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2026年 7月26日

2026.07.26 14:53

 暑い日々がやってきた。この時期にしっかりと汗をかいておかないと、なかなか体が夏向きになってくれない。梅雨明け直後の頃の、湿度の強い暑さの中で汗をかくと、始めの内は、ねばついた匂いのきつい汗が出るが、それを数日続けると、水のようにサラサラとした、臭いの無い汗に変わって行く。そうなると、体が夏向きになってくれたと実感する。

 よし、これでこれからの猛暑にも対応できるぞ、と思う頃には、今年最初のススキの穂が出始めている。8月に入ればすぐに立秋だ。今年の暑さは、これからどうなるかな。

 ここ数日は、猛烈な暑さはいったんお休みして、連日雷雨になっている。どうも、北から冷たい空気が来ているらしい。だとすると、今年は昨年みたいに、情け容赦のない暑さが、ひたすら続くという事はないのだろうか。まあ、時々でも暑さが和らいでくれるのは有難い。この土日は雷雨のおかげで昼でも過ごしやすかったし、夜は涼しかった。

 前回の日記で、街路樹について少しだけ書いた。人から聞いた話だけど、昨今、街路樹に関しては、いろいろと動きもあるらしい。

 相模原市でも例外ではないのだけど、近年、木がいきなり倒れてきたり、太い枝が落ちてきたりして、被害を生じさせる例が増えた。そうなると対策を講じなければならなくなる。

 街路樹で言えば、まずは樹木医に診てもらって、いきなり倒れてしまうような可能性のある木を見つけてもらう。特に街路樹では多く植えられている桜(ソメイヨシノ)は、老木になると幹の中に空洞ができやすい。一見、太い巨木に見えても、わずかな皮の辺りの部分だけで立っている場合もある。そんな木は台風の時は危険だし、また台風のような原因が無くても、ある時に何の前触れも無く倒れる事もある。こういった木は早めに伐採しておく必要がある。

 伐採した後に、また街路樹を植える事になるのだが、ここで何を植えるかで議論があるらしい。何しろ危険性が指摘された木を伐採したのだから、次に植えるのは、なるべく危険性の少ない木を植えたくなる。

 前述の通り、ソメイヨシノは空洞ができやすい桜だ。じゃあ、同じ桜でも、できるだけ空洞の出来にくい桜を選ぼうという考えも出て来る。すでにそういった研究はあるようで、「じゃあ、この品種の桜を植えてみますか」と、いろいろ候補もあるようだ。もしかしたら桜並木も、時代の移り変わりで雰囲気が変わって行くかもしれない。

 また木の形にも問題が出て来る。街路樹では、できるだけ垂直方向に枝を伸ばして欲しいと言う希望があるようだ。というのも、枝が横方向に伸びる木だと、日陰は広く出来るかもしれないが、道路沿いの街路樹の場合、車の走る道路上に枝を伸ばしてしまう。それが車とぶつかるとやっかいだ。

 また、秋になると盛大に葉っぱを落とすのも困るようで、街路樹の側に家がある場合は、そこの住民から苦情が来るし、また落ち葉が下水路に続く排水路を塞いでしまうことがある。それに、木が成長するに従って、根っこが張り出して、根本近くの路面をぼこぼこに浮き上がらせてしまう。石畳は破壊されるしアスファルトもヒビが入って持ち上げられてしまう。

 こんなふうに書いてくると、もはや街路樹は問題ばかりを引き起こす厄介者にしか感じられなくなってくる。なので、極力、問題を引き起こさない木の種類を選ぼうという発想になるらしい。

 ただ、私はその流れに対して、もう少し様子を見てから判断してもいいんじゃないか、とも思う。確かに維持には難しい街路樹かもしれないが、この近年の猛烈な暑さを思うと、今一度、街路樹の価値を積極的に評価していく時期も、いずれ来るのではないか。

 夏のあまりの暑さで、なかなか犬の散歩も出来ないという話を聞く。路面の温度が高くなりすぎて、犬の足が危険になってくるからだ。犬に限らず、このところの猛暑は「災害レベル」といっても言い過ぎではなくなってきた。となると、街路樹にも「災害対策」としての役割を与えられるようになってくる。

 夏の暑い日差しを、深い木陰で遮ってくれる道は、そこを歩く人々にとって、有難いものになるに違いない。

 街路樹の近くに住む人たちだって、秋の枯れ葉には悩むかもしれない。でも、いざ街路樹を無くしてしまったら、いままで得ていた恩恵を再確認する事もあるのではないか。だいたい、失って初めて気づく恩恵と言うものは多い事だろう。

 都市部で日没後でも温度が下がらないのは、日中に太陽光を浴びた道路やコンクリートが蓄えた熱を、夜になっても放出しているから。でも、街路樹が日光を遮っていたら、道路も気温以上には温度が上がらない。それだけ、夜になったら涼しくなるのも早いだろう。

 街路樹のデメリットばかり気にする気風が増えてしまうと、猛暑対策としての街路樹の役割を見失ってしまう。それは、猛暑が常態化した今では、判断を誤ると思う。