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K I h o u

5月 |

2026.07.27 02:29

5/1

121/365日目 | 『クラゲ鎧の!』
この前はありがとう. おかげで夜鯨に会えたんだ!君の作った鰭の鎧はとても丈夫でしなやかで、水生の獣になれたようだった. 「そうかいそうかい. 新作もあるよ、今夜もいかが?」

5/2

122/365日目 | 『羽毛の下に』
きみ、この前会った時より飾り毛が伸びたのね. その姿もとっても可愛いわ. …幼鳥のようだけど、羽毛の下に鱗を見たのは、気のせいだったかな?

5/3

123/365日目 | 『山羊座に手綱を』
「まだ少し早いけど、乗せてくれる?」旅人は山羊座に手綱をかけて、鷲の星へ近づくことにします. この時はわし座の方が温厚だなんて、ちっとも知らなかったから.

5/4

124/365日目 | 『花に名を聞く』
野に生えず横たわるあなたの名前、教えて. 私が香りを嗅いで、図鑑で調べて、知ることもできるわ. でもこれから旅に連れていくのだから、あなたから聞きたいの.

5/5

125/365日目 | 『沿って泳げば』
ワニのお姫様が教えてくれた. 川底や海の中はとても広い、泡に揉まれないよう、魚たちに沿って泳ぐんだよ、って. “尾鰭があっても道に迷う. 陸で生きていたから”

5/6

126/365日目 | 『銀蛇の住処』
銀蛇の帰り道、シュルシュルと巻き付くのにぴったりな“跡”があった. そういえばレーベンも巨大な跡の空洞に住んでいたなって. 彼もなのかな?

5/7

127/365日目 | 『幼い王』
今夜、僕は王となった. 小さな身体を隠すためだけに覚えた唯一の魔法を披露しよう. ああ、記憶の彼方、雲の街で見た竜の少女にこの姿を明かせばよかっただろうか.

5/8

128/365日目 | 『彗星のように』
鱗粉降らしてふわふわ飛んで、そうしたら滑らかに踊る獣に会った. 夢遊世界に「ゴウ。」と落ちた彗星のようだった.

5/9

129/365日目 | 『君と見た夢』
うみがめの星を見つけたから、私はまたあの夜のように手綱をかける. そうしたら「僕はゆっくり泳ぐ. それでもいいなら」と言うので一緒に海の夢を眺めてきた. 手綱なんて要らなかった.

5/10

130/365日目 | 『旅人の話を聞かせて』
きみ、旅人に会ったの?そうかい、彼女は水生を生きる方法を見つけたんだね. ワニのお姫様が聞いたら喜ぶだろうな.

5/11

131/365日目 | 『神樹塔のオコジョ』
「神樹塔の夢で願った記憶のこと、オコジョが忘れていないといいけれど. 」このワニのお姫様は、すでに塔の麓にひとつの芽がでていることをまだ知りません.

5/12

132/365日目 | 『今度は犬になれる魔法』
イヌ科の嗅覚は泉の中でも凄いのよ. だってそれで宝物を見つけ出せたから、毛玉たちにもリボンのご褒美をあげたわ. 夢みたいね、夢だけど.

5/13

133/365日目 | 『成獣となって』
街で見た旅の子に、やっと会うことができた. 檻で囲ってしまえば簡単だけれど僕は人間になる魔法も得意だし、そんな必要はないよね.

5/14

134/365日目 | 『竜庭の球』
竜が運ぶ彼らの住処、飛んでいる内はずっと小さく見えるのに、とっても軽そうに浮かんでいるのに、地に着くとびっくり. まるで月を引っこ抜いてきたかのような、大きな庭園だった.

5/15

135/365日目 | 『メロウの絵本』
メロウが創った絵本があるんだって. 私小さな頃に読んでもらったことがあるわ. リボンのように長い尾の鳥が側で唄ってくれた. あれ、夢だったのかな?

5/16

136/365日目 | 『君と何処まで、どこまでも』
ねえヴェル、君は僕たちより速く夢の中を駆けられる?ねえ仔馬の子、きみは僕たちより楽しい夢の地を知っている?ああ毛玉たち、そうともそうとも. 「「「今夜は遊び回るぞー!」」」

5/17

137/365日目 | 『お姫様って』
夢遊世界にはお姫様がたくさんね. 王冠が海と宙で手に入るものだと知れ渡り、誰でも王や姫に成れるようになった. 「みゃぉ」

5/18

138/365日目 | 『目を閉じる旅』
此処は夢だけど、もう一度目を閉じて旅をしてみるの. そう、見慣れた夢遊世界から一変、私の生きた景色を見せてあげる.

5/19

139/365日目 | 『僕はルーク』
「駆けっこ?いいよ、じゃあちょっとだけ待ってあげるね、人間は僕たちより走るのゆっくりだから.」

5/20

140/365日目 | 『僕はライリー』
「もうおしまい?もっと走って来ていいよ、僕はここで休んでいるから. ルークが来たら教えてね.」

5/21

141/365日目 | 『姿願いをして』
「ねえライリー、あの境界窓を通ってから、きみ少し大きくなってない?」「うん、水竜へ姿願いをしたからね」「え!僕てっきり願いの先はタツノオトシゴかと思っていたよ…」

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142/365日目 | 『獣におめかし』
兎の獣はすばしこくて、リボンひとつかけることでさえ難しいんだって. 瞳が翡翠のようだから、翡翠晶はとっても似合うと思ったんだけどな…

5/23

143/365日目 | 『半透明の頬』
迷彩でもないし、透明マントでもないけれど、私たちの小さな願いを練り込んだ、特別な頬色のリボンなのよ.

5/24

144/365日目 | 『僕と星遊びをしない?』
この間ワニのお姫様を見かけた時、彼女川の底で優雅にリボンを染めていてさ、すてきな午後を過ごしてるなって思った. 僕は心の中で遊びに誘うので精一杯だ...!

5/25

145/365日目 | 『黒獅子の王子・ローエイ』
僕がいつか成獣となっても、君は今の僕を忘れないでくれ. これから人間に見える魔法を使いこなし、立派な王になってみせるけれど、僕は永遠に獅子だから.

5/26

146/365日目 | 『あなたと星遊び』
美しい赤薔薇のリボンをありがとう.このまま帰るのも寂しいから、今夜は星遊びをしましょう. 細く長く練り伸ばした星の糸でフリルを作って、そうして空へ還すの.

5/27

147/365日目 | 『記憶の戸棚の夢』
僕が旅人のような姿になったなら、僕がもう少しだけ小さくなれたのなら. そう願いの種の前で呟いた. 夜空に流れ星が見えたから.

5/28

148/365日目 | 『境界を預ける』
旅人は大きな銀蛇に境界の鏡を渡すと、宝石を編み付けてあげました. 「綺麗なものが好きって言っていたよね、護衛には役立たないかもしれないけれど、よければもらって」

5/29

149/365日目 | 『私についてくる?』
わたし、機嫌がいいのよ!夢遊世界で気分なんて関係ないのだけれど、とにかくわたしについておいで. 新しいヘッドドレスを作ったの.

5/30

150/365日目 | 『私はこうありたい』
旅人は、“いつか獣になりたい”と願い夢遊世界を旅していました. そうして毛玉たちに囲まれ眠った夜、彼女は初めて夢の中で夢を見ます.

5/31

151/365日目 | 『夜空浴び』
僕たち、元は何色と呼ばれていたと思う?シロクマ、だよ. けれど夜の夢の中で遊んでいたらクロクマになっちゃった. 星もついてて可愛いでしょう?