1.1%。
結構インパクトある数字のニュースが広がったからか、Xのタイムラインもそれなりに賑わって、奮起されている方々も多いことと思う。
海外製を日本に送り込んでいた古い知り合いでさえ、このニュースを見て「国産品の勝ち筋はないか?」と質問してきたくらいである。どの口が言うのだろうか。商機とみたんだろう。
こうやって消費ネタにされないためにも、生き残っている繊維戦士たちは粛々とやっていこうではないか。
ただ、僕は入隊直後から日本国内でしかモノづくりしてこなかったから(海外から技術指導を頼まれたことはある)、危機感はあるにせよ(海外も結構普通に色々作れるし)、過去のブログを遡ってもらったらわかる通り、なるべくしてなった(傲慢チキな作り手も多かった)とも思っているので、熱くなって「守らねば!」みたいな空気を嘘でも醸し出せない残念な生き物になってしまった。
だからじゃないけど、一旦落ち着いて、数字を比べてみることにした。
以下は(出典元※印)を参考にGeminiでグラフにまとめてもらったものだ。
※金額ベースは経済産業省「繊維産業の現状」や矢野経済研究所「アパレル市場に関する調査」などのデータを基にした、金額ベースの推移から抽出
※数量ベースは日本繊維輸入組合の統計(数量ベース)をもとに、過去35年間(1990年〜2025年)の主要な節目と直近のデータから抽出
※事業者数推移は日本の繊維・アパレル製造業の事業所数(工場・製造事業者数)の推移(経済産業省「工業統計調査」「経済センサス」等に基づく)から抽出
※新設件数は中小企業庁の「中小企業白書」や厚生労働省の「雇用保険事業年報」などに記載されている「繊維工業・アパレル製造業の開業率(新設率)」の推移から抽出、廃業は公的統計(経済産業省「工業統計調査」「経済センサス」)の事業所数減少幅、および東京商工リサーチ・帝国データバンク等の倒産・廃業動向調査(年間の廃業率は概ね4〜6%前後)をもとに算出した推計推移から抽出なので、実数確定値ではない
※総務省国勢調査と人口推移から抽出
はい、どうでしょう。
感想はそれぞれあると思うけど、僕が一番おもしろいと思ったのは市場規模と供給総数量のデッドクロスが1995年~2000年の間に起きていること。あと総量に対しての国産シェア率は金額ベースだと健闘しているのではないか?ってことと、供給量に対して市場規模のシュリンクが半端ない。マジ繊維デフレ。っていうか1990年とか20億点で15兆円ってどんだけ高い服売れてたんだよって、ね。思うよね。きっといい時代だったんだろうな。小学校に入るくらいの頃。
それ以外は普通に相関性があるのでこれといって感想なし。そらそう(´・_・`)という気持ち。
最後の労働人口が生産人口のグラフと相関していないのは、シニア層によるカバーらしい。
逆に言えば、金額ベースの国産シェア率は25%近くあるので、市場全体が微増でもしていけば、生き残った人たちにとって伸び代は結構デカいのではないか。金額ベースは服だけじゃないかもね。繊維市場全体のことかもね。だとしたらちょっとわからんけど。
事業者が増えて、減る方から逆転していく未来がある可能性は低いので、僕らは僕らでやりたいことをできるような環境を整えて粛々とやっていこうと改めて思った。だからSADOBASE作ったしね。楽しみながらやっていこうと思うよ。
それはそうと、暑いね。何着ても暑い。機能性繊維とか余裕で突き破ってくるね。もう機能性うたうのは消費者からすると全部嘘になってしまうくらい夏が強いね。
くれぐれも熱中症にはお気をつけて。