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【環 境】コーセー 山梨県で南アルプス工場を稼働 エネルギーの地産地消モデル推進

2026.07.22 00:55

コーセーホールディングスは2026年7月9日、山梨県南アルプス市に、コーセーとして国内3つ目の生産拠点となる南アルプス工場を本格稼働し、同日に稼働式を行った。同工場では、山梨県が誇る豊富な水を化粧品づくりに最大限活用するほか、CO2を排出しない山梨県産の「グリーン水素」や、県営水力発電由来の電力を採用し、エネルギーの“地産地消モデル”を推進する。

同社は中長期ビジョン「Vision for Lifelong Beauty Partner―Milestone2030」の達成に向け、さらなるグローバル成長の加速を図るべく、生産体制強化の一環として同工場を建設した。“工場探しは水源探し”であるという考えのもと、化粧品製造に欠かせない清澄な水に恵まれた山梨県に拠点を構え、企業メッセージ「美しい知恵 人へ、地球へ。」に基づき、人と自然環境が共生するサステナブルな工場として稼働させていく。あわせて、稼働開始を契機に環境への取り組みを一層強化し、その中核を担う環境戦略として、水ストーリー「Water, Life, Beauty」を策定・公開した。

人と自然環境が共生するサステナブルな南アルプス工場においては、工場内での水資源の循環に積極的に取り組むとともに、山梨県の豊かな水資源を活用したエネルギーの“地産地消モデル”を推進する。化粧品製造に不可欠な熱エネルギーは、山梨県が推進する「やまなしモデルP2Gシステム」によって、米倉山電力貯蔵技術研究サイトで製造されたグリーン水素を活用する。2040年までに従来の化石燃料から段階的に100%水素に転換する計画である。さらに県営水力発電由来の「CO2フリー電力」を採用しているほか、山梨県の日照時間の長さを活かし太陽光による自家発電も行う。なお、水力発電によるCO2フリー電力で、建設工事に用いるエネルギーのすべてをまかなうのは、全国で初めての事例となる。

また工場内物流の自動化で省人化と作業負荷軽減を両立し、デジタルを用いて熟練工の技術を誰もが再現できるようにするなどして、効率的かつ安定して高品質なモノづくりを実現している。働く人を中心に考える「ヒューマンファースト」を掲げ、過酷な作業の機械化やアシスト設備の導入により、安全で高効率な生産体制を構築している。

新工場では山梨大学と共同で、工場の敷地内で採取される水の由来について研究を行ってきた。稼働式では、最新の生産ラインを披露するとともに、大学との研究発表も行った。さらに同日15時頃には、同工場で生産された最初の製品がトラックへ積み込まれ、全国に向けて出荷された。


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