたんだろう?」

過去を丁寧に振り返る中で、これまでバラバラの点として存在していた体験や思考が、少しずつ、しかし確実に一本の美しい線へと繋がっていきました。そして、ある重要な事実に気づいたのです。


「1D1Uという生き方は、いかにして人を変容させるのか」

その明確な答え、すなわち一つの強固な「メソッド(体系)」が、すでに私の中で完成していたのだと。

頭(思考)で認識するよりも先に、心(感性)はそれを察知していました。

あのとき感じた幕引きの予感は、「役割の終了」ではなく、「次なる形態への移行準備」が整ったことのサインだったのです。


1D1Uがもたらす変容のメカニズム

私が1D1Uを通じて伝えたかったこと。それは決して「何事にも動じない、反応しない人になること」ではありません。

私たちは日常の中で、常に様々な事象に直面し、自動的に反応します。

不安、焦燥、傷つき、イライラ。

それらの感情をなきものにしようとしたり、性急にコントロールして解決しようとしたりする必要はありません。

大切なのは、まずその状態を「そのまま置く」ことです。

このアプローチは、以下のようなプロセスを経て、人間の内面にパラダイムシフトを起こします。


Reaction(反応)

Allow(そのまま置く・許容)

Space(余白の誕生)

Question(本質的な問い)

Creation(新たな選択・創造)

Into the UNKNOWN(まだ知らない未来へ)


1. Reaction → Allow → Space

自動反応を否定せず、ただそこに「そのまま置く(Allow)」こと。すると、湧き上がった反応と、その次の行動との間に、わずかな「余白(Space)」が生まれます。


2. Space → Question

内面に余白が確保されると、そこに初めて本質的な「問い(Question)」が立ち上がります。

* 「今、ここで本当に起きていることは何か?」

* 「自分が真に大切にしたい価値観は何か?」

* 「この状況から、私は何を選択したいのか?」


3. Question → Creation → UNKNOWN

問いを起点にすることで、過去の延長線上にある自動反応ではない、全く新しい選択(Creation)が可能になります。そしてその選択は、私たちをまだ見ぬ新しいステージ(Into the UNKNOWN)へと導いてくれるのです。


「理解」は、常に後から追いついてくる

8年間、多くの仲間たちと共に実践し、積み重ねてきた智慧が、いま「1D1U Method」という一つの形となって姿を現しました。

不思議なことに、私がこれを言葉としてロジック化するよりも先に、私の心はその到来を知っていました。「この形(定期開催)を終えよう」という感覚は、決して活動の停止を意味するものではなく、「次のフェーズへ進みなさい」という、内なるゴーサインだったのです。


心はいつも、頭よりも少し先を歩み、次の景色を見つめています。

だからこそ私たちは、時として理由も分からぬまま、何かを手放したくなるのかもしれません。

その衝動にかられたとき、焦ってすぐに答えを出そうとせず、その感覚を「そのまま置いてみる」。

すると、少し時間が経ってから、「ああ、そういうことだったのか」と、意味が鮮やかに追いついてくるのです。


私にとって、1D1Uの定期開催を終了するという決断は、終わりを告げるサインではありませんでした。それは、「もう次へ進んでいいよ」という、心からの合図だったのだと思います。

そして、その合津をたどっていった先に、1D1U Methodがありました。


ここからまた、新しい探求が始まります。

Into the UNKNOWN.

まだ知らない、次の景色へ。