第38回山結びレポート(2026年7月18日)
7月18日(土)は、猛暑の中でしたが第38回山結びを開催しました。
連日の暑さで参加者の皆さんも少しお疲れ気味で、体調を考え、休憩多めでの作業となりました。
今回も引き続き、竹林エリア&新しい自然道の整備です。
6月の梅雨明けで、崩れているところなどないかと心配していましたが、大きく崩れているところもなく、整備した場所は安定した環境になっていました。
が、しかし。
梅雨の間に雨水をしっかり吸った竹がしっかりと成長していました。
<先月の作業後の風景>
<今月の作業前の風景>
1ヶ月でこれだけ伸びるんだなと竹の繁殖力に驚きです。
原因は梅雨だけではなく、前に整備した時に、根まできちんと処理できていなかったのが原因のようでした。竹を根本から抜いたり、根を弱らせるために傷を入れたりするのですが、それが甘かったようです。
中途半端にやってしまうと、1本の竹から複数の竹が生えてしまいます。竹を減らそうと整備したはずなのに、竹を増やしてしまうという状況。
なかなか竹は手強いですね。
新しく生えた竹は根本から取り除いて、ボサ置きに使います。前に作ったボサの竹が乾燥しているので、上から踏み潰して1つの塊になるように馴染ませていきます。
取り除いた竹の枝をボサに刺して絡ませ、さらに頑丈にしていきます。これをすることで、ボサと地面との接地面ができ、保水改善や生物の寝床となります。
今回、ボサ置きをしたことで、山が変わったことが1つありました。
それは「苔」が生えたことです。
乾燥した山の斜面にボサを置くことで、そこに雨水がたまりボサ周辺の地面の保水力が上がり、そのおかげで水が必要な「苔」が生えてきていました。日が当たらないジメジメした場所に苔は生えやすいですが、ここのように日も当たるし、風も通る場所に生えているのは環境が改善されてきた証拠です。
あと、雨水が地面に浸透しやすくするために、ボサの前も整備しました。
丸太枠を作り、地面が水平になるように整えます。落ち葉→土→落ち葉→土の順にミルフィーユ状に重ねていきます。こうすることで、ボサや山の斜面から流れ落ちてきた雨水の勢いを緩めながら保水まですることができます。
自然は人が思った通りにならないのは当たり前。
だからこそ、定期的に整備をして、状況にあった処理をしていく必要があります。
ただ、ちゃんとした知識を持って作業しないと、延々と同じことの繰り返しです。
そのあたりは、生態学者の瀬戸昌宣が詳しくレクチャーをして、どんどん改善していっています。
山結びは「講義」ではないので、聞いて終わり・教えてもらって当たり前ではありません。
得た知識を自分でどう作業に落とし込むかは参加者次第。
常連メンバーは、それを繰り返しているので、どんどん作業のクオリティが上がっています。
初参加や何度か来たリピーターさんも、「聞いて・作業して・自分で考え・アドバイスをもらって、また作業」を楽しそうにしていますし、怒られることもなければ、手取り足取り教えることもないので、もくもくと作業しています。気になることがあれば周りに気軽に聞けるし、ちゃんと教えてもくれますよ。
8月の山結びは猛暑が予想されるのでお休みです。(7月の今回でもかなり暑かった。。。)
次回、第39回山結びは9月19日(土)に開催です。
詳しくは山結びウェブサイトをご覧ください。
ご参加お待ちしてます!
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